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水城せとな
はちみつ
あまり面白味を感じなかった。前作以上に登場人物が饒舌で、完全に会話先行の作品。彼らの思考や葛藤はリアリティがあるけど、描写を台詞(独白含む)に頼ってるせいで台詞自体が説明的で不自然だし、何だか自己顕示欲の強いお喋りな女につき合わされてる気分になってシラけてしまった。言葉を尽くせば伝えたいことは容易く正確に読者に伝わるし、それが多くの共感と理解を呼んだことがわかる。勿論作者の鋭い感性がなくてはここま…
ネタバレ
キツい話なんだろうなと恐々読み始めたけれど、思いのほか笑えたし楽しめた。そして何より女が怖かった。夫の浮気を突き止めてから別れを切り出そうとする計算高さ。結局彼氏を作って、最後に「キモチワルイ」と吐き捨てた、可愛い顔を裏切る容赦のなさには序盤にして強烈なインパクトを受けた。他、甘えるふりして自分のストレス発散に男を利用する人妻。過去の男に復縁を迫る頭の良い女は手に入れる為ならライバルを正面きってこ…
飴玉
主人公である恭一は「相手が自分を好いてくれる」から自分も相手に尽くし、もう一方の今ヶ瀬は「自分が相手を好きだから」尽くすタイプ。 恭一の恋愛対象の基準が自分を好いてくれる人っていうのがすごくリアルで共感できました。 世界中のだれよりも自分を愛してくれる人が男だったら? 一緒にいて楽しいし落ち着く。だったらその相手を好きってことなの? など、恭一の苦悩は続きます。 「好き」という漠…
hinahina
「窮鼠はチーズの夢を見る」の続編。 こちらも全作同様、BLを超えて感動できるほどの恋愛本でした。 感情移入出来すぎて、ツラくて泣けてきそうになったり ちょっぴりムカっときたり。 それが出来るほど、内容の濃い本でした。 相変わらず「流され侍」な恭一と、その恭一を大好きな今ヶ瀬。 強気でくじけそうにない今ヶ瀬が 恭一との距離が近付くたびに、どんどん弱気になっていく。 これって、…
私の中では“衝撃作”でした。 普通のBLと思って読んでみたら・・・BLはもちろんだけど ちゃんとした恋愛の、細かく心理が書かれている 読み応えのある本でした。 本の中にも出て来る言葉だけど「流され侍」な恭一。 この流されっぷりたるや笑える。 言い寄られれば浮気でもなんでもOKしちゃうような人。 誰が傷つくとか、そんな事は一切考えてなさげ。 その恭一の事を大好きな今ヶ瀬。 …
aira
ここまで生っぽい恋愛を描いたマンガってあまり見たことなかったのでかなり衝撃でした…レディース誌での掲載だったようですが、一般読者の共感を得られたらしいのも頷ける。NL、BL問わず本気で誰かに惚れてしまった事があるひとには激ツボなんじゃないかというセリフやシーンが幾つかあり…かなり抉られる。ラストもファンタジーとリアルの中間という感じで好感が持てた。ただBLとしてここまでリアルなのって読む人を選ぶの…
涼香
もともと、せとな先生の絵は他の作品でやや苦手意識を持っていましたが、読んでみると全く気になりませんでした。 それどころか、大人の色気っていうか、余裕っていうか。そういったものを感じて、今ヶ瀬が恭一に惚れちゃうのも納得だなあと(笑) そしてこの作品、ぼんやり読むとあまり楽しめないと思います。ストーリーは他の方が書かれているので割愛しますが… そりゃ恭一も流され侍ですが、その時々の考えや葛藤はあ…
むつこ
ずっと読みたかった絶版作品なんですが、やっと読めました。 それだけで満足だったんですが、中身にも大満足。 絵は古いけど、世界観は最近の水城作品に繋がるものがある。 曇りのないまっさらなハッピーエンドじゃなく、必ず鬱的なものを組み込んだ結末。これが好きか嫌いかで、水城作品に対する評価は180度変わんだろうなと思いました。私は好き。大好きです。 『彼岸過迄』 陰間茶屋っていろんな作家さんが題材にして…
更弥
最初の「窮鼠~」のほうとあわせて購入していっきに読みました。 読み始めは、正直なんだかちょっと昔っぽい絵かな、とか思って読んでました。 でも、途中からもうぜんぜん気にならなかったです。気にならないほど、話に引き込まれました。 しっかりとした形のない恋愛が怖くて不安なのに、どうしても恭一に惹かれて離れきれない今ヶ瀬。 前巻から、いろいろ迷ったり葛藤したりが多い恭一のほうは、やっぱり最…
だむ
上海という街をかけて勢力争いを続ける、ストリートキッズ達のチーム「翔龍記」と「都蘭」。七夕の夜に偶然に出会った翔龍記の大武と都蘭の雪は、お互いの素性も知らずに惹かれ合っていく。二人の出会いによって壊れていく「翔龍記」と「都蘭」、それでも離れることの出来ない二人の行く末。 大武と雪に関わる人々の交錯する想い、チームへの裏切りだとわかりながら秘密を重ねることを止められない二人。一つしかない終わり…