俺がオメガのはずがない―――

少年の境界 1

shounen no kyoukai

少年の境界 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神58
  • 萌×241
  • 萌8
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

150

レビュー数
20
得点
481
評価数
113
平均
4.3 / 5
神率
51.3%
著者
 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
シリーズ
少年の境界
発売日
価格
¥638(税抜)  ¥690(税込)
ISBN
9784799733943

あらすじ

自分の一生を左右する性別検査。
男女とは別に存在するα・β・Ω性は、
そのまま社会的地位をも分ける。

性別検査を受検したゆかは、
仲間内で自分だけがΩだという事実を突き付けられた。
クラスでの孤立、αである友人の大我を恐れ、
Ω性であることをひた隠しにするゆか。

しかし保健室に駆け込んできた幼なじみである薫の様子を見て、
大人しく地味な彼が自分と同じΩ性だと気付き――?

表題作少年の境界 1

朽木 薫(α) 学生
ゆか(Ω) 学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

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レビュー投稿数20

Ωにとっては運命は残酷。

オメガバースもの。
オメガバースの中でも、出てきた当初によくあったような性的に犠牲になるΩ性の哀しさ不憫さが強調されるような設定かな、と感じました。
今までは皆同じ場所に立つ友達として同等だったのに、性別検査により自分だけがΩとわかり、人には言えない感じ、またフェロモンを感知されて襲われそうになる恐ろしさと惨めさ、誰も助けてくれない絶望…
この1巻は思いがけずΩだったゆかの遭遇する不幸な事件が描かれます。
不幸、と言ってしまうのはまだ1巻であるしなんとも言えないけれど、ゆかは友達の前でヒートが起き、αでありΩを軽視し侮蔑するような言動をする大我に襲われそうに…
そこを、いつもゆかの後をくっついてきた気の弱くて優しい薫が、「番」にするという選択でゆかを助けるのだけれど…
「運命の番」ではないのに高校生で番になった2人はこれからどうなるのか。
ゆかが自分の「運命の番」だったのでは?と気付く大我はどうなるのか。
なんとも不穏な1巻です。



この作品のテーマと同じく運命よりも愛を取るオメガバース作品として、雨宮かよう先生の「とろけるほどに咬まれたい」を思い出しました。(こちらはΩくんの方に運命の番が現れるが…というお話だけど、愛を選んでスーパーラブラブです。)

0

番う意味

かなり面白かったです!オメガバースをそんなにたくさん読んだことはありませんが、すごく引き込まれました!物凄くオススメです!

運命の番じゃなくても、守りたい…好きだから。

ずっとαだと信じていたのに、結果はΩだったゆか(受)。そんなゆかを、運命の番ではないと悩みつつ、それでも守りたかったαの薫(攻)。常にゆかを最優先に考えてくれる薫が、番になっても、αとΩの関係であっても、そんなことより、"ゆかはゆか"と、ゆかを1人の人間として大切に思っている気持ちがすっごく伝わりました。Ωに対しての辛い扱いや対応も、仕方ないといえばそうかもしれないけど、それでも薫は、ゆかを守りたかったんです、だから番になりたかったし、なったんです。ゆかへの"好き"という感情の押し付けよりも、"親友でいて支えたい"という、"ゆかが望む関係"でありたいという薫の優しさが、私にはむしろ薫目線で薫自身にとっては残酷にすら感じました。薫が背負う運命は"大好きなゆかを番に出来たけど、ゆかとは一生親友の関係"なのかな。ゆかの背負う運命は、"運命の番じゃない人と番うこと"なのかな。幸せそうに見える2人ですが、どこかモヤモヤしたスッキリ感が無いのは、彼らの中に残るわだかまりなのか、この2人の続きが知りたくなりました。本当の幸せはまだ掴んでいない気がします。

当て馬的位置で、ゆかの運命の番?と思われるαの大我がいます。ゆかを無理やり番にしようとしたところを薫に制止されます。乱暴にも思えますが、サッパリした部分と妙な執着心的な部分も持ち合わせているようで、かなり気になる存在でした。

続編があります。
必ず読みたいです!!

