読み進めるほどに、めちゃくちゃ面白くなってくるんです!「ファンタジー」って要素が、単なる世界観の飾りじゃなくて、主人公たちの恋愛と並行してメインの「抗争」が進んでいくところが最高。そこにちょっとしたミステリー要素も加わってて、話の展開が本当に楽しめるんです!
アルトは明るくて元気いっぱいな年下で爽やかだなぁ…。普段はワンコ攻めってあんまり読まないんですけど、たまに読むと、こういう年下攻めって意外と可愛いなって思いました! エルヴァのことを一途に想って、全てを捧げようとする姿が…。それでいて、彼の周りの謎がどんどん深まっていくから、めっちゃ気になっちゃうんですよね~!
ストーリー重視のBLが好きな方、絶対に続きを楽しんでほしいです! 見逃せない展開が待ってますよ!
今までたくさんのサラリーマンBLを読んできましたが、多くはドラマチックな設定がベースだった。職場のライバル同士だったり、積極的な「攻め」と内向きな「受け」の駆け引きが中心だったり…。
でもこの作品は「カミングアウト」という重いテーマから始まり、主人公が抱える「同性愛は異性愛とは違う」という悩みにまで踏み込んでいて、現実味がすごく感じられるんです。キャラクターの苦しみがリアルだからこそ、感情移入しやすくて、ぐいぐい引き込まれました。
古谷社長の若い頃のエピソードには本当にびっくりさせられました…。予想外の展開に胸が締めつけられて。あんな過去があったからこそ、今のあの優しくて懐の深い古谷社長がいるんですね。