この体に墨を入れるのだと思うと――…高揚感が襲ってくる

うつくしい体

utsukushii karada

うつくしい体
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神26
  • 萌×223
  • 萌11
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
18
得点
257
評価数
64
平均
4.1 / 5
神率
40.6%
著者
鹿島こたる 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784801965676

あらすじ

駆け出しのタトゥーアーティスト・夕路の元に舞い込んだ一件の依頼。
それは、美術界の巨匠・泰泉の名画をミチルの体に彫るというもの。

泰泉が囲い育てた専属モデルのミチルは、顔、体、その存在自体がまるで芸術品のように美しかった。
美人ゆえの傲慢さを身に纏ったミチルだが、浮世離れした環境で育った彼は純真無垢で、少年のような愛らしい一面も持ち合わせていた。 ミチルの白く艶めかしい体に墨を入れる瞬間、夕路は自分の中で沸き起こる欲望の気配を感じた。
“外もナカも、彼に俺を刻み付けることができたら――…”

慈愛溢れる肉食系彫り師×巨匠に飼われる無垢な美青年モデルの歪な箱庭で育まれる美しい愛。
描き下ろし8ページ収録

表題作うつくしい体

小林 夕路(駆け出しのタトゥーアーティスト)
ミチル(日本画家巨匠の専属モデル)

その他の収録作品

  • おまけ
  • おまけ② 設定資料いろいろ

レビュー投稿数18

タイトル通りの美しさ

「うつくしい体」のタイトルに恥じない、非常に美しい絵のコミックス。
ミチルがとんでもなく美しいのはもちろん、夕路も美しいし、なにより泰泉が美爺。
ストーリー的にはもうちょっと泰泉とミチルの間に何かあってもとも思ったけど、夕路がミチルを人間として意識して欲したのに対しての、泰泉は人間としてのミチルに何とも思ってないって所がお話のポイントなのだろうから、これでいいのだと思う。

それにしても泰泉先生、こんなきれいな子たちをどこから仕入れてきていたのかしらね。
あんまり需要なさそうだけど、泰泉先生のお話とか読んでみたい。

2

なぜこんなに点数低いの

電子で安売りしてたので購入したら衝撃でした
後追いで作者さまの初コミックも拝見しましたがこの作品が素晴らしいすぎて満足できませんでした

少し昔風な画風がバナナフィッシュ とか好きな人にはグサグサ刺さると想う
タイトルを裏切らない絵の美しさで最高
無垢なミチルも可愛いし優しさの中に厳しさも垣間見える夕路(最後は超過保護化)マジでベストカップル

2人だけの世界で生きてる感じが堪らないです
なんかもう芸術作品として評価されてほしい一冊

欲を言えばミチルと夕路の共作タトゥーを
特典カラーで見たかった…。
表紙だけではちょっと物足りないというか。

終わり方も最高に好き
大満足

1

耽美で美しい、「刺青」

初読みの漫画家さんです。

極道モノが好きというところから、入れ墨に惹き付けられるようになり、その経緯でこの作品に出会いました。
ミチルくんのさらりとした髪と、滑らかな曲線を描く身体がとても魅力的で……思わず溜息が溢れました。
「耽美とは正にこのこと」というような雰囲気のイラストに、惹かれぬ者はいないでしょう。

美しい身体に墨を入れ、自分を刻み込んでしまいたい……
夕路くんの気持ちがひたひたと伝わってくる感じが、とても良いです。
自分の大好きな文学作品の1つでもある、谷崎潤一郎の『刺青』を思い出しました。

ストーリー面ではもう少し掘り下げてほしいと感じる部分もありますが、イラストの美しさがこの上ない為、神評価です。
既刊も読ませて頂こうと思います。

0

タイトル通り、うつくしい!!

