竹美家ららさんのレビュー一覧

千流のねがい 小説

玄上八絹  竹美家らら 

神様のレプリカ

小学生だった颯太は神社の格子越しに見た美しい「神様」にみせられ、神社に通うようになる。
再三の呼びかけに答えたのはあの日見た神様とは違う、小さな「きつね」――神様のレプリカ、凜だった。
反発しながらも心を通わせていく二人だったが、造りものの「きつね」には人と相容れない、ある刷り込みがなされていて……

きつね、神社というキーワードからはずいぶん離れたSF設定にはびっくりしたけれど、切なくて…

3

篝火の塔、沈黙の唇 小説

玄上八絹  竹美家らら 

閉じられた世界

自分は小説を読むペースは比較的速い方なんですが、この作品はじっくりゆっくり読みました。
息子椿[受]は本家の嫡男でで有りながら母親によって盲目にされひっそりと隠し育てられ、父親の死後は孤島の灯台に幽閉されています。
島と言っても食料も無く灯台だけが有るというそんな環境で、年老いた女中が一人世話をやく為に居るのみ。
椿の異母兄弟の兄2人は、時折舟で食料を運んで来ては椿を慰み者にします、この辺の…

5

隣に居るひと 小説

椎崎夕  竹美家らら 

今度こそ!!

姉の形見の喫茶店を営みながら姪の桃子を育てている室瀬玲一。
桃子の叔父にあたる西崎と恋愛関係になるも、その歩みはひどく穏やかだった。
そんな微妙な二人の元に、桃子の祖父である大企業の会長から桃子と玲一あてのパーティの誘いが届く。
断り切れず、二人そろってパーティに出席する玲一だったが、それは再び桃子と玲一を引き裂く策略の始まりだった……

前回なんだかんだもやっとしたまま終ってしまって、…

2

隣に居るひと 小説

椎崎夕  竹美家らら 

やっぱり非BL

評価の「中立」は決してマイナス評価ではありません><

どうしてもBLとして読めないのです。ということで、「中立」。

とは言っても、西崎と冷二は恋人(?)になっているので、ラブではあるんですよね。
でも、普段は長年連れ添った熟年夫婦みたいです。 互いが居るだけで満足という……。
二人だけのときは、冷二は女子中学生もビックリの純情ぶりなのです。西崎は超執着系に変貌(-_-)ノ

し…

0

帰る場所 小説

椎崎夕  竹美家らら 

非BL

評価の「中立」は決してマイナス評価ではありません><

私の中ではこの作品は非BLジャンルに分類されてしまいます。
なので、「中立」ということで……。
西澤と冷二のラブというよりは、冷二と桃子のホームドラマとして読めました。

まず、ラブ要素が少ないです(^^;)ゞ
というより、ゆ~~っくり進行。
最近はこういうゆっくりの作品をよく読んでいたのですが、ここまでのはなかなか無いかも。…

2

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

ほのぼのブラコンズ

面白かったです!というか、面白いというより、和む。
ブラコンって可愛いですね…。

登場人物は結構なブラコンが多いです。
主人公・章彦は、弟至上主義な玩具メーカーの王子様。そんな章彦の弟・太一の部屋に居候しているのは高林というゲイの青年。ある日、章彦は太一が高林を好きなのではないかと疑い始める。大事な弟を守るため、自分が太一の身代わりになることを高林と約束して…?というお話。

文章も…

1

おとぎ話のゆくえ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

現代のおとぎ話

根無し草の来生は知り合いにくっついて彼の実家のある田舎町にやってきた。
そこは都会暮らしの彼にとっては未知の世界とも言える場所。
昔からのお殿様が存在し、息子である若様はみんなから慕われる。
その良くできた若様、奏に懐かれうっとうしく思いながらもいつのまにかそんな毎日が楽しくなってきた来生だったが……

城下町で現代の若様としてまっすぐに育った少年と、都会でふらふらと生活していたアウトサ…

4

羊とオオカミの理由 小説

杉原理生  竹美家らら 

ほのぼの


まさにほのぼのラブコメって感じでしたね~^^

まず主人公からして可愛らしいです

28歳にもなって外見は王子様・頭の中身はお花畑
極めつけに玩具メーカーに勤めてるなんて可愛らしすぎですよ章彦さん!笑

だからといってふわふわしているわけでもなく、幼くして両親を亡くしたことから年の離れた弟の世話をやいてるしっかり者でもあります.

ただ世話をやきすぎてブラコンなんてからかわれちゃうみたいですが...

1

おとぎ話のゆくえ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

睦言よりも雄弁な言葉

寄せては返す波のように、さざめく感情が静かに
満ちてゆく過程と、飾らない言葉が魅力だと思う作家です。
一穂先生の作品にはそれぞれに色を感じる事が多く、
それは情景や風景の描写が感情の流れの奥に
佇んでいるからかもしれません。
今作は長閑でも緩く閉ざされた曇天の街、
薄墨色のイメージでした。

世が世なら殿様一家であるやんごとない育ちの湊と、
人にも物にも一切の執着を持たない根無し…

2

上海 小説

かわい有美子  竹美家らら 

上質のロマンス

萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
情景描写の巧さはやはり群を抜くかわいさん。
これぞロマンス。

租界が成立してからおよそ100年の間、美しく、妖しくその栄華を誇った上海。
あらゆるものが混沌とし、「魔都」の呼び名に相応しい蟲惑的なその都も、第二次世界大戦を前にして消滅します。
この話の舞台は、その消えゆく最後の数十年の上海。
イングランド貴族の嫡子であるレイモンドと、使用人の捨…

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