この体に墨を入れるのだと思うと――…高揚感が襲ってくる

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表題作うつくしい体

小林 夕路(駆け出しのタトゥーアーティスト)
ミチル(日本画家巨匠の専属モデル)

その他の収録作品

  • おまけ
  • おまけ② 設定資料いろいろ

あらすじ

駆け出しのタトゥーアーティスト・夕路の元に舞い込んだ一件の依頼。
それは、美術界の巨匠・泰泉の名画をミチルの体に彫るというもの。

泰泉が囲い育てた専属モデルのミチルは、顔、体、その存在自体がまるで芸術品のように美しかった。
美人ゆえの傲慢さを身に纏ったミチルだが、浮世離れした環境で育った彼は純真無垢で、少年のような愛らしい一面も持ち合わせていた。 ミチルの白く艶めかしい体に墨を入れる瞬間、夕路は自分の中で沸き起こる欲望の気配を感じた。
“外もナカも、彼に俺を刻み付けることができたら――…”

慈愛溢れる肉食系彫り師×巨匠に飼われる無垢な美青年モデルの歪な箱庭で育まれる美しい愛。
描き下ろし8ページ収録

作品情報

作品名
うつくしい体
著者
鹿島こたる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
ISBN
9784801965676
4.1

(123)

(56)

萌々

(42)

(20)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
25
得点
511
評価数
123
平均
4.1 / 5
神率
45.5%

レビュー投稿数25

なぜこんなに点数低いの

電子で安売りしてたので購入したら衝撃でした
後追いで作者さまの初コミックも拝見しましたがこの作品が素晴らしいすぎて満足できませんでした

少し昔風な画風がバナナフィッシュ とか好きな人にはグサグサ刺さると想う
タイトルを裏切らない絵の美しさで最高
無垢なミチルも可愛いし優しさの中に厳しさも垣間見える夕路(最後は超過保護化)マジでベストカップル

2人だけの世界で生きてる感じが堪らないです
なんかもう芸術作品として評価されてほしい一冊

欲を言えばミチルと夕路の共作タトゥーを
特典カラーで見たかった…。
表紙だけではちょっと物足りないというか。

終わり方も最高に好き
大満足

9

タイトル通りの美しさ

「うつくしい体」のタイトルに恥じない、非常に美しい絵のコミックス。
ミチルがとんでもなく美しいのはもちろん、夕路も美しいし、なにより泰泉が美爺。
ストーリー的にはもうちょっと泰泉とミチルの間に何かあってもとも思ったけど、夕路がミチルを人間として意識して欲したのに対しての、泰泉は人間としてのミチルに何とも思ってないって所がお話のポイントなのだろうから、これでいいのだと思う。

それにしても泰泉先生、こんなきれいな子たちをどこから仕入れてきていたのかしらね。
あんまり需要なさそうだけど、泰泉先生のお話とか読んでみたい。

4

タイトル通り、うつくしい!!

こちらのレビューで評判が良かったので購入してみました。
皆さんおっしゃってますが、本当に美しい!
うつくしい体ってタイトルなので、ハードル上がりますが、タイトルに違わず絵が綺麗です。
そして、美しいのです。
刺青を入れるのって白い体に映えますよね。
最初は尊敬する先生の作品として墨を入れにくるんだけども、何度か通ううちに彫り師の夕路に恋するミチル。
最初は泰泉のミューズだったのが、そこから飛び出して夕路のところに行くミチルが始めて恋を知ったみたいで、夕路に溺れていくのが素敵でした。
夕路も漢気があってかっこいいし、二人はお似合い。
泰泉のもとを飛び出してからは、夕路のパートナーでもありミューズになったミチル。
本当に美しいので、読んで欲しいです。

最初表紙はあんまり好みではなかったのですが、中身の絵がどれも美しくて、凄く綺麗なんです。
初めて鹿島こたる先生の作品を読んだので、別の作品も読んでみようと思います。

美しいだけでは、なくて色っぽいしセクシーなミチル。夕路が夢中になるわけだ。

4

僕の美しいひと

ファムファタールのお話です。
男だから運命の男、オムファタール?かな。
いや最高に美しいお話。
初読み作家さまでしたがすごく魅せられました。
絵も独特だけど超絶うまいしなぜ今までスルーだったんだろう、、
彫り師と美青年モデルなんて恋に落ちるに決まってますよね。エロいというより官能的といっていいレベル。ページもたっぷりで読み応えありました。
他の方もここのレビューで言ってましたが
もっと評価されていい作品だと思います。
ただ評価を上げるには美しすぎるのかな?
もっと淫靡な方がみんな好きなのかしらとも思いもする。。攻めは彫り師といって情欲に流される悪い男ではなくてほんとにいい人でもちろんアーティストとして獣のような目をもってるんですが
全体を見て悪い人が出てこない。受けも画家のお手付きでもなくビッチとかじゃなくて純粋な人でそれが魅力です。
悪い男とビッチの話なら逆にありきたりになった?
ようにも思う。
この主役の2人が純粋に惹かれ合って愛し合うのがよかったと思います。ほんと映画化されていいような素敵なお話です。

3

圧倒的お耽美!

まるで純文学のような美しい物語となっています。

おそらくあまり関係ないとは思われますが、谷○潤一郎の『刺青』と似た世界観を感じます。
よって、彼の作品が好きで、かつBLがお好きな方はかなりお好きだと思います。私もその口で、かなりときめかせていただきました。

芸術的です。官能的ですが、下品さはないです。ですので、無垢な受がほんの少し危ない目に遭うシーンや、悲しい場面もただただ魅了されます。

すごい作家さんに出逢わせていただきました。
野暮な話ですが、作家さんの素顔が気になってしまうほどの耽美さです。素敵すぎて何度も読み返しては物語の世界に浸っています!!
感謝の合掌

3

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