中原一也さんのレビュー一覧

仁義なき課外授業 小説

中原一也  新藤まゆり 

本当は仁義ある課外授業

攻めの花井さんの飄々とした雰囲気がとても伝わってきて、
面白かったです。

担当になったクラスで奮闘する受けの若名さんの頑張りっぷりが
とても伝わってきて、楽しく読めました。

どちらかというと、攻めとの気持ちのやり取りを描いたというよりも、
弟思いな受けの、弟に対する気持ちの変化を描いたという印象が強かったです。

小さい頃から心が女の子だった弟の理解者であり味方だったのに、

3

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

攻め様ステキ

魔性でフェロモン散々他人に無意識に煽って美しい顔が持っている受け様はまさかのひどいトラウマがあります
攻め様は幼馴染でしかも受け様の事が全部分かってずっと側にいた
最初は攻め様は受け様の事が好きで
少し感じていた
好きなのに受け様は人を拒まなくて色んな人たちとセックスする、攻め様は表面的に気づかないけど大変でしょうね

受け様はようやく自分の気持ちがわかるとき昔のトラウマが衝撃的に襲わ…

3

愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

もうエロなしでもいいかも

 中原一也さんの本を買うのは、エロが好きだからっていうのもあったはずなのに。
 というか、このシリーズで一番好きなのは斑目の男臭さと、決して女っぽくはない坂下が、エロエロになってしまうとこだったはずなのに!

 今作を読んで、もうエロなくてもいいんじゃない。
 むしろBLじゃなくてもいいんじゃない、って思いました。(いい意味で)

 ずっとこの町での、出会いと別れを読んでいたいなと思い…

5

愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

バイオレンスタッチです!

シリーズも4作目になると多少飽きが来ることがあるのですがこの作品は
毎回何かしらの楽しみがあって笑わせてくれます。
しょぼくれたオヤジ達が何やら可愛く見えてくるから不思議ですよね。

今回はかなりのハードアクションとでも言いますか、バイオレンス風味が
増大してるストーリー展開になっていて、最後に涙も誘う感じで終わります。
主役二人のエロはもちろんきっちり入れながらも、斑目さんの相棒でも…

4

愛だというには切なくて 小説

中原一也  奈良千春 

ボンボヤージュ

「愛され」シリーズの4作目、今回はいつも斑目とつるんで坂下をからかう、若いのにしっかりした双葉の過去がいよいよ明かされる!?
毎回、場所が人生の悲哀を含むドヤ街だけに切ない展開が待ち受けているのですが、今回もまた、双葉絡みで人生が変わった人々が現れてそして・・・
斑目と坂下の関係は、もうすっかりオヤジ×ツンデレのいつもの如くのテンションではありますが、こうした悲しい出来事を共有した後のエッチと…

4

月下の秘めごと 小説

中原一也  有馬かつみ 

私にとっては、BL本の中でバイブル的存在の本です。

どうやってこの作品を見つけたのかは詳しく覚えていませんが、
中華風王朝モノを探していた時に知りました。

読んでみて一番に思い浮かんだのは、
秋山みち花 先生の『恋花 傾国の花嫁』です。
環境設定が昔の中国王朝で雰囲気が似ていて、
攻めの人物設定と受けの人物設定も似ていて、
描かれ方、作品から滲み出てくる雰囲気など、
全体的に似ています。
それなのに、読んでいると、「似ている」と…

1

ろくでなし 小説

中原一也  和鐵屋匠 

オヤジたまらんっす!!

表題作は、前作「あばすれ」のお父さんの物語。
オヤジ攻ですが、このオヤジっぷりが最高です!

で、オヤジ好きな私を表題作よりも惹いたのは、
息子の物語です。
オヤジの息子の空のお相手は、
空の双子の片割れの妹を好きな獣医の志垣。

空は、猫を助けてもらったお礼に、獣医の志垣に
妹とのデートをおぜん立てしようとすることから
2人の恋愛が始まります。

空もビッチぶっていて、か…

2

あばずれ 小説

中原一也  和鐵屋匠 

強く生きる!

男をはめて、お金を巻き上げるという生活?をしていた
陸(受)が、弁護士である上月(攻)をカモにしたことから、
ストーリーが動き出します。

個人的に面白いと思ったのは、
陸が、「ビッチ」なのではなく、兄弟たくさんだから
お金を集めていて、その手段が上記っていう点(笑)

だから、全然「あばずれ」ではありません!
逆に、なんだかかわいい!!

そして、カモにしたはずの上月の腹黒…

0

逃した魚 小説

中原一也  高階佑 

癒し系オヤジ

オヤジ受好きには、逃せない作品と思い購入しました。

41歳司法書士の市ヶ谷と30歳の弁護士資格を有しつつも、
市ヶ谷の補助として働くことになった織田の物語。

市ヶ谷の枯れ具合というか、もうおじいちゃん!?と
思わせてくれるような具合がたまりません。
周りがおじいちゃんがいっぱいいる環境なので、
そうなるのも理解できるのですが、
その様子に、なんとも癒されました。

ただ、…

1

極道はスーツに二度愛される 小説

中原一也  小山田あみ 

う~ん、ちょっと物足りない

このシリーズ、任侠らしい緊張感が私は気に入っているのですが、今回はそういう点では少し物足りなさを感じました。
主人公二人のカップルとしての関係はもう揺ぎ無いところまで来ているので、ラブラブなカップルものとしては楽しめましたが。
欲を言えば、芦沢さんの台詞がとても少ない気がしたので(エチシーンは饒舌なんですけど・・・)、もう少し芦澤さんにしゃべらせて欲しかったです。

任侠らしい点から言えば…

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