水無月さららさんのレビュー一覧

いたいけな弟子と魔導師さま 小説

水無月さらら  yoco 

ユニコーンとドラゴンと妖精と魔法使いでしゅ。

父王から義母との不倫を疑われて魔獣の棲む森に捨てられた王子の物語。

優しかった父や家庭教師にも信じてもらえず悲しみの中、せめて死の恐怖を感じないくらい幼い子供になりたいと願い、霊力の宿った樹の魔力で子供の姿になった少年の物語。
思惑とは違い姿は幼くとも精神も記憶もそのままだったのですが…。

小さくなった王子は森で出会った動物やユニコーンの助けで魔法使いの弟子として森で修行することにな…

2

元カレと今カレと僕 小説

水無月さらら  水名瀬雅良 

価値観が合いませんでした……

 雇われ弁護士の朝倉英明と、イラストレーターの卵・川島郁己と、事故で亡くなってしまった野口(幽霊)の話。

 メインテーマは、郁己が心を込めて作ったキャラクタが盗作されて、それを訴えるために朝倉の力を借りる、ですが。
 盗作されるまでの経過に亡くなってしまった野口が絡んでいたり、死んでしまったはずの野口が成仏できていなくて幽霊として郁己に憑いていたり、ちょっと設定としては斜め上なところもあり…

1

いたいけな弟子と魔導師さま 小説

水無月さらら  yoco 

大人になることの寓話

それほどたくさん読んでいるわけではないのですが「水無月さんのお話の主人公ってあまり『男』を感じないなぁ」と思います。
っていうか、そういう主人公を据えたお話を私がいたく気に入っています。
『教養小説』と言うか『成長物語』と言うか、それを説教臭くなく、それも楽しく可愛らしく書いてくださる。これが非常に私のツボにはまってしまうのです。『コバルト文庫のあの感じ』とでも言ったら、古の姐さま方には通じる…

3

顔がない旅人 小説

水無月さらら  椛嶋リラコ 

二千年も彷徨った異国の王子の終息の出逢い

2019年刊。
あらすじに惹かれて購入。
水無月さんは歴の長いBL作家さんだがほんの数冊しか読めていない。
面白いかどうかはいざ読んでみてのルーレット状態だが、今回のディ〇ニーファンタジーっぽい物語は好みに合った。
ただこの作家さん、はっちゃけた後書きを書く部分は損しているかも知れない。

宝石店の店員・操は同性の恋人に裏切られた憂さ晴らしに一夜限りの男を拾うが、仮面を外さないその男の…

4

顔がない旅人 小説

水無月さらら  椛嶋リラコ 

クズ二人の存在感がデカすぎます。

私は普段、ツッコミを入れたりしつつ、好き勝手にレビューを書かせていただいてます。
が、それを低評価レビューでもやった所、批判が来ました。
色々反省しまして、フザケて見えないよう、なるべく端的にレビュー書いてみました。
すると、今度はすごく冷たい印象になってしまい、これはこれで本意では無いため、困惑してます。
色々手直ししましたが、どうにも上手くいかないです。
一応、個人的な印象としまして…

10

時をかける鍵 小説

水無月さらら  サマミヤアカザ 

過去からのメッセージに涙腺が…(;///;)

随分前に購入して何度か読もうと手にはしたものの
出だしの数ページがいまいちシックリ来なくて積んでました;

スッと物語に入り込める本と入り込めない本ってありますよね…?
(たまたま気分があわなっかただけかな(。_。)?)

でも出だしを乗り越えたら面白くなって一気に読み終えました。
出会うはずのない場所で時空を越えて恋愛をする
ロマンのある素敵な恋物語でとても良かったです(;///…

4

いたいけな弟子と魔導師さま 小説

水無月さらら  yoco 

捨てられた王子の成長と恋



ファンタジー映画のようでした。

<あらすじ>
ロンバート王国第1王子のリシャール(受け)は王妃である継母へ懸想したという冤罪を着せられ、生きては帰れないという魔の森へと捨てられてしまいます。
17歳を前に生きることを諦めたリシャールは、木の精にせめて死の恐怖から逃れられるようにと幼児の姿へと変えてもらうのです。
魔獣に襲われ喰われそうになったリシャールは一角獣に助けられ、彼の主…

3

オトコにつまずくお年頃 小説

水無月さらら  みずかねりょう 

めっっちゃ恋愛でした

 BL作品に「めっちゃ恋愛でした」ってレビューはどうなんだ、というツッコミはさておき。

 端的に言うと、淡泊で美人の受けが最強イケメンプレイボーイ攻めと恋愛する話です。恋愛する話です。恋愛する話です。(大事なことなので三回)

 恋愛感情に無理がないのがとても良かったです。
 駆け引き、というかいわゆる「押して駄目なら引いてみろ」がほとんど無意識の上に行われる辺りもラブだな~と思いまし…

2

こじらせまくった長い長い恋の話 小説

水無月さらら  マミタ 

鈍感というよりは…

マミタさんのイラストがあまりにも麗しいし
更には“十年間親友に口説かれ続けている”設定、
つまり受け視点だけど攻めは口説き続けている状態という点に惹かれました。
ところが、受け(になる)の入江は
自分が同性に性的な目で見られることや
攻めの宇喜多の気持ちに鈍感で……。
鈍感というより無神経な印象を持ってしまいました。
そもそも酒に弱いくせにいい年して自分の許容量を把握出来ていないとか…

3

こじらせまくった長い長い恋の話 小説

水無月さらら  マミタ 

可愛かった

表紙に惹かれて購入。攻めがいじらしくて可愛くて萌2より萌。さすが水無月先生、おそるおそる手に取ってみましたが、わーおという箇所のあるお話でした。高校時代の同級生の10年?こじらせ恋話で、本編240P+あとがきです。小説charaに2003年に掲載した作品で、思い入れあったため今回大幅加筆したとのこと。女性が受けに絡んでくるのと、女性関係でわーおなシーンある為、BL読み始めたばかり★というようなフレ…

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