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女性ななひよななおさん

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年下攻の口下手っぷりが可愛い

ツンデレ系年下受 百貴と
強面系年下攻 千景。

村の因習で無理やり結婚させられた2人。
セックスしなければ村に祟りが…なんていうところから始まるお話。
強制的に同棲での結婚生活が始まります。

それに反発し、百貴が家出するぐらいには最初は険悪だった2人ですが、
お互いのことを少しずつ知っていくにつれて、徐々に仲良く、絆が深まっていくのがキュンときます。

実は攻の千景のほうは最初から百貴のことを好意的に見ていたものの、
年下の劣等感と、強面寡黙な外見・性格のせいでそれを素直に伝えられず、意地を張っていただけのことが後々明かされるのもよかったです。
千景視点で描かれるお見合いの日のエピソード読んでから、改めて1話を読み直すとよりドキドキできました。

両思いになってからのラブラブっぷりもよかったですし、
ラストシーンには思わずほろっとしました。
ピアスシリーズの特徴、Hシーンが濃厚なのも最高です。

優しい世界

一家の大黒柱として、3人の弟妹を養うために毎日一生懸命働く幹久(ミキ)
ある日、そんなミキに対して「嫁にしてくれ!」と求婚してくるストーカー男が現れて…?が始まりのお話。

ストーカー(とミキが思っていた)男、司の正体は警察官。
ちょっと職権濫用しながら( )、ミキを陰日向から見守ります。
ドアや窓の隙間からこっそり見守っていたり、
パンツが洗濯してたら風で飛んでいったとグチっているのを聞けば、新品のパンツをポストにこっそり差し入れしたり…
ミキのことが好きすぎるがあまりのちょっと変態的な献身には笑えて何だかキュンときます。

そんな変態性もありつつ、ミキやその兄弟のことを大切に思ってくれて、優しくしてくれる司にどんどん惹かれていくミキ。

でも、亡き父にゲイという自分の性癖を打ち明けられず気まずい状態だった中、父が事故死してしまったことが心の傷となっており、
なかなか司の求愛を受け入れることができません。
そんなミキの心を司が少しずつほぐしていく過程も含め、とても暖かくて甘酸っぱいお話でした。

作中、当て馬としてミキのバイト先の後輩である優斗が出てくるのですがこの子がまたいいキャラでした。
おバカな猪突猛進当て馬のミキへの求愛も可愛くて見所です。

甘さと愛しさに満ち溢れた続編

前作「ラベルド・タイトロープ・ノット」で
拗らせに拗らせた両片思いの10年愛を実らせた2人。
結ばれるまではとても切なくて苦い展開も多かった分、結ばれた後の幸せいっぱいな甘々っぷりをこれでもかと堪能できる1冊です。

まず、榛臣の誕生日編と加賀美の誕生日編がそれぞれ収録されているのですが、
お互いへのプレゼント、それを送った理由がとてもキュンときます。
本当にお互いのことが好きなんだなあと伝わってくる甘々っぷりで、読んでるだけでキュンとします。

そんな甘々な日々の中訪れた「加賀美の長期出張」。
半年の福岡赴任という、蜜月な2人には長すぎる離れ離れ。
2人それぞれ忙しい中、連絡も取りにくくなりちょっとすれ違いが…な展開に。

すぐに会えない距離に離れたからこそ、お互いが相手への愛を改めて見つめ直し、絆がより強いものになる過程がとても丁寧に描かれていてすごく良かったです。
榛臣と連絡が取れない加賀美が福岡から東京に飛んでくるシーンがとても好きでした。

10年越しの思いを叶えた2人の大人の甘々ストーリー。
攻も受もお互いに自立しているCPの甘いお話がお好きな方は是非。
前作読んでなくても大丈夫だと思います。
オススメです。

大人の拗れきった両片思い

高校時代、お互いに好き同士だったのに
攻の加々美が土壇場で意地を張ってしまい、すれ違った2人。
音信不通のまま10年越しに再会した2人の拗らせきった両片思いのお話です。

加賀美は、榛臣が他の男とたくさん寝るような遊び人になったという事実に腹立ち、榛臣を抱くことで高校の頃の淡い初恋を振り切ろうとし、
榛臣は、加賀美が自分に求めているのは身体だけだと思いつつ、抱いてもらえるならそれでもいいとわざとビッチのフリをする。
本当にすれ違い続ける両片思いの2人が焦ったくてキュンとします。

拗れきっていて、でもその根本にあるものはお互いへの純粋な愛。
ようやくお互いの思いを確認したって結ばれた後、幸せいっぱいに泣いて笑う榛臣が本当に美しく可愛いです。

両片思い好きには是非読んでほしい一冊。

スーツにちょっと詳しくなるお話

「その愛は過剰に異常」のシリーズもの。
ただ、私は今作を先に読み、後から「その愛は〜」を読んだのですが全く問題なかったので今作だけでも大丈夫かと思います。

初恋相手に告白した際の反応で、恋愛にトラウマを抱えてしまっている攻・浩志。
本気の恋愛はしないと決め、刹那的・快楽的なセックスを楽しむ日々です。
そんなある日、その初恋相手にそっくりな男とゲイバーで出会い…が始まりのお話。

受の壮真は地味めな天然純朴男子。
山奥でスーツのテーラーを営んでいます。
スーツが好きすぎるあまり、商売っ気がなく店の電気代も払えないほどの困窮状態。
何だか放っとけない気持ちにさせる小動物的可愛さがあります。
それなのにたまに無自覚で男を誘うような言動をするそのえっちさがたまりません。

スーツの仕立てを通して、関係を深めていく浩志と壮真。
自分にトラウマを植え付けた男にそっくりな壮真を最初は避けていた浩志ですが、
壮真の真面目さや可愛さ、純情さにどんどん惹かれていく過程がとてもキュンとします。

