奈良千春さんのレビュー一覧

帝は獣王に降嫁する 小説

沙野風結子  奈良千春 

読みごたえあり!真の帝とは。

とても読みごたえがありました。

前半はシキが兵と国の為にテルスに留まり、ガイウスと交渉し国を守り凌辱を受け続ける。

中盤ではお互いにひかれあいガイウスは自分の呪いがシキにかからないよう心配する。が原因不明の病にかかり原因を突き止める。
そしてこれまでの呪いの正体が判明して…。

後半はシキが国に戻るも弟に陥れられ処刑されかける。そこへ助けに来るガイウス。

最後はテルスでガイ…

4

明日はきみと笑うシャラララ 小説

くもはばき  奈良千春 

長い喪失からの再生

タイトルから楽しいお話かと思っていましたが。

亡くなったひとを忘れる事が出来ず苦しんでいる片山の姿は、とても哀しく。とても苦しく。
前に進めと言われてもできない。
自分だけが立ちすくんでることもわかってて、前を見ようとする人を非難する気持ちも湧き上がって、自己嫌悪したり。
また、そんな片山の前に現れるハウスキーパーの広川のオドオド具合もかなりなもの。
後半広川の生い立ちが明かされるの…

2

ディープフェイス ~閉じ込められた素顔(下)~ 小説

秀香穂里  奈良千春 

激しさの根本の儚さ

下巻。(上巻は「ダークフェイス」。)

上巻のラスト。貴志はリョウに殺されそうになって…というところからの……
貴志が首を絞められて意識が飛んでる間にリョウから体を愛撫され、夢うつつに感じまくり…というところから始まります。
事後、リョウから亮司と竜司の歴史…というか、亮司が精神異常者の双子の兄・竜司に幼い頃から暴力を受け続け、自らの隠された暴力性を元の亮司から引き離してもう1人の自分・リ…

6

ダークフェイス ~閉じ込められた素顔(上)~ 小説

秀香穂里  奈良千春 

タイトルが全て物語ってる。隠された素顔はダークな香り

秀香穂里先生といえばバラエティに富む作風が素晴らしいのですが、本作は「黒い愛情」などに連なるキレキレの、ドロドロの、エロエロの、ダークなハードBLの系譜だと感じました。
つまりは、ワタシの好み…!

主人公は、大手の明朝新聞社の新聞記者・貴志誠一。
入社以来、政治部、社会部と記者としてのエリート街道を進んでいたのですが、上司の不祥事に巻き込まれて文芸部に異動となり、文芸部を下に見ていた貴志…

2

ヘブンノウズ 赦罪 小説

英田サキ  奈良千春 

薫ちゃんのスピンオフ希望

英田作品は全て読ませて頂いており、どれもこれもどのキャラくんたちも大好きなんですが、薫ちゃんはぶっちぎりで大好きです。

恋焦がれる相手はどんなに想っても脈なし、せめてカラダだけでも繋げたいと縋った結果、セフレすらも解消されドン底に突き落とされる旭...それでも好きで好きで...苦しくて苦しくて...
そんなときに薫ちゃんみたいな人に、あんな風に心の隙間にするーーーーっと入ってこられたら常人…

5

少年は神の生贄になる 小説

夜光花  奈良千春 

少年神3巻目

ランスロットver出る前の復習中。ho●toさんで購入したもので、表紙、カラー口絵、モノクロ挿絵ありと表紙折り返しあり(この巻から!)、裏表紙なしでした。この巻で本物ジュリ復活!だんだんお話がダーク面に向かうしょっぱなという感じです。
以下盛大にネタバレなので、これから読む方はパスで。



当巻のメインイベントは、樹里がランスロットといい感じになった時に、はっきりランスロットにアーサー…

1

少年は神に嫉妬される 小説

夜光花  奈良千春 

ランスロット~~~♡

ふふふ、今度ランスロットverが出るというではないですか。狂喜乱舞、とりあえず復習して2巻目のレビューを。ああ嬉しい。先生、大洋図書様、本当に感謝です。アーサーも大好きだけどランスロットも大好き。1●で2度おいしいわ、このシリーズという気分です♡ho●toさんで購入、カラー口絵、モノクロともありますが、表紙の折り返し部分や裏表紙はありませんでした。
以下盛大にネタバレ。(&興奮気味で申し訳ありま…

1

72歳のバリスタ 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

表紙買い

表紙のせつなそうな表情にひかれて購入。よく見りゃ半分ロマンスグレー化、ほうれい線(女子の敵!)が現れているではないですか!!!手に入れたSSペーパーもだったけど、こちらの表紙も絵力MAXです、奈良先生。
と表紙もカラー口絵も激萌えだったのですが、お話がちょっと痛かった(涙)ので中立にしました。老いらくの恋は良かったんですけどねー

舞台は大きな公園の横にある喫茶店。そこのオーナー兼バリスタ(…

0

72歳のバリスタ SS書き下ろしB5リーフレット 「その後」 特典

表紙別バージョン

ラヴァーズ文庫さんの特典ペーパーって、ツルツルカラーの紙で凄く嬉しいんですよね。
そしてなんと、今回の表面は、奈良千春先生の表紙別バージョン!!!!!
若いバリスタを背中から抱き寄せている信濃という構図。そして山辺の首には、がっつり歯形!またコーヒーなどが並んでいる飾り棚の隙間から一部見える山辺は、なんと72歳バージョンという・・・
奈良先生、絵力ぶっちぎり★奈良先生、有難うございますーーー…

1

隷属の闇 小説

愁堂れな  奈良千春 

シリーズで読んだ方がいい

スピンオフ作品だと知らずにこれだけで読んでしまいました。

始めから終わりまで受けが攻めに愛情なく性的に嬲られるお話しです。

親友に裏切られて、攻めの香港マフィアのドン王に拉致監禁される、受けの麻薬捜査官真紀。
王は友情や家族の愛情など信じてなく、親友や家族を信じる真紀に様々な性的な嬲りをして、弟を裏切るよう迫ります。

その嬲りが強姦、女装、人前での奉仕、身体の開発など精神的に真…

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