こちらのレビューで評判が良かったので購入してみました。
皆さんおっしゃってますが、本当に美しい!
うつくしい体ってタイトルなので、ハードル上がりますが、タイトルに違わず絵が綺麗です。
そして、美しいのです。
刺青を入れるのって白い体に映えますよね。
最初は尊敬する先生の作品として墨を入れにくるんだけども、何度か通ううちに彫り師の夕路に恋するミチル。
最初は泰泉のミューズだったのが、そこから飛び出して夕路のところに行くミチルが始めて恋を知ったみたいで、夕路に溺れていくのが素敵でした。
夕路も漢気があってかっこいいし、二人はお似合い。
泰泉のもとを飛び出してからは、夕路のパートナーでもありミューズになったミチル。
本当に美しいので、読んで欲しいです。

最初表紙はあんまり好みではなかったのですが、中身の絵がどれも美しくて、凄く綺麗なんです。
初めて鹿島こたる先生の作品を読んだので、別の作品も読んでみようと思います。

美しいだけでは、なくて色っぽいしセクシーなミチル。夕路が夢中になるわけだ。

0

美しさを汚し壊してより美しく

芸術家の征服欲・所有欲が上手く絡んだ作品でした。作中の二人の芸術家の作品もかなり凝っていて(著名な絵画のオマージュもあったり)魅惑的で本当に楽しめました。
作者の半端ない画力が遺憾なく発揮されているので、試し読みで美しいと思ったならこの世界観に飛び込んでください!設定資料も濃い!

美しい体のミチルに自分の絵を挿したいという欲をもった二人の芸術家、泰泉先生と彫り師夕路。
綺麗な白い背中が良いじゃんと個人的には思うのですが、それを自分の色に染めたいという男の欲と芸術家という設定が絡み合って最高にエロティックでした。体の線も少年的細さではなく、適度な男性の肉があるのが絵画的な感じがして雰囲気があります。

モデルとしてずっと生きてきた箱入りのミチルは専属だったためか鬱陶しい高慢さもなく、大衆映画に夢中になったり意外と素直で、外見の美しさは心から滲み出ているようでした。
彫り師の夕路を惑わし心を寄せ、先生以外の人や新しい世界に出会ってのめり込んでいくのが、読んでいて面白いです…!
先生放任過ぎだよ、恋で変わっていくのバレバレでしょう⁉︎それでいいの⁉︎と勝手にハラハラしました。

この作品ではミチルが恋をして、嫉妬や焦りから自らを傷つけます。何も知らなかったお人形が心を持ち、欲に汚れるよう。
人として何を美しいと思うのか考えさせられるようでした。知らぬが花とも言いますし。
泰泉先生はミチルの人間とかけ離れたような完璧さや未知を“芸術家として”愛していましたし、夕路は本人への愛を伴ったことで背中の傷も愛し、より美しく描きました。
この、欲や傷までも愛するというのが人間的でホッとするといいますか、綺麗なだけではないものを隠さずに認め、より昇華させるポジティブな展開は胸が熱くなりました。そしてそのタトゥーが素晴らしくカタルシスを感じました。

基本的にみんな優しく、ちょっと上手くいき過ぎな感じは否めません。
そんなに短期間で重ねて彫れる(しかも傷)のかなとか。
色んな人が回りまわって誰かを助けるなぁ、という見方で見れなくはないところも、結局お店畳むギリギリだったよなとか(コロナの今余計に考えちゃいます)
先生がミチルにいくら愛想を尽かし興味がなくなったとしても、長年モデルをしていた体のメンテ代諸々は相当であろうし、ポッと出(夕路)に易々と渡せるなんて気が知れません。執着や所有欲がなさ過ぎる。そして背中の最終形を塗り替えられ、芸術家として喜ぶとこちゃうやろ!って思いました。
先生はミチルの心まで浸したい(画家として崇拝されるのではなく男として人間として)とは思っていなかったのだろうなと、その人間性は尊く感じました(そんなことある?刺青注文しといて?もっとドロドロでしょうとは思うのですが)。ただ、求めている美しさが世俗とはかけ離れ常人には理解出来ないのかもしれません。
囲い込み何も教えず、無知なミチルの美しさしか知らなかった先生だからこそ傷付いたミチルを潔く手放し、彼自身が選び背中に残したものを見て、彼の成長・新しい美しさが更に次の絵のインスピレーションに繋がったのでしょうか。
そうだとしたら人間として仕事と線引きの出来た人、夕路とはまた違う意味でミチルを思う人、そしてBLにはならない人だったのだなぁ…最後の笑顔可愛いけどちょっとガックリ。

