小山田あみさんのレビュー一覧

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

今回も最高でした

お決まりの説明文にお決まりの描写で、既にシリーズの様式美が完成されている作品だと思います。

そして場面の切り替えが見事で読者を飽きさせません。
閨のシーンもダラダラ続かないで、ギュッと濃ゆいのが最高でした。

それから何と言っても今回は光彬の活躍がとても光りました。誰にでも平等で寛容な人柄がたまに歯痒く思う時もあります。
ですが火付けの咎人を追い込んだ時に襲って来た武士とやり合う様子…

1

華は褥に咲き狂う~悪華と純華~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

人気なのが分かります

宮緒先生の他作品に比べると漢字が多くて読むのに時間がかかりました。ちょっと進むと読み方を忘れてしまうトリ頭なので、章が変わる度にルビを入れて欲しいと思いました。汗

それでも毎回起こる事件を光彬と純皓が、それぞれ別方向から近づいて最後には一緒に乗り越えて行く過程がとても面白いのです。

純皓を天女の如く崇拝して愛する純粋な光彬と、純皓の光彬に見せる顔と咲に見せる姿の余りの違いにニヤッと出来…

2

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

SSを読むことで神作品に

切なさ要素が盛りだくさんの内容で全体的には少し暗めな作品だけど、凪良ゆう先生んの文章力でぐいぐいと引き込まれていく。

ご本人は評価されなくても良いから描きたかったというショートストーリーが、本編を100倍にも素敵なものにしてくれていると思う。
作品には描かれていない2人の時間がどれだけかけがえのない時間だったかが伝わるショートストーリー。

もはやこっちを読みたくて初めから読み返すぐら…

4

誘淫オメガ―season2― 小説

砂床あい  小山田あみ 

鷲見が好きです

前作から続けて読みました。
オメガバは苦手なのですが、作家さん買いです。

オメガバは作品によって基本の設定が微妙に違いますので、今まで読んだオメガバで多かった設定とは違う部分が作中にあったりすると、あれ?と思うこともあります。
例えば、とある作品はβはΩのフェロモンを感じないですが、別の作品ではβもフェロモン感じたり。(そういう細かい違いがオメガバに戸惑う理由のひとつ)

この作品…

7

誘淫オメガ ~ハニーポット・オペレーション~ 小説

砂床あい  小山田あみ 

キャラが好きです

オメガバは基本的に好きじゃないのですが、評価も高いし、作家さん買いで思い切って購入。

囮捜査官と上司という設定やストーリーはとても面白かったですし、キャラも立ってて良かったです。
ただ、2人が惹かれあう動機というか、説得力が薄かったという印象です。
オメガバにありがちですが、フェロモンで惹かれあう以外に、相手への特別感がもう少し描写されてたらなと。(特別感、無くは無いのですが、薄いので)…

4

上海血華 小説

沙野風結子  小山田あみ 

一番好きなマフィア系BL小説

─こんなに雌蕊を欲情させて、本当に私を殺せるのですか?

衝撃的(笑撃的?すみません笑)な帯に惹かれて購入した数年前。商業BL小説に手をつけたことがなかった私にその面白さを気づかせてくれた沙野風結子神、ありがとう!
受け攻め詳細少なすぎて笑いました。
英淋もっと広まらないかなあ〜。


☆こんなところが尊いよ英淋
1.淋(リン)の兄を殺し淋を犯す自分に向けられる殺意に生きていること…

3

恋ひめやも 小説

英田サキ  小山田あみ 

「めやも」の解釈でモダる人

サスペンスなし、日常あるかもしれない状況設定での恋愛小説。
各章の小タイトルは内容を掴みやすい構成。分かっているのに、読みながら心を掴まれてしまうのは、著者の巧みな文章力のせいなのかな?
「いつか終わる恋のために」・・棚橋の気持ちが軸 
「恋ひめやも」・・水原の気持ちが軸 
---
かつての教え子・棚橋が同窓会で担任教師だった水原と再会する。
水原の外観が変った事から関心を持ち、読書好…

3

華は褥に咲き狂う(5)~兄と弟~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

め〜ちゃくちゃスケールの大きい話になりそう!

彦十郎にめちゃくちゃ執着してた妖の存在が露わに……
玉兎と名乗るそいつは彦十郎に格別の想いを抱いていて、彦十郎亡き後は、その血を継ぐ光彬にご執心。
そして光彬と女子をくっつけて彦十郎の血を受け継いだ子を産ませようとしてる。

光彬も壮絶な人たらしだけど、その祖父・彦十郎ときたら人どころか妖までたらしこんでたとか、どーゆーことよ?!
おまけに今までのお話のあれこれは、実は玉兎が絡んでいるら…

3

誘淫オメガ―season2― 小説

砂床あい  小山田あみ 

世界観が

『~ハニーポット・オペレーション』からぶっ続けて読みました。

前作と比較して2人の関係はより強くなり、なおかつ『デレる司波』も見られます。なので、恋愛部分は読んでいて楽しい。

ちょっとばかり引っかかったのは、作られた世界観に「?」と感じることなんです。
出版社あらすじには、聖サリエル精神医学専門大学でのΩ連続不審死事件を潜入捜査し『やがて明らかになって行くおぞましい制度』に気づくこと…

7

誘淫オメガ ~ハニーポット・オペレーション~ 小説

砂床あい  小山田あみ 

やっと読みました

以前から「読もう、読もう」と思っていたのですが、何故か機会がなくて。元日に『誘淫オメガ-season2-』が発売されたのをきっかけにして読了。

私が面白いなと思ったのは、瓜生がΩの囮捜査官になった理由が書かれていないことなんです。勿論、社会の最下層として虐げられるΩの人たちを守りたいとか、自分もΩであるけれどそれに屈することなく戦いたいとか、そういう一般的なことは書いてあるんです。でも、個人…

3
PAGE TOP