藤田貴美さんのレビュー一覧

WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

終わりから見捨てられた人々

電子新装版を読んだのですがページが見つからなかったのでこちらに失礼します。

木原先生の作品はいくつか拝読しているのですが、今まででいちばん疲れました。
とにかく疲れました。

世界の終わりから見捨てられて、本能の赴くままに生きることを強いられた人間達の行き着く先。

このお話は世界が急に砂になるというファンタジーチックな始まり方ですが、そのあとの諸々は実際に起き得るんですよね。

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WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

バトロワとか絶体絶命都市とかアイアムヒーロー的な

フワッと前評判の重いとか辛いとか見て読んでみたのですが、なるほど!となりました。

元々バトロワとか絶体絶命都市とかアイアムヒーローとかデスゲーム人狼とかを非BLで嗜んでいたので、そういう方向性のエンタメとして楽しめました。
得意不得意でいうと不得意なエンタメですが(私の心が弱々)それはそれとして素晴らしい作品だなと。ドラマがありますよね。良い作品でした。

割と心を抉る系と前評判を見て…

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WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

スゴイモノヲヨンデシマッタ

【注意】これは、デストピアモノでBLでは無いです。

エゲツない話だった。ある日突然すごい衝撃と共に地上にあった物が全て白い砂に。地下に居てた人だけが助かってその中でも女性は何故か先に亡くなっていって男性だけが残される。

ゾンビや得体の知れないモンスター、病原菌で敗退するお話今まで色々読んだけど、一番エグい話でした。極限状態になった時の人間模様がゲー吐きそうな描写でした。

前半[W…

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木原音瀬  藤田貴美 

いたずらがすぎる…

期待を裏切らない、斜め上からくるオチ…、ピリっときました。いえ…、
”ぎゃーーーーーーーー!”
と叫びたくなりました。”神”でもいいのかもしれませんが、、個人的にはどうしても攻視点がほしかったな~、、と思ったので、”神”寄りの萌2とさせていただきました。

攻受どちらもヤバいひとです(笑)。キャラクターは割と木原先生の定番の印象で、、ちょっと”COLD”を彷彿とさせるところもあったりするの…

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木原音瀬  藤田貴美 

究極な、言わなきゃわからない説

木原さんの作者さま買いです。
昔買ったものを読み返してレビューです。

やはり薄暗さ満載。読み応えあります。続きが気になりますが一気読みは無理な作品でした。
決して、ダラダラして一気読みが無理と言うのではなく、繊細な気持ちのすれ違いや感情に、押しつぶされてと言うかなんというか。。文章も割とぎっしり。情景などダラダラではなく前後の文章でわかるような、作品。

よく振り返ると言わなきゃ気持…

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木原音瀬  藤田貴美 

書き下ろし

最初はあまり惹かれない作品だったが、書き下ろしで印象ががらりと変わった。
エゴだらけの恋でも、本人達が幸せならそれでいいのかなと思えるようになった。
書き下ろしが主役視点の話ではなく、第三者の視点で進むのも予想外でびっくりした。
客観的に見ても理解できない・ありえない関係の二人なのに、それを納得させる先生の力量に感動。
最後の独白がこの作品のすべてを物語っているように思える。
とても人間…

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木原音瀬  藤田貴美 

気持ちを伝え合わな過ぎだよ

“同じ腹から生まれ、同じ容姿で、それでいてどうしてここまで違った運命を辿るのだろう”

今回も凄いですね…
「美しいこと」は主人公のもともと持っていた顔のつくりの美しさを利用し、そこから始まった恋や愛のお話。この作品では顔が瓜二つだけど正反対の性質の双子と、顔が全く違う叔父と甥の運命が描かれます。
コンプレックスを持つ人達の話で、大体の人は「整形をする」と知ってからこの作品を読むと思います…

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WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

受け入れられない愛と生き方

木原さんの作品は、こんな展開があるだろうとかいう自分の予想を、大したことないと言うかの如く早々に超えてくるので、いつも驚かせられまたやみつきになります
ディストピア・カニバリズムと前情報があったので、「あぁ、僕を食べてとかがあるのかな」と思って読み始めたら序盤30ページ目早々でありましたし、「それでも何度か身体の関係があってすぐ絆されるんだろう」と思っていればいつまで経っても絆されません。「リバ…

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リベット 小説

木原音瀬  藤田貴美 

なんて辛く重い

(ネタバレなしです)
箱の中、美しいことで木原さんの作品の面白さに取り憑かれたなら是非手にとって欲しい作品です。上記2つの作品では、非常に辛い思いをする比重は主人公に偏っていますが、この「リベット」は主人公初芝を中心に、3人あるいは4人がそれぞれ違う重みと辛さを持っています。
BLでイメージするような甘さはなく(それを木原作品に期待してる人は少ないですかね)とんでもない辛口です。読むのが辛くて…

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WELL 小説

木原音瀬  藤田貴美 

木原版『漂流教室』は、どこまでも残酷でエグい

凄かった……他に言葉が出ない。
横っ面叩かれて、深い穴の中に落とされた気分。
これは、BLですか?
ラブは?萌は?どこにも見当たらないのですが?
ただ、執愛という意味での愛なら確かにあったかもしれません。

これは、木原先生版『漂流教室』です。
これ、今だったら出版できなかったんじゃないかな?
暴力、殺人、レイプ、カリバニズムーー
まさに、この世の地獄です。


ある日、突…

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