俺がオメガのはずがない―――

少年の境界 1

shounen no kyoukai

少年の境界 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神80
  • 萌×251
  • 萌17
  • 中立4
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
22
得点
659
評価数
156
平均
4.3 / 5
神率
51.3%
著者
akabeko 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
シリーズ
少年の境界
発売日
価格
¥638(税抜)  ¥690(税込)
ISBN
9784799733943

あらすじ

自分の一生を左右する性別検査。
男女とは別に存在するα・β・Ω性は、
そのまま社会的地位をも分ける。

性別検査を受検したゆかは、
仲間内で自分だけがΩだという事実を突き付けられた。
クラスでの孤立、αである友人の大我を恐れ、
Ω性であることをひた隠しにするゆか。

しかし保健室に駆け込んできた幼なじみである薫の様子を見て、
大人しく地味な彼が自分と同じΩ性だと気付き――?

表題作少年の境界 1

朽木 薫(α) 学生
ゆか(Ω) 学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数22

目から鱗が落ちた。

とりあえず、今まで読んだオメガバース作品の中で、確実に一番重いです。読み応えたっぷり。ものっすっごく先が気になるところで終わってるのですが、次巻、1年以上先とは……。そんなに、待てませんがな(泣)。

あらすじは、先行レビュアー様にお任せして、省略いたします。考えさせられたことを、以下つらつらと。

オメガバースにおけるα、β、Ω性は第二の性別、ということを、これまで深く考えず、何となく当たり前に受け入れてきました。これまでに読んだほとんどのオメガバース作品は、主人公がすでに成人していたり、思春期の少年たちだったとしても、物語が始まる時点で性別がすでに判明しているとか、αとΩがヒートによってそれぞれの性別を自覚する展開だったりしたため、そこは前提として受け入れていて、あんまり疑問をもたなかったんです。

ところがこの作品では、一定の年齢になった少年少女が、学校で性別検査を受けることでそれが判明する。必ずしもフィジカルな自覚を得られるわけではないまま、自分の性別を、知識として第三者から知らされることになる。その結果、生まれてこのかた十数年間抱いてきた性自認が、実際の性別と異なることだって、あり得る。そう、つまり。

オメガバースって、一種のトランスセクシュアルものなのか。これは個人的には、目から鱗が落ちたレベルの発見でした(今さらか)。タイトルにある「境界」は、年齢的なものもそうだけど、性別的な問題も、多分に含まれているような気がします。思春期におけるメンタルとフィジカルの複雑な関係を、上手くあらわした秀逸なタイトルですね。

そのことに気づかせられるくらい、作中、主人公のゆかの、自らのΩ性に対する戸惑いが丁寧に描かれています。いや、これはキツいですね。作品によってΩの社会的地位は結構違いますが、この作品では、妊娠特化の性別とされているので、余計に。自分が産む性だなんて思ったこともないのに、いきなりそれが判明する。知って、考えてしまうと、その影響がフィジカルにも現れる。自分を孕ませることのできる、αが怖くなる。ついさっきまで普通につるんでいたはずの、友達さえも。そこへ自分が少数者=弱者であることへの絶望や焦燥が上乗せされ、思春期特有の孤独感や過剰なまでの自意識で、読んでるこっちまで胸の底がヒリヒリする。

テーマ自体は、本能と精神的な愛情の狭間という、オメガバース作品の王道を行くものです。1巻までの展開では、それは暗示されるだけに留まっていますが、この先、「運命の番」という例のアレが、どこまで前面に出てきて、物語に影響を与えてくるのか。気になって気になって、仕方ない……。1年待つの、ほんと辛いです……。

7

名作になるかも?

本文とかきおろしを読んだ後の先行き不安な感じが適度に心地よく、続きがすごく気になっています。

もう少し絵が一般受けしていたら、もっと人気が出ていたかも…でもとても読みやすかったです。とにかく絵で判断せずに読んでみて欲しい一冊で、J-POPのような瞬発力はなくても、演歌のようにジワジワ人気が出てくるシリーズの予感がします…とか余計な心配をしていましたが、発売日から二日で大量重版が決まったとか。

他の方のレビューを読んでみて、次の発売まで待つのが大変そうだなと思い、二巻の発売と同時に一巻を買ってみようかなとも思ったりしたのですが、ウッカリ読んでしまい・・・

予想通り、運命の行方の分からなさ具合に、次の発売まで待つのがまさに苦役状態です。二巻も引き込まれるような展開だったら良いなあ。

『運命の通りに生きることが果たして幸せな事なのか』というテーマがあるようです。ここでいう『運命の通り』とは、感情より本能に従う事が幸せな事なのか。と、言い換えることもできそうです。こういうストーリー大好きです。

5

次巻1年先...遠過ぎます...。

Ωとは、運命の番とは....初心になりオメガバースを考えさせられる作品でした。

他の方のレビューにもあるように重い内容です。
男性でも女性でもない自分に戸惑い、孤独を感じるゆか。友達も離れ、同じΩだと思っていた薫に犯される。望んでなくても本能には抗えない。

