なおっち
僕は君と。恋に落ちる為に出逢った。
一難去ってまた一難。ラブラブな2人に襲いかかる災難。でも、ニクいまでにハートフルに収束して行くんです。1冊にひとつかふたつ。事件があって、それを乗り越えて。
それがある事で前よりもずっと深まって行く愛情。
今回は結城の家の事情にスポットが当たります。大きな屋敷に通いの家政婦さんが居るだけの結城家。忙しい両親は家に居る事が無く、結城はいつも1人ぼっち。そんな結城家に弟たちと遊びに来ていたのぼ…
気持ち溢れて。とうとう落ちる。
相変わらずキザ坊の結城に振り回されるばかりののぼる。
けれど、結城の様に恵まれた家庭では無い。自分の学費の為に生活も困窮しているのぼるは結城との違いを意識するにつけ、卑屈な気持ちになって行く。
所詮住む世界が違うのだ。
本作はのぼるが生活費の為に学園で禁止されているバイトをしたり。その事で自分でお金を稼ぐという事を初めて結城が理解してみたり。ちょっぴり道徳的なほのぼのさも見られる展開。
道…
こういうのを夢中って言うんだよ。
庶民なのに単純にお嬢様に憧れ、ひたすら勉強を頑張って聖峰学園の特待生になったのぼるは、お金持ちのご子息ばかりが集う学園生活について行けない。
それでも周りのご子息たちに合わせて気取った言葉使いをして何とか誤魔化していたのに。
ある日、キザを絵に描いた様な結城家のご子息に見染められ。彼の前だけは本来の姿を晒してしまう羽目になる。
結果的には結城の前では自分を偽わる必要が無くなったので、のぼるは…
今が幸せだから。きっと、前に進んでいける。
家庭訪問なんてあって。本作が教師ものだった事を思い出させてくれます。
前巻まではどちらかと言うと井吹のバックボーンに言及した物語だったのが、孝紀の最初の結婚と別れについて語られます。
孝紀は10代で結婚しただけあって、妻となった彼女も相当なやんちゃ者。その後不倫した相手と別れ、今また別の人と結婚したという。
娘が家を出て行ったことに裕紀の祖父母は心を痛め、孫の裕紀が支えだというので、別れた後…
井吹が旦那ヅラしはじめました…。
『井吹はもう。ただの恋人じゃない。それ以上の存在になりはじめている。』
会えばエッロエロにエチしまくっている井吹と孝紀ですが、少しずつ少しずつ、互いのバックボーンが見えて来て。それを互いに丸ごと受け入れる様になって来ました。
束縛強めの旦那・井吹。そんな猛獣をいなして尻に敷いている嫁・孝紀。
井吹のワケあり風の弟も登場して、本作もわちゃわちゃヤっています。
今どきの問題を孕んでいて、ハ…
