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晴斗の過保護さ、雅の引け目。それぞれの核心に踏み込んで距離を縮めようと模索するストーリーでした。
愛が深まっても過去の傷や恐れが簡単には消えない現実を丁寧に描いており、甘さだけでは終わらず展開されていました。相手を想うがゆえの言動で無意識に相手を傷つける。細かな痛みの積み重ねがこちらにも感情の説得力を感じさせます。概ね読んでいて胸が苦しくなりました。
一方で、緊張状態を緩やかにほどいていく瞬間には確かな救いがあり、ドラマチックさが際立ちます。絵柄もストーリーも空気感の演出が一歩進み、二人の関係の続きを見守りたい身として満足度の高い一冊でした。
大学に入って親公認で同居して。
幸せいっぱいかと思ったら…。
雅が感情表現豊かになってすぐ泣いたり可愛いですね。
何でも与えてくれる晴斗。ちょっと束縛めな先回りしすぎな感ありで。
雅が高校の頃は尖ってたのに?すっかり弱くなっちゃって。幸せだから?囲い込まれてるから?
不安だらけで大喧嘩して旅行して仲直りして帰省して。晴斗の実家で自分との育ちの違いを実感する雅。
お互い人間関係も広がり、特に晴斗はアルファだから…とか、格差とか、ままならないなあ。一度は通る道?
もっともっと幸せになあれ〜!
1巻では暗い顔、荒んだ顔、悲しい顔、苦しい顔、たくさん見ましたが、穏やかで幸せそうに過ごしています。
バイトなどの問題で少しのすれ違いはあるけれど、同じ家で暮らし朝晩、顔をあわせて過ごせる関係にほっとします。
一条の誕生日プレゼントをしたい、とがんばる雅と、雅に何がほしいか聞かれて、1日2人っきりでだらだらしたいと答える一条。
とても素敵で甘くて素敵な誕生日でした。
安定して幸せに過ごしていたはずの2人ですが、活動範囲、交流範囲が広がったことで、嫉妬に苦しむことも。
お互いを大切に想っているがゆえの言動が、2人の関係にひびをいれてしまいます。
2人とも間違っていないけど、正しくはない、そんな言動が切ないです。
1巻でも思ったけど、一条は、悪い状況になってからの、考察と努力がすごい、すばらしいです。
すごくできた男で感心します。
雅ががんばっていない、というわけではなく、前向きにとてもがんばっているのだけど、一条が男前すぎて感動します。
途中で苦しくもなりましたが、幸せいっぱいのラストを味わいました。
キャラによって爪の形まで描き分けていらっしゃる作者さん。今回も、同級生の箸の割り方や二人の部屋の様子など、細かい部分まで楽しめました。部屋に置かれているものや飾られている写真などからも、二人の仲睦まじい様子が想像できます。
少々不穏な空気の流れる2巻ですが、結果二人の成長や関係性の深化に繋がっていくのでとても良い読後感でした。1巻は不憫受けの救済という印象が強めでしたが、今回は受けが「弱いままじゃ嫌だ」と葛藤します。頑張る受けちゃん、大好きです。