2巻では、1巻で番になり一見幸せになったあとにお互い運命の番が現れますよ的な内容らしいです...。
正直、かなり面白い作品だと思います。
こんなの、1年先までまちきれるわけがない...!!
一年後にワープしたいです。

4

Ωの絶望

akabekoさん 外しません
素晴らしいです
既刊3冊も面白かったけど大好きなオメガバースでakabekoさん
どんな話を持ってきてくれるかとワクワクしていましたが期待を裏切りませんね
運命には逆らえないのか?がテーマならかしこまりましたディスティニーと同じなのかな?
あちらも良かったですが、こちらは不安な空気に胸がザワザワします

あと1年待つんですね
辛い

4

これからの展開気になる。二人に頑張って欲しい・・・。

受けは最初やんちゃでツンだったけど、バース診断後からはショックや周りの同級生の急な対応変化で(彼らは受けが変わったと言う)、悲しさ苦しさのどん底に。行き成りあんなことがあったら無理も無い。あんなに元気な子だったのに・・・。読んでて辛かった。

攻めの子は健気で受けの一歩後ろを着いて行く子だったけど、この診断がきっかけで受けを守ろうと、苦渋の選択で番に。意外と度胸があって強い子だった。受けは、オメガとしての自分を受け入れようと、半ば諦めた様に、攻めはせっかくアルファなんだから子供欲しいと思うから、自分はオメガとして生むよ、見たいな事を言うけども、攻めは受けが望まないなら生まなくたって良いと、選択肢をくれて、ああいった状況で番になってしまったけど、受けの事を考えてくれる攻めが優しかった。

続きが楽しみ。2人にはまだ色々な試練があると思うけど、頑張っていって欲しいし、どんな形になったとしても、幸せになってほしい。

4

捕食されちゃう主人公

オメガバースは受が女みたいで苦手なのですが、こちらの作品は男の自分がΩだとまだ受け入れられない主人公の心の葛藤が良かったです!

暗い幼馴染を見下したり、イケイケグループに属していた主人公
しかし一瞬にして捕食される側に立ってしまい、友達に怯え、自分の身体の変化に戸惑う心理描写にゾクゾクします

まだ運命の番と出会っていない薫(α)と番になってしまったゆか(Ω)
そしてお互い気づいていないがゆか(Ω)のすぐ近くに運命の番である大我(α)がいる

ゆかはヒート状態で薫もラットを起こしていたので最初は2人が運命の番だと思ってました
ゆかが大我に強姦されそうになった時も薫が必死に庇い首を噛んだので
これで両想いになって終わりかな?めでたしめでたし

と思ってたのにーー!

書き下ろしで大我がゆかの運命の番であることが発覚!
運命の番と結ばれる王道の設定かと思いきや、このどんでん返し

びっくりしました!!

じつは、読んでる時
大我くんのが好みだなーゆかと大我くんのが相性良さげじゃない?
でもストーリー的に薫くんが番っぽいなー
大我くんただの当て馬かー
残念だな〜

と思ってからのこの展開
すっごくゾクゾクした\(^o^)/

Ωを性処理道具としか思ってなさそうなクズい大我くんが動揺してる〜
ゆかを意識し始めたらあの冷めた顔がどうなるのかな〜
楽しみすぎるー!!

運命に抗えるかがテーマの作品っぽいので、
薫とゆかの恋愛がメインだとは思うけど、大我くんには頑張ってもらいたい

ゆかは最後にどちらとくっつくのか
そして薫の運命のΩが現れた時にどうなるのか……!

続きめちゃめちゃ気になります!

4

オメガバースという設定がフルに生きている

2巻が発売になるのに合わせて再読。レビューしていなかったので、今更ながらレビューを。

人気の上昇に伴い、様々なパターンが出尽くした感のあるオメガバースものですが、この作品はオメガバースの新境地を切り開いた作品だと思います。それでいて、「オメガバース」という設定がフルに生かされている作品でもある。

3つの「性」に分けられるオメガバース。
「子どもを産む」ためのせいであるΩは、この作中では卑下されるべき存在として描かれています。

男でありながら「子を産める」Ω。
自分がΩであるという事実を、高校生という多感な時期に知ったゆかの葛藤と、それに伴い変わってしまった人間関係が、実に緻密に、そして繊細な描写でもって描かれている。

子どものころからゆかを一途に想い続けてきた薫。
そして、ゆかを自分の子を孕ませる対象として扱おうとする大我。

この三人の三角関係になるのかと思いきや、最後に落とされた「爆弾」に、この作品の本質が込められています。

出てくる登場人物たちの思考回路が、実にリアルです。
綺麗な面だけでなく、心に潜む闇もがっつり描かれていて、そのストーリー展開の仕方がakabekoさん作品の大きな魅力の一つであることに間違いないと思うのですが、そのブラックさゆえに好みもわかれる作品かもしれません。

が、個人的にはめっちゃツボに突き刺さる作品でした。

文句なく、神評価です。

2

番う意味

かなり面白かったです!オメガバースをそんなにたくさん読んだことはありませんが、すごく引き込まれました!物凄くオススメです!