1

心ザワザワ系オメガバース

リブレのオメガバースもの初めて読みました。
それぞれ出版社ごとに若干オメガバースの設定が違うのかな?
リブレの設定ではαの発情期が『ラット』でΩの発情期は『ヒート』、ふゅーじょんではαの発情期が『ヒート』でΩは特別な呼び名なし。
最初ちょっと混乱しました。ふゅーじょんの作品しか読んだことないのでラットって何?!ヒートってα特有じゃなかったっけみたいな…。
オメガバースは書き手によって自由な設定ができるのが魅力のひとつみたいですが、個人的に商業では設定統一してほしいかなあ。

内容はakabekoさんらしい胸に刺さるお話でした。
思春期の子が突然未知の性で区別されるってすごく怖い。今まで普通の男子のつもりでいたのに、友達から急に『雌』として見られるのはひどすぎます。
オメガバースってなかなかに残酷な設定なんだなあと改めて思いました。
ほんとに結構怖くてゾワゾワしながら読んでたんですが、やっぱりエロシーンはエロくてつい盛り上がってしまいました。
akabekoさんの書き文字がエロエロで大好きです。
そしてラストなんですが、ゆかの笑顔とは裏腹にこの先の波乱しか見えません…。

1

閉鎖的空間でのオメガバースをよく練ってある

 オメガバースの美味しくもあり複雑でもある設定を学校という閉鎖的空間にあてはめ、存分に活かして描かれていました。幼馴染との優劣関係が逆転してしまうところや、築いてきた友人関係が破綻してしまうところなどは、実際に学生時代に性別検査をしたらきっとこんな風になってしまうんだろうなぁ、というリアリティがありますね。オメガバースでは運命の番という設定を用いる作品と用いない作品があるかと思いますが、こちらは後々その設定が鍵を握ってくるので今後の展開にワクワクしています。

 受けでΩのゆかの心情描写も巧みで、αだとは知らず幼馴染からいつの間にか見下す存在になっていた薫に対する気持ちの変化が、すごく学生らしい未熟さがあって共感できるんですよね。派手な友達ができて地味な薫を切り捨てようとしたり、でも薫の発情を見て自分と同じΩだと勘違いし仲間意識が芽生えたり、αである大我と一緒にいる薫を助けようとしたり。薫をΩだと思い込んだ瞬間から一気にゆかの態度が変わるのが現金で、分かりやすいんです。そして、最終的に薫と番ってからは運命の番じゃないから捨てられるかもしれないと怯えるゆか。周囲との関係性にずっと悩み続けるゆかを見て、この年代の不安定さを思い出しました。

 一方、攻めであり性別検査でαと診断された薫は、最初ゆかに自分と同じΩだろうと誤解されますが、彼に孤独を感じさせないために訂正しないんです。本当に思いやりがあって惚れるなぁと思いました。しかし、結局αであることを知られ、番ってしまった薫とゆか。しかも、実はゆかの運命の番がすぐ側にいるかもしれなくて。ハピエンでもバドエンでもきっとオメガバースとして心に残る作品になるだろうと予感しています。

1

ゆかの気持ちを待ちたかった、薫の愛情。優しさ。思春期の惑い。

2巻が出るまで待とうと思い、纏めて買ったのですが、これは1巻で完結していたとしても、
とても綺麗に収まっているので。先に読んでいても大丈夫だったかと思われました。
扉絵のエロい男は、大我なんだろうか。

明確に書かれてはいないけれど、第二性別検査が行われているのは、おそらく中学生だろうから、
多分、中学校なのだと思う。身体も心も半分くらいは、まだ子供で、個体差も大きいと思う。
そして、オメガバースの世界では、やはりΩ性は『えげつない』ものという認識をしている。
地味で、引っ込み思案な幼馴染の薫を、いつも自分より下に見ていたゆかは、自分と同じΩ性だと疑わず、気持ちの拠り所にしたいと思っていたのに。薫に避けられて、傷つき、孤独を知る。
フェロモンに当てられた学生たちに追われて、切羽詰まったゆかは自ら命を落とそうともがく。