行為のシーンも素晴らしく割と長めで、対面座位好きな人は特にご査収頂きたい。絵や全体の美しさの割に台詞が陳腐な感じがしますが、体の美しさも相まって演出も素晴らしくて興奮。彫った背中を見ながらとかそら最高でしょう。

0

僕の美しいひと

ファムファタールのお話です。
男だから運命の男、オムファタール?かな。
いや最高に美しいお話。
初読み作家さまでしたがすごく魅せられました。
絵も独特だけど超絶うまいしなぜ今までスルーだったんだろう、、
彫り師と美青年モデルなんて恋に落ちるに決まってますよね。エロいというより官能的といっていいレベル。ページもたっぷりで読み応えありました。
他の方もここのレビューで言ってましたが
もっと評価されていい作品だと思います。
ただ評価を上げるには美しすぎるのかな?
もっと淫靡な方がみんな好きなのかしらとも思いもする。。攻めは彫り師といって情欲に流される悪い男ではなくてほんとにいい人でもちろんアーティストとして獣のような目をもってるんですが
全体を見て悪い人が出てこない。受けも画家のお手付きでもなくビッチとかじゃなくて純粋な人でそれが魅力です。
悪い男とビッチの話なら逆にありきたりになった?
ようにも思う。
この主役の2人が純粋に惹かれ合って愛し合うのがよかったと思います。ほんと映画化されていいような素敵なお話です。

0

耽美感あふれる独特の世界観を放つ作品

作家買い。
電子で何話か拝見していましたが、紙媒体での発売を心待ちにしていました。

鹿島さん作品の魅力の一つは、鹿島さんが描かれるお耽美な絵柄だと思います。ちょっと癖があり、また、いわゆる「今時」な絵柄ではないのでもしかしたら好みが分かれるかも。が、この耽美な雰囲気が溢れる絵柄で紡がれていく独特な世界観は、鹿島さんでなければ生み出すことが出来ない魅力に満ち溢れている。

内容もお耽美。

日本画家の巨匠と言われる男性の専属のモデルとして生活を共にしているミチル。
美しいビジュアルを持つ彼は、巨匠の作品のインスピレーションを生み出すミューズ。巨匠に心酔しきっているミチルにとって、巨匠の意見は絶対であり従順であり続けている。けれど、その関係は他人からはいびつ、に見える。

巨匠が自分の「作品」の一つとして、ミチルの背中に入れ墨を入れるために接触したのが、彫師の夕路。

一人の人間を「アート」と言い切る巨匠に対し複雑な思いを抱く夕路だが、ミチルも入れ墨を入れることを納得していることもあり、ミチルの背中に墨を入れ始める夕路だけれどー。


鹿島さんはエロ度の高い作品を描かれる作家さま、というイメージがありますが、この作品もそのイメージを損なうことのないエロ度高めの作品です。

美しく、そしてミステリアスなミチルにどんどん惹かれていく夕路。
そして、巨匠に「飼われていた」(という表現がぴったりだと思う)ために世界が狭かったミチルにとって、夕路という青年の存在は、少しずつ、でも確実にミチルを溺れさせていく。

そんな二人の恋愛感情は早々に成就し、早い段階で体の関係も持つに至ります。その為、エロ度も高く、糖度も高い作品でした。美しく、けれど性的にまっさらなミチルが、夕路によって開かされ、そして開花させられていくさまは非常に美しく、そして萌えました。

が、ミチルが巨匠に飼われるに至った経緯とか。
そして何より、ミチルと夕路が恋に堕ちる過程とか。

そういった部分の描写があまりなく、その為ストーリーとしてはややあっさり目。それが個人的には非常に残念でした。

けれど、今まで「先生」のために生きてきたミチルが、夕路と出会い、人として生き直していく過程にはめちゃ萌えました。

ミチルだけではなく、「ミチル」というミューズを得た夕路が、アーティストとして名をあげていく。

お互い唯一無二の存在であり、相手のために身を引こうとする二人の想いに激萌えしました。

終盤にミチルと夕路のキャラデザイン案が収録されていますが、このミチルのビジュアルが本誌と全く異なります。このミチルが主人公だったら、作品から受けるイメージは異なるものだったのでは?と思いました。

