二宮悦巳さんのレビュー一覧

一穂ミチ ファンブック~long hello~ ご購入特典書き下ろしペーパー 特典

最後にほろりと泣かされた

「ふったらどしゃぶり」の番外編『answered pray』。
友人の結婚式に出た一顕は、ビンゴでグラスを当てる。それは整がかつて好きだった和章が作ったもので……?という内容。

一顕視点で語られ、家で待つ整の元に持って帰って気付くかな、どうかな、と考えるのはもちろん、和章側の時の流れを感じ取って安心したり、いろんなところに思いを馳せる。

一顕は整の性格を把握し、行動予測が正確にできる…

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さあ、今から担当替えです 毎日晴天!(14) 小説

菅野彰  二宮悦巳 

とんでもなく時間をかけて大人になる二人

 デビューして五年、今まで一度も編集長と会う機会を持たなかった雑誌「アシモフ」一の売れっ子作家、秀が呼び出しを受けた。
 そこで告げられたのは「君たち、今日から担当替えです」の一言。
 あっさりとそれを受け入れたように思える大河とは対照的に、闇の中に入ってしまったように見える秀。

 という話でした。
 今までとは対照的に、目覚めてしまった秀は大河へのラブコールを撒き散らしてるんだけど、…

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SF作家は担当編集者の夢を見るか? 毎日晴天!17 小説

菅野彰  二宮悦巳 

大河と秀の大人カップルのお話……

 今回は、大河と秀の大人カップルのお話……

 って、読んでる方にはよくわかると思うんですけど、この大人カップル、一番情緒的には子供だと思うので、そんなに大人な関係! というのはまったくなくて。(主に秀)
 それでも月日は流れて、真弓と勇太は20歳の成人式を迎えた。
 人よりゆっくり大人になっている秀がようやく周りに目を向け始めて、世界が“広がった”から、勇太が成人しても、思いの外、穏やか…

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ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

最後まで面倒を見る

立て続けに凪良先生の作品を読みました。先生の作品て雰囲気がどれも違いますね。文体みたいなものも今のところあまり感じず、もっと読んでみたら気づくかな?

◾︎国立(高校教師)×仁居(非常勤講師→塾講師)
不幸を煮詰めたみたいな出自&内にこもってる受け…という苦手な設定に序盤は読み進められるか不安になりましたが、そこは凪良先生の力、最後まできっちり楽しめました。

佐田さんも4歳しか…

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ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

静かに熱いなあ。

 なんていうか、とてもとても大好きで、読んでいると胸中にいろんな切なくて熱い気持ちがあふれちゃいます。



 受け様は、寂しさを抱えていた高校生時代に、恋人だった彼から「お前の愛情は重い」と放り捨てられた心の痛みを抱えている仁居。

 攻め様は、過去に妹が受けた性的暴力を忘れられす、性的な事にナーバスな国立。

 高校教師の同僚として面識のあった2人が再開して、子猫を拾って一緒に…

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災厄は僕を好きすぎる(8) コミック

二宮悦巳  神奈木智 

続刊ありがとうございます!

5.6巻辺りが2年に1冊ペースの発売だったため、今回は昨年夏からの短スパンでの新刊発売でとっても嬉しいです!!

神奈木先生の時空を超えるラブストーリーと、二宮先生の絵が大好きで大好きで、個人的にはずっと続いて欲しい作品です。

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災厄は僕を好きすぎる(8) コミック

二宮悦巳  神奈木智 

怒涛の展開に今後の予測が不可能な面白さ!

シリーズの続編です。

高校2年生で一条家子孫の千隼くんと宝績家子孫で同じく高校2年生の育実くんの運命で結ばれた災厄と恋のお話。

7巻の最後では、千隼くんを逆恨みする男 木下が千隼くん家に宅配業者を装って偽爆弾を届けました。
後日、千隼くんと育実くんのバイト中にその木下が女を連れて現れました。
その女が言った言葉は…
「私は紅音 もう一つの宝績家の血筋よ」
8巻はその続きからです…

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エッグスタンド 小説

月村奎  二宮悦巳 

地味なんだけど、好き。

受けの透は月村さんに多い薄幸不憫受けではなく、両親にたっぷり愛されて育った子なので、一見明るくてのびのびとしている。
だけど、だからこそ、自分がゲイであることで両親に対して申し訳なさと、自己嫌悪を抱いているんですね。

そんな透のお隣に住む歯科医の宏一(攻め)。

宏一は人間嫌いとまではいかないかもしれないけど、自分と他人との間にきっちり一線を敷いている男。
他人に興味がないはずなのに…

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毎日晴天! 小説

菅野彰  二宮悦巳 

名作ホームドラマBL

…の予感!!!
長期シリーズの第1巻なのでまだまだこれから感があります。しかしどうしてでしょうワクワクが止まりません!1巻にして大変魅力的なキャラクターの数々!これは続きを読まねば!
この本が発売されたのは1990年代なんですね。しかし今読むからこそ感じる良さがこの作品にはありますね。サクサク読めてしまうので最新刊まで追いつくのはすぐかも。

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ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

急展開よりもじっくり読みたい方向け

心につっかかりのある2人が、中々踏み出せずに衝突したり理解しながら、ゆっくりと心を開いていくお話。

最初、佐田と仁居の出会いはドキドキキュンキュンするBLらしい展開。夢みたいでつま先で歩く感じの恋が綴られているのに、途中から雰囲気が変わります。ここらから、仁居の暗い感情が入り出し、国立と出会っても飛びつくわけもなく、客観視しながら徐々に近づく距離なんです。
高校生で受けた傷は長年仁居に侵食…

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