自身もまだ子供である薫が、咄嗟の判断で、ゆかを守る為に、ゆかを番いにする。
この事は少年である彼等にとって、とても大きな…大きな、何だろう? 責任? 決意? を伴う
ものだが、薫には多分、恋という感情の前には迷いが無かった。
惚れ惚れするほどいい男なのだ、彼は。
彼が迷っているのは、愛するゆかにとって、これが最良の結果なのか、どうかということ。
ゆかの気持ちが、自分の想いと同じになるまで。待ちたかったと言う、優しさ。
そういう風に考えられるほど、彼は、彼だけが、大人で。愛情深いのだ。
保健の先生に薫が食い下がるシーンがあって。
「それって…、本物の幸せなんですか?だって、もし他に好きな人がいても…?
それでも運命の番いを選ぶ方が、幸せなんですか?」

一方で大我は、ゆかこそが運命の番いだったことを知る。
重い決断を自分は出来なかったことを思い知る。けれど彼もまた、まだ少年で。
それは勿論難しい事には違いないのだ。

「運命の番い」「恋」「本能」というオメガバースをロマンティックに描くことよりも、
少年、子供の残酷さを真摯に描いた物語だと思います。
そして、そのシリアスなムード(不穏な、と言ってもいいほどの)と圧倒的なスピード感。
最後までドキハラが止まりません‼︎

1

オメガバースという設定がフルに生きている

2巻が発売になるのに合わせて再読。レビューしていなかったので、今更ながらレビューを。

人気の上昇に伴い、様々なパターンが出尽くした感のあるオメガバースものですが、この作品はオメガバースの新境地を切り開いた作品だと思います。それでいて、「オメガバース」という設定がフルに生かされている作品でもある。

3つの「性」に分けられるオメガバース。
「子どもを産む」ためのせいであるΩは、この作中では卑下されるべき存在として描かれています。

男でありながら「子を産める」Ω。
自分がΩであるという事実を、高校生という多感な時期に知ったゆかの葛藤と、それに伴い変わってしまった人間関係が、実に緻密に、そして繊細な描写でもって描かれている。

子どものころからゆかを一途に想い続けてきた薫。
そして、ゆかを自分の子を孕ませる対象として扱おうとする大我。

この三人の三角関係になるのかと思いきや、最後に落とされた「爆弾」に、この作品の本質が込められています。

出てくる登場人物たちの思考回路が、実にリアルです。
綺麗な面だけでなく、心に潜む闇もがっつり描かれていて、そのストーリー展開の仕方がakabekoさん作品の大きな魅力の一つであることに間違いないと思うのですが、そのブラックさゆえに好みもわかれる作品かもしれません。

が、個人的にはめっちゃツボに突き刺さる作品でした。

文句なく、神評価です。

2

捕食されちゃう主人公

オメガバースは受が女みたいで苦手なのですが、こちらの作品は男の自分がΩだとまだ受け入れられない主人公の心の葛藤が良かったです!

暗い幼馴染を見下したり、イケイケグループに属していた主人公
しかし一瞬にして捕食される側に立ってしまい、友達に怯え、自分の身体の変化に戸惑う心理描写にゾクゾクします

まだ運命の番と出会っていない薫(α)と番になってしまったゆか(Ω)
そしてお互い気づいていないがゆか(Ω)のすぐ近くに運命の番である大我(α)がいる

ゆかはヒート状態で薫もラットを起こしていたので最初は2人が運命の番だと思ってました
ゆかが大我に強姦されそうになった時も薫が必死に庇い首を噛んだので
これで両想いになって終わりかな?めでたしめでたし

と思ってたのにーー!

書き下ろしで大我がゆかの運命の番であることが発覚!
運命の番と結ばれる王道の設定かと思いきや、このどんでん返し

びっくりしました!!