ストーリーとしては目新しいものはあまり無く、バッサリ言ってしまうと「よくある話」なのですが、鹿島さんらしさにあふれた独特の世界観を放つ作品でした。

8

うつくしい刺青

鹿島こたる先生のスーパー美麗絵柄で!
大大大好きな刺青もので!
コレは期待しかない!
…と前のめりで読む。

絵、最高、神。
刺青のデザイン、最高、神。
物語は………前半、とても良かった。だが次第に…
ん〜ちょっと好みとズレた。
花田泰泉に心酔して、言われるがままに刺青を彫る事を承諾しそれを歓びとするミチルの姿には一種の凄みがあった。
だけど、実際のミチルはどうやら学校にも通わず、その心の中はまだこどものような無垢だった。
泰泉に心酔する事を自分で選びとっていたわけでは無かった。ただその生活、その世界しか知らなかっただけだった…
そんなミチルは確かに可愛いのかもしれない。でも私の欲しかった世界観とはずれていた。
知らなかった外の世界の優しいお兄さん。彼の手によって優しくイけたから、彼の方が好きになっちゃった。なんかそんな感じにも読めて。
自ら背中に傷を付けた時の激情のシーンもあっさり流されて。
泰泉に捨てられた後のミチルはいかにも弱々しく、眉毛も八の字になっちゃった。
巻末のおまけでミチルのもう一つのキャラデザ案が載っていて、私はこちらの方が良かったなぁ。目ヂカラのある意志の強そうな。
絵柄、刺青は神x3くらい好き。ストーリーは萌で、総合「萌x2」です。

5

尊い美しさ

うつくしくてうつくしくて、終始美しさに見惚れながら読了しました。
耽美さのある絵で描かれる世界は、美しくてどこか背徳感を感じます。
甘くて幸せなお話でした。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
表紙のしなやかで美しい体。この体に墨を入れていく背徳感は堪りません。

受けのミツルの身体に墨が入れられていくだけでなく、その体を自分自身で傷つけてしまうところもどこかぞくっとした美しさがあります。
ただ、身体の皮膚がえぐれるほどに自分自身の身体をひっかくという行為はとても痛々しくて...最初見たときは直視できませんでした。個人的にはちょっとグロく感じています。
実際に皮膚がめくれている描写ががっつりあるので...
こういうのが苦手な方は注意が必要だと思います。

登場人物の背景(とくにミチル)が濃くは描写されていないので、そこで物足りなさを感じたのは事実ですが。終始甘くてお互いに大好きだという気持ちを感じることができたので満足しました。
甘い溺愛ものが読みたいかたにはおすすめです。

1

まさに美しい

彫師と日本画壇の巨匠のモチーフを15年間続けてきた美しい男のお話。

日本画家花田泰泉の依頼で、彼の作品である【創生】を長年彼の作品のモチーフとなってきたミチルの背中に彫る事になるけど、彫師夕路に惹かれたミチルが彫り終わってしまったら夕路と会えなくなると思い背中を自分で傷だらけにしてしまう。
”作品”をダメにされた泰泉の怒りにふれ屋敷を追い出されてしまったミチルは夕路と暮らし始める。

長く泰泉の元にいて、タトゥーを入れることのリスクも厭わない程泰泉に心酔していたミチルが後が消えない程の傷を背中に入れたのには興奮してしまいました。
夕路と一緒になってからも夕路の仕事依頼を「自分と離れてしまう」という理由で勝手に断ったりと、夕路への依存のような想いが重いけどそれがまた似合ってしまう程に妖艶で美しいミチルでした。

先生の美しい絵と耽美な世界観が見事にマッチした素敵な作品でした!!!!

0

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