本気の恋をしないと決めていた遊び人が、
天然純朴真面目な地味っ子に落ちていく甘いお話でした。

きち先生の描くHシーン、ページ数的には少ないのに濃くて大好きなのですが
今作もそこも堪能できて大満足です。

その恋は泡沫か本物か

ゲイである自分が後ろめたく、将来への希望が持てない丘。
ヤクザの家の子である自分は人を不幸にすると、意識的に人と距離をとって生きている朱巳。
高校時代からずるずるとセフレ関係を続けています。

お互い好きな両思い同士。
初恋相手との再会を経て、ずっと朱巳のことが好きだった自分を再確認し、丘は朱巳に「恋人になりたい」と告白しますが…
丘のことが好きだからこそ、ヤクザ一家の自分ではなく普通の人と幸せになってほしいと、その告白を拒む朱巳が凄く切ない。

愛の逃避行、音信不通、そして再会。
ある意味テンプレートな展開ではありつつも、2人のお互いへの愛が丁寧に描かれていてとてもよかったです。 

Hシーンも丘のエロ可愛さと朱巳の色気ダダ漏れドSっぷりが最高でした。

執着・共依存・両片思い作品がお好きな方は是非。

◯◯しないと出られない部屋

高校の頃の初恋を引きずったまま大人になった受、守屋。
偶然その相手辻村と再会し、変わらない自分の恋心を自覚するも、想いを伝えることなどできず……
そんな中、守屋と辻村の2人は「指令をクリアしないと出られない部屋」に閉じ込められてしまうというのがあらすじ。

密室での指令を通して2人の関係が徐々に深まり、両思いになっていくある意味王道なお話です。
白松先生の作品は絵柄が可愛くコマ割も見やすい分、とても読みやすいなと感じます。
BL初心者にオススメのお話かな。


個人的には同時収録作「another room#1」のほうが好みでした。
守屋と辻村の2人を密室に閉じ込めた主、七村。
守屋の元セフレであり、2人の会社の常務です。
七村がそんなことをしたのは、守屋の恋心にケリをつけさせて自分の方を向いてもらうため…が主な目的でしたが、結果的に2人の恋を実らせることになってしまい凹む七村。

そんな七村をずっと側で見守っていた秘書、宗吾は、ある日七村と自分を「あの密室」に閉じ込め…というお話。
小さい頃から七村のことが好きだった宗吾は「3日だけこの部屋で自分と一緒に過ごしてほしい、3日で振り向いてもらえなければ諦める」との告白をします。

ずっと七村だけを想い、そばに仕えてきた宗吾の一途年下攻めっぷりがめちゃくちゃよかったです。
色々あって両思いになった時、感極まる宗吾のシーンがすごくキュンときます。
一途わんこ攻め好きな方は是非。

エロアカから始まる恋

SNS上でのエロアカウント
それをきっかけに同僚教師2人の関係が深まっていくストーリー。

受の左雨先生、清純で奥手な雰囲気なのに
こっそりエロ垢でディルドを使ってのアナニー動画を投稿するような大胆さがあるのがたまらなく色っぽいです。
アナニー好きなだけでゲイではないと否定しますが、
富士先生に1度抱かれた後はアナニーが物足りなくなった自分に戸惑う所がとても可愛い。

ディルド代わりのアナニーの動画にされていると思いつつ、左雨と繋がりを持てるなら身体だけの繋がりでもいいと思う富士。
富士のことが気になり出した矢先に「富士には彼女がいる」という話を聞き、富士の将来のためにも好きだと打ち明けられない左雨。

両片思いなのにすれ違う2人がとてもじれったい。
切なくて甘く、なおかつエロさもあってよかったです。
もう少しこの2人の話が読みたくなったので、続編も買ってみようと思います。

THE執着攻

読み始めた当初「普通のマッサージもの?何でこんなに評価高いんだろう」と思っていたのですが、
読み進めていくうちに「なるほど!」と納得しました。

攻・岸辺の執着度合いが最高です…!
元々小学生時の同級生である2人(受の直斗はその事を忘れています)。

20年かけて直斗を色んな意味で守って癒せる男になるための努力を重ね、偶然を装って街のマッサージ師として知り合い。
そして、直斗を自分のものにするため、計算に計算を尽くしてマッサージを通して直斗のことを落とそうとします。
「搦めとる」という言い方がよく似合う岸辺の執着愛に思わずゾクゾクしました。

マッサージの気持ち良さから、身も心も岸辺にトロトロに落とされていく直斗がエロい。
Hシーンはエロいし構図もとても良くて、これがデビュー作とは思えないぐらいです。

次回作も楽しみな作家さんでした。

受のむちむち感がいい

表紙に惹かれて購入しました。
筋肉質で体格が良い調教師の史也。
自分も「ご主人様」に甘やかされ調教されたいという願望を持っていますが、可愛くない自分には無理だと諦めています。

そんな彼を見初め、3億で買った城崎。
高級マンションの一室を与えてくれて、優しくしてくれる城崎に
恩返しをしたいと身体のご奉仕を頑張る史也がとてもエロ可愛い。
筋肉でむっちむちな身体での犬コスプレ、そしてそこからのおねだりが最高でした。
Hシーンは汁だく濃いめ。
綺麗な絵と相まってとても良かったです。

過去のトラウマから、無条件で自分を愛してくれる存在が欲しいと望んでいる城崎。
史也がその存在になっていく過程が凄くキュンときます。

とりあえず本当に史也がエロ可愛いです。
おまけ漫画「おっぱい触りますか?」の史也のセリフにめちゃくちゃ萌えました。
体格の良くてピュアな受は最高だなと再実感。