じつは、読んでる時
大我くんのが好みだなーゆかと大我くんのが相性良さげじゃない?
でもストーリー的に薫くんが番っぽいなー
大我くんただの当て馬かー
残念だな〜

と思ってからのこの展開
すっごくゾクゾクした\(^o^)/

Ωを性処理道具としか思ってなさそうなクズい大我くんが動揺してる〜
ゆかを意識し始めたらあの冷めた顔がどうなるのかな〜
楽しみすぎるー!!

運命に抗えるかがテーマの作品っぽいので、
薫とゆかの恋愛がメインだとは思うけど、大我くんには頑張ってもらいたい

ゆかは最後にどちらとくっつくのか
そして薫の運命のΩが現れた時にどうなるのか……!

続きめちゃめちゃ気になります!

4

これからの展開気になる。二人に頑張って欲しい・・・。

受けは最初やんちゃでツンだったけど、バース診断後からはショックや周りの同級生の急な対応変化で(彼らは受けが変わったと言う)、悲しさ苦しさのどん底に。行き成りあんなことがあったら無理も無い。あんなに元気な子だったのに・・・。読んでて辛かった。

攻めの子は健気で受けの一歩後ろを着いて行く子だったけど、この診断がきっかけで受けを守ろうと、苦渋の選択で番に。意外と度胸があって強い子だった。受けは、オメガとしての自分を受け入れようと、半ば諦めた様に、攻めはせっかくアルファなんだから子供欲しいと思うから、自分はオメガとして生むよ、見たいな事を言うけども、攻めは受けが望まないなら生まなくたって良いと、選択肢をくれて、ああいった状況で番になってしまったけど、受けの事を考えてくれる攻めが優しかった。

続きが楽しみ。2人にはまだ色々な試練があると思うけど、頑張っていって欲しいし、どんな形になったとしても、幸せになってほしい。

4

そうきたかっ!!

オメガバース作品は、正直あんまり好きではないんですがこれは少し変わっていて続きが気になる作品でした。

ただ、かなり最後の方まで目を背けたくなるようなエピソードの数々です。そもそもの出だしから幼馴染みの薫を鈍くさいと見下す主人公のゆかの性格が嫌ですね。小さい時は自分より出来ないと見下して、従えて、優越感に浸る主人公が好きになれませんでした。

そのゆかが性別検査でΩだったことが判明し、ショックを受けたり、親友の大我に襲われそうになるシーンは今までの性格の悪さを差し引いても見るに耐えなくて、ハラハラしてしまいましたが、この一連の大我とのエピソードがこれからの話の展開に大きく関わってくるのかと最後の最後にわかり、なんてよく練られた作品だろうと感心しました。大我を超悪者にして、薫に助けられたと言うよくある幼馴染みとのハッピーエンドかと思っていたので、この意味ありげな終わり方にすぐに次が読みたくなりますね。

2

運命じゃない番と番った後、互いに真の番が現れたらどうなるのか。

二次創作系の自由なバース設定と違い、商業コミックのバース性設定は基本的にαが上位、βが中間、Ωが下位とすでに決定づけられている作品が多いため、Ω(受)視点で描かれるBLコミックだと読者も「きっと運命の番が幸せにしてくれるはず…!」といった希望を少なからずもって読んでいると思うのですが、この作品はそういう希望に暗雲をかける感じです。

というわけでバース性コミックでは珍しく、運命の番と運命でない番の両方をピックアップした作品でした。

他のバース性コミックでいうところの、主にストーリ中バース性の説明として「悪い例」に挙げられる「番ったアルファに捨てられたオメガは発情期に苦しみ死んでいく」等の可哀想だがサラッと流される部分を実際に掘り下げてみたという感じです。
果たしてハッピーエンドになれるのか、バッドエンドなのか。想像がつきそうでつかない感じ。

1巻はまるで序章のようで、2巻からの展開が気になります。
これからどれだけ波乱が起きるのか楽しみでもありますが、しかし展開によっては☆5にも☆1にもなりそうな難しさもある気がしました。
とにかく2巻に期待です。

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