運命の番じゃなくても、守りたい…好きだから。

ずっとαだと信じていたのに、結果はΩだったゆか(受)。そんなゆかを、運命の番ではないと悩みつつ、それでも守りたかったαの薫(攻)。常にゆかを最優先に考えてくれる薫が、番になっても、αとΩの関係であっても、そんなことより、"ゆかはゆか"と、ゆかを1人の人間として大切に思っている気持ちがすっごく伝わりました。Ωに対しての辛い扱いや対応も、仕方ないといえばそうかもしれないけど、それでも薫は、ゆかを守りたかったんです、だから番になりたかったし、なったんです。ゆかへの"好き"という感情の押し付けよりも、"親友でいて支えたい"という、"ゆかが望む関係"でありたいという薫の優しさが、私にはむしろ薫目線で薫自身にとっては残酷にすら感じました。薫が背負う運命は"大好きなゆかを番に出来たけど、ゆかとは一生親友の関係"なのかな。ゆかの背負う運命は、"運命の番じゃない人と番うこと"なのかな。幸せそうに見える2人ですが、どこかモヤモヤしたスッキリ感が無いのは、彼らの中に残るわだかまりなのか、この2人の続きが知りたくなりました。本当の幸せはまだ掴んでいない気がします。

当て馬的位置で、ゆかの運命の番?と思われるαの大我がいます。ゆかを無理やり番にしようとしたところを薫に制止されます。乱暴にも思えますが、サッパリした部分と妙な執着心的な部分も持ち合わせているようで、かなり気になる存在でした。

続編があります。
必ず読みたいです!!

1

暗い話かと思いきや。。。

明るい話でもなかったけどw
こんな名作を今読んだなんて!!
みんな読んで欲しい。

0

面白い!森世さんyohaさんに続く個人的ヒット!

akabekoさんの待ちに待ったセカンドコミック\(^o^)/
あまり得意ではないオメガバースで購入をちょっと迷いましたが、迷う必要なんてない面白さでした。
設定をしっかり活かしながら「残酷」と「救い」を絶妙のバランスで存在させているakabekoオメガバースの世界は、不穏な空気がガンガン流れつつも大変面白く、ページを捲る手が止まらなかったです!

リブレのオメガバース作品を読むのはこれが初めてなので、最初の説明ページを念入りに読むところから。レーベル毎に最初のインプットが要るのは少々めんどくさいですが、その差異こそにレーベル色が出ている気もして面白い。
私的に馴染み深いのはふゅーじょんぷろだくとですが、そちらの設定と大きく異なっていたのは以下の3点。
─────
・妊娠可能な性別
こちらでは男のαとβは妊娠しない性で、男で妊娠するのはΩのみ。女はどの性も妊娠可能。
・自分の性別を知るタイミング
学校で行われる血液検査によって、自分がα、β、Ωのどれなのかを知らされる。
・番のしくみ
一夫一妻制の結婚制度に近く、番になれば双方お互いにしか発情しなくなる。
恋愛感情よりも強い力で惹かれ合う「運命の番」というのが存在する。
─────
Ω男の悲劇性を増長させるような設定が目立ちますね。
さて、この設定でakabekoさんはどんな物語を展開させるのか。



私が思う本作の面白味はずばり、「運命の番」からロマンティック成分が全く排除されているところだと思います。
運命で惹かれ合うっていうのが動物的(本能的)な解釈で描かれてる。
つまり、理性(恋愛感情)で惹かれ合う相手と本能で惹かれ合う相手がイコールじゃない。
「好き合う2人が結ばれたらハッピーエンド」ではない、というかなり残酷なストーリーです。

高校生という多感な時期に、ヒエラルキーに直結するにも関わらず自分の力ではどうすることもできない性別を突然知らされ、昨日まで友達だった少年たちは孕ませる側と孕まされる側に振り分けられる。
これは成長してから自分のセクシャリティと向き合う類の話とは訳が違うと思うのです。
もっと過酷な抜き差しならない問題を孕んでる。
受け入れたくなくても身体の変化がそれを許さない。
変わらず友達でいたいのにラット(αの発情)やらヒート(Ωの発情)やらがそうはさせるかと言わんばかりに少年たちの理性をぶち壊しにかかる。
akabekoさんの作風が後押しして、かなり容赦無く描かれています。

だけど救いはある。
幼馴染の存在。
ならば、とお互いを大切に思い合う者同士で番になるのですが───

akabekoさんが投げかけるテーマが重くて唸ってしまいました…
「理性で惹かれる相手(=好きな人)と本能で惹かれる相手(=運命の番)、どちらを選ぶのがこの世界で“自分と相手を”幸せに出来る選択なのか」

不穏なトライアングルが予想される本作、結末が見えなさ過ぎて次巻が待ちきれません…(>_<)
読む前は他のレビュアー様方のレビューを拝読させてもらいながらコミックの続刊が1年後なんて珍しいことではないのでは?と思っていましたが、今は皆様の悲痛な叫びが痛いくらいに分かります。
アンソロが電子だし買っちゃいそうだー

【電子】シーモア版:修正×(白抜き)、カバー下なし、裏表紙なし、電子限定特典(4p)付き

6

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