中原一也さんのレビュー一覧

淫雨 小説

中原一也  國沢智 

う〰️ん。

中原一也さんはコミカルな話の上手い作家さんですが、私はむしろ、受けの被虐願望を暴き出すような容赦のない責めをする冷淡な攻めが出てくるシリアスな作品の方が好きで、期待して読み始めたのですが、う〰️ん、この話はちょっと。

気持ちを明らかにしただけで、成就するまでは辿り着けなかった幼い恋を心に秘めたまま、10年間も会えずに大人になった二人。
会えない間に1人は厳しい環境にさらされ、生きるために悪…

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双子の獣たち 小説

中原一也  笠井あゆみ 

貪欲な兄

久々の読み返しです。
兄弟ものですね。双子の弟二人と兄です。
兄弟物はよく読むのでどんな設定だったっけ?と思い出しながら読みました。

子供の頃に両親を亡くし別々に引き取られた三人。幼い弟は一緒に暮らしたいと泣いて兄は頑張って頑張ってなんとか三人で暮らせるようになりました。

今では双子の弟達も立派になって。でも親戚の叔父さんや職場で独立する恩師からいつまでもこのまま三人暮らしでいいの…

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親友とその息子 小説

中原一也  兼守美行 

設定よりも、他がいい!

 一回り離れた年上の幼馴染み・野垣にに片想いをしている栢山は、想い人に似た相手と一晩だけの体の関係を持つことを繰り返していた。
 そんな時、栢山の息子から「好きだ」と告白されて、思わず体の関係を持とうとしてしまう。
 しかしながら、本命である野垣に現場に踏み込まれてしまって……という話でした。

 息子に迫られ、父親にはすげなくされ……という状況。
 多分、好きな人にはとんでもなく好きな…

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悪徳の褥 小説

中原一也  陸裕千景子 

ヒリヒリ追いかけっこ

一気に読めました。
なんという雄味?牡ですね攻めは。
受けの全てを手に入れる為の入念に練られた追いかけっこ。

組の若頭黒田と黒田にスカウトされ心酔し全身全霊で仕える二宮。
常々二宮は黒田を組長にさらには親組織の幹部にしたいと思っていた。

黒田はとんでもない牡ですね。
組事務所や自宅に男女問わず連れ込み相手が失神するまでやりたおし、それを二宮に見せつけて。

しかし黒田はある…

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俺が好きなら咬んでみろ 小説

中原一也  小野浜こわし 

男前同士

表紙に惹かれて読んでみたらとても良かった。

思い人のバーテンを守るため、吸血鬼になってまで戻ってきた刑事。
バーテンを狙い、刑事を殺した犯人を捕まえるまでの期限付きでこの世にしがみつくことを決めた刑事が格好いい。見た目もワイルドなジゴロ。

バーテンが刑事に対して素っ気ない態度を取る度に、別れが迫ってるんだからもっと優しくして!と思ったが、
その本心も察して愛し続ける刑事さんの包容力…

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白銀のオオカミと森のお医者さん 小説

中原一也  奈良千春 

安心して世界観に浸れました

獣人で動物の姿でも人間の言葉を話すなんて
ファンタジーどころではないんですが
細かいことは気にならないくらいキャラが魅力的で
するする読めて楽しめるのが中原さんの動物シリーズ(?)なんですね。

獣医の先生・岡村は、普段は優しいけどいざという時には男気があって
決してヤワではないのが
中原さんの某作品の受けを彷彿させるようなタイプでしたが
そこがまた良かったです。
オオカミ組の牙…

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妖精ハンター☓DT 〜女体化!? 妄想ワンコの暴走〜 小説

中原一也  國沢智 

シリーズ第二弾

前作よりもラブ増しましです。
官能語彙も増しましです。
女体化とサブタイトルにあるので、苦手な方はご注意を。
でも、それがメインではないので、とんちき設定なのでその部分も楽しめる範囲かな?とは思います。
(感じ方は個人差があるので、なんとも言えませんが・・・)

阿久津の心境が、犬山に絆されながらもちゃんとラブが育っててじわじわきました。
犬山家の秘密も明らかになり、阿久津の兄にもち…

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妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

軽妙

いそうでいない、主人公「阿久津喜晴」というキャラクターが、普段はあまりオヤジに食指動かない私でも楽しめました。
楽しめた原因のひとつに、妖精というファンタジー要素と事件を解決していく謎要素、そしてなんと言っても秀逸だったのが、攻めの犬山大貴の感情表現というか、言い回しが絶妙で、その語彙の豊富さに圧倒され、次はどんな言葉が出てくるかのかな~?とワクワクしながら1冊まるまる官能表現を堪能しました。

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魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

色気溢れてる攻めが読みたい人にオススメ

魔性の男ってどんなタイプなんだろうとドキドキしながら読み始めました。
勝手に好意を押し付けられる、受けの名波はとても気の毒な人でした。
そしてもう一人の魔性の男の比嘉がとても素敵でした。大人の魅力と男気に溢れていて、名波が惹かれたのも分かりました。
比嘉は本当の名波の良さが分かった上でメロメロになっていました。
2人のセックスがとても色っぽくて叫びそうになりました。
中原一也先生の文章っ…

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色悪幽霊、○○がありません! 小説

中原一也  小山田あみ 

アホエロトンチキですね。

何が無くなったの?と思ってたら、まさにナニ。
痴情のもつれで殺害&チンコを切断されてしまい成仏できない不良おやじ・土方の霊の頼みで、失われたチンコ探しをする羽目になる安田……。

チンコがないんじゃエロはできないよねぇ?道具に頼るのかなぁ?と思ってたんだけど、結論として「やりまくり」です。

受けは無自覚だけど、特殊能力がありそのおかげで幽霊なのに実体化できちゃう土方。
おまけにそのパ…

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