雪舟薫さんのレビュー一覧

不確かな抱擁 小説

夜光花  雪舟薫 

ホラー+エロ、the夜光花!

夏にピッタリのオカルト・ホラー系の作品です。
私はこういうの大好きなので、とっても面白かったです!
謎の因習が残る八ツ島、生贄の家系、母の死と記憶喪失……このいかにも!なおどろおどろしい舞台設定にワクワクしますね。
冒頭、いきなりレイプ!です。
いえ、行為ではなく「事後」で、シャツは破れ下半身むき出し、お尻はずきずき、俺は何されたの?
主人公北斗は元々7才までの記憶が曖昧で、その秘密、母…

1

無邪気じゃいられない 小説

葉澄梢子  雪舟薫 

アブノーマルな設定に説得力が持たせられていないような・・・

どうにもカップリングがツボにはまらず…年の差カップルが大好きなのに、と思いつつやや残念に思った作品でした。
このカップルは年が離れているということより、男同士だということよりももっとインパクトのある設定に説得力を持たせられていないという感じがします。


主人公の愛は施設育ちの16歳。
健気に生活費を稼いで頑張る高校生ですが、中身は中学生くらい子供っぽいかな、とも。
年の差ものだとこの…

1

契約不履行 小説

義月粧子  雪舟薫 

こういうのが読みたかったの。

挿絵で選んでかなり前に購入していたのに、なぜ読まなかったんかな~。義月先生は初めて読んだ作品の印象が薄く、食指が動かず。ブーム到来のきっかけは、久しぶりに訪れたフォローレヴュアーさんのマイページでした。「好きな作品」がちょっとリニューアルされていて、そこに挙げてくださっていた『俺と奴の対峙する関係』を読んだらツボすぎて…(ありがとうございます♡)

とある製作所に勤める技術者と営業のリーマンラ…

3

FLESH&BLOOD(1) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

BL小説で初めて「キャラ萌え」しました

既刊25巻読み終えての感想です。
確かに序盤のBL要素は、男の友情に毛が生えた程度しかないのですが、それを補って余りある面白さです。
序盤の歴史描写が退屈に感じる場合もあるかもしれませんが、それを乗り越えるとあとはジェットコースターのように落ちたり上がったり翻弄されながらあっという間に読み終えてしまいます。
それぞれのキャラクターの魅力をここで語ると愛が溢れすぎて爆発してしまうので割愛します…

1

FLESH&BLOOD(1) 小説

松岡なつき  雪舟薫 

史実は下手なストーリーよりも面白いですよね

面白いは面白いんですが、それは歴史の面白さであってBLの面白さじゃない気がします。面白さのツボはキャッチしているのに、BLや恋愛じゃなくてなろうよりなんですよね。
いっそ薄味ならBL失くしちゃえばとも思いましたが、歴史ものやトリップものが見たければ一般作をみればいいので、そちらと比べると力不足かなと思います。
良くも悪くもBL業界だから新鮮に感じられ、文章や展開の巧みさが目立つのでしょう。

2

御曹司は恋に惑う 小説

遠野春日  雪舟薫 

軽い話かと思いきや

2005年出版リーフノベルズを加筆修正した表題作「御曹司は恋に惑う」に、書き下ろしの後日談ショート「御曹司は愛を囁く」の2作品が収録されています。

タイトルとあらすじから、主人公の御曹司な奨(攻め)が、魅力的な森生(受け)に恋してぐるぐる迷う軽めの話かと思いきや、結構しっとりとした堅実な内容でした。

奨(攻め)と森生(受け)の両方の視点が入っていて、惹かれ合う過程が分かって読みやすかっ…

0

青の華燭 小説

高岡ミズミ  雪舟薫 

一人は寂しい

表紙は青くてキレイだが、まさかそれだけでgetしたのかなあ。
手にした理由がまったく不明。
高岡先生、ちょっとおどろおどろしいお話を書かれるイメージがあって
さけていたので、読みながらドキドキ。

1.ニライカナイほど 痛いとか怖いはなかったですが、
少々リアルに怖いところがあったぐらい。耐えられました。

2.大切にされてきた受けさんが一人になった時の描写が心にしみました。
一…

0

月と茉莉花 -月に歩す- 小説

佐倉朱里  雪舟薫 

完全に堕ちました

次、3巻目いってみよー といってやってきました3巻目。
1巻目 萌 2巻目 萌2 で3巻目 神です。
完全に堕ちました。受けに ではなく、この小説全体に。

しっとりじんわり物がお好きな方限定とは思いますが
秋の夜長、美しいお月さまなどを見ながら、ひんやりした空気の中で読むのに
ぴったりな作品だと思います!

1巻目で既にくっついていて、
2巻目でも攻めさん弟にちゃちゃ入れられた…

6

月と茉莉花 ~羞花閉月~ 小説

佐倉朱里  雪舟薫 

うーん半分ぐらい墜ちた

なぜかシリーズ1冊目の「月と茉莉花」に到達。
「受けさんもうちょっと強くなって」 とのレビューのあと、
続きで こちらを読みました。

危なかった。
かなりノックアウト寸前。

あんなによわっちくて いらっとしてた受けさんなんだが
健気すぎて、だんだん絆されてきた・・・やばい、墜ちそう。

しかしまあ、二人して不器用なこと。
受けさんは目が不自由なのと隔離されてたから、コミュ…

2

月と茉莉花 小説

佐倉朱里  雪舟薫 

名前つけてもらえないなんて ひどすぎ

なぜかこの本に到達。(すんません、ちっぴり文章が変だったので修正)
キラキラファンタジー、せつない が好きなので、ひっかかったものと思われます。

キラキラはなく純粋中華もの。水墨画のような印象。しっとり、じんわり。
とても丁寧に描かれておられるように思います。

好みではなかったのが、受けさん。
ちょっと弱すぎた・・・・・
や、そういう設定なんだろうけど、もうちょっと気の強い感じ…

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