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表題作会いたくなかった

金子遼平
高校3年生
柴田ケン
高校3年生

同時収録作品恋に落ちたコペルニクス

浜岡将吾
大学生
中津孝臣
大学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

高校三年の春、クラス替えで柴田の前の席になったのは学年でも有名な不良・金子遼平。自分とは絶対に関わることのないタイプなのに小学生の頃、少年野球のチームメイトで憧れの存在だった“りょうちゃん”にどこか似ている金子から目を離せずにいた。ある日、木陰で女子とキスをする金子を見てから一層意識をしてしまっていた柴田は、二人きりの放課後の教室で金子の過去に触れる。すると、顔色を変えた金子から突然キスをされてしまい――…?

作品情報

作品名
会いたくなかった
著者
緒芋みお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
ISBN
9784866691817
3.6

(40)

(7)

萌々

(15)

(13)

中立

(5)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
139
評価数
40
平均
3.6 / 5
神率
17.5%

レビュー投稿数8

No Title

表題作四話、同時収録作品三話。
同時収録作品含めて主要人物全員好感の持てるキャラクターでした。
特に表題作の二人が良かったです。

・表題作『会いたくなかった』
不良×野球部員。再会ものです。
不良の金子と野球部員のケンちゃん。
金子の過去回想が良かったです。
何か抱えている攻めと太陽のような受け(あとがきより)、というのが良く現れている過去回想でした。
全体的には良かったのですが、序盤唐突にエロが挟まってそこだけ悪目立ちしていたかなと思います。
教室エッチです。
突然のキスまではあらすじに書かれているので分かっていましたが、そこからエッチなところまで発展するとは思わずとても驚きました。
この作品についてはそこまで無い方が良かったかなと思います。
しかし尻上がりに面白く感じた作品で、読後感はとても良かったです。青春を感じられる終わり方でした。
描き下ろしはその後の二人。可愛かったです。

・『恋に落ちたコペルニクス』
ノンケ×哲学青年。大学生ものです。
勉強したいのにままならないノンケの将吾とゲイで哲学青年の孝臣。
哲学青年というだけあってモノローグが多くて少し疲れました。表題作の方もモノローグ多めでしたが、こちらの方がよりコッテリしていると思います。
二人とも学びに真剣なキャラクターで応援しやすかったです。
攻めの勉学や主人公に対しての葛藤がとても自然で良かったです。

どちらの作品も面白かったです。

1

フェチに刺さる

家庭環境に問題がある男の子が攻め、野球部の男の子が受け。どちらも高校生で同じ学校です。
私は完全に表紙買いしました。短髪野球部受けでキレー目の男の子が攻めなんてフェチにぶっ刺さります。内容も期待を裏切らない受けの可愛さでした。
ちなみに表紙だとわかりづらいですがちゃんと受けは褐色です。白黒だとトーン貼ってあるので。
もう一つの収録作品は大学生の2人のお話です。
ノンケの子×ゲイの子
どちらもちゃんとハッピーエンドで安心して読めました。

1

空気感と青春が走り抜けている

主人公シバケンが、ザ・高校野球児!という感じで良いです。可愛い。もう一人の主人公りょうちゃんも不良風で良い(でも良い子)。
同時収録「恋に落ちたコペルニクス」同様、両極端の位置にいるような二人が距離を詰め恋をするお話。どちらもストーリーとしてキュンとしたり萌萌とはならないので「中立」にしましたが、夏や冬の空気感があって、動きのある画はアニメを見ているようで、読んでいてとにかく気持ちが良いです。この作者さんの描く泣き顔が特に響きます。
このカバーイラスト、凄く良いです。1ページ開いたイラストの表情も良いんですが、ネタバレになっているのでこれをカバーにしたコミックス?はいただけない。

2

スルメ的作品

シンプルな絵柄と野球少年という事で購入させていただきましたら
え…好き……となりました。
小学校の頃入っていた野球チームで仲間だった二人の再会、
見た目も性格も違う“りょうちゃん”がどうしても気になり
あのりょうちゃんか確かめたかったのに襲われて抵抗出来無い……抵抗しようそこは!!と思いましたが
憧れていたりょうちゃんに似ている目だから逸らせないなんて一途なシバケン。
いえ、そういう意味で好きだったわけじゃないようですけど
本人だとわかった後も放っておけないのは愛ですね。
大会前なのに身代りで殴られるなんて危険をおかしてまで守りたかった、
その想いがりょうちゃんにしっかり伝わって嬉しくなりました。
昔は頼りなくて実力もあるとは言えなかったケン、
いまやキャプテンで投球フォーム等は努力で変化があっても
今もまっすぐで誠実なヤツだからりょうちゃんは救われたんだと思います。
やっぱり野球少年っていいなぁ…。

同時収録『恋に落ちたコぺルニクス』、こちらも素敵でした。
ゲイの孝臣が可愛らしいタイプなので最初はどうだろう…とおずおず読み始めましたが
言う時は言う男だったのでホッとしました。
言いたいことも言えない感じの受けは苦手なので…。
大学で仲良くなった将吾は硬派で目つきが悪くて言い方が多少キツイけど努力家の良いヤツ。めっちゃタイプです。
ノンケだけど孝臣にちゃんと向き合ってくれる男前でますます好みなんですが
孝臣×将吾だったら神でした。
両視点で描かれていたので心情がわかりやすかったです。

どちらのお話も何度も読み返してしまうなぁ。
他にも色んな作品が読みたくなりましたので
次回は新刊買いします!!

2

再会した幼馴染は世を拗ねていた、が。

少年野球チームで一緒だった、りょうちゃん。
高校で再会したら、別人のようなヤンキーになっていた。
明るく才能があって、憧れだったのに。。

そんな出だし。
でも、ストレートで純粋な柴ケンが、りょうちゃんに構ううちに、ひねていたその心を解きほぐしていくのでした。

しかし、柴ケンで、というネーミングがぴったりな受け。
飾らず、真っ直ぐに生きる強い子でした。

試合、見に来いよな、と言った柴に、今の自分を変え、応えるシーンから物事が変わっていきます。
二人の会話が、甘すぎず、わちゃわちゃ高校生らしくじゃれつつもラブ、という雰囲気があってよかった。

もう1編、哲学科の男の子の話が入っています。
ゲイゆえの悩み。普通に恋人を作ることの難しさ。でも本の世界は無限で。。
かわいい受けに、硬派で目つきの悪い攻め。大学でモラトリアムな周囲に、お互い飽き飽きしていて、意気投合する。
もちろん、ノンケ攻めの方は戸惑いがあるのですが、このお話では受けが可愛く女性的で、それで納得できちゃう感じかな?

表題作のカップルの空気感が良かった。

1

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