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木原音瀬 日高ショーコ
かにゃこ
ネタバレ
恋とか愛なのか・・・私には微妙。 目を瞑り・・・出世のために浅はかにも河瀬は 柴岡に身体を差し出す 6年後に再会し 柴岡という人物の本質を見ようとする河瀬 河瀬が見ようとすればするほど 柴岡は、目を閉ざす 柴岡という個人を誰も見てはくれなかったから 柴岡は、世界を見ることを放棄してしまったのかなと思いました。 誰も見てくれないなら、自分も見る必要がないのかもしれな…
みみっく
表紙カバーを見ると受け攻めがどっちなのか、想像がついたのですが、読んでいるうちに、あれあれ?もしかして逆なの?と思ってしまいました。 読み始めたら、オヤジが攻めなの?と思いました。(違ったけどね) ん~、不思議だったのは、実の母親を長年ずっと抱いていた受け(オヤジ)が、何でいきなり部下の上に乗っかっちゃったのか理解できませんでした。 乗っかるまで、いや乗っかってからもまさか自分に入れちゃ…
ジェイ
最初攻めが受けを嫌いまくり、徐々に巻き込まれ、ほだされていく木原先生のオヤジ受け・年下攻めの王道たるストーリーでした。 これは受けが死にたがりという点、木原先生の前作「情熱の温度」を彷彿とさせました。 何をしでかすかわからない柴岡を自分の家に連れ込んで始まった二人の生活は、主人と犬のにおいをぷんぷんとにおわせるもので。柴岡にごはんを食べさせてあげたり、風呂でからだを洗ってあげたり、そうい…
奥条千華
HOLLYでは初めて(?)の2段組みで、ぎゅっと凝縮された1冊。 でも思ったより早く読めてしまいました。 愛だね。笑 木原作品はやっぱり、痛い。 もはやBL枠を飛び出しているくらいに感じますけど、現実としてノンケが男に惚れられた場合に感じるであろう嫌悪がすごく心に刺さってくる。 今作もかなりかわいそうでしたね……悪夢見たりとか…。苦笑 だからか人間自体の生存が危ぶまれるレベルで…
雀影
考えなしの若者が、おじさまで痛い目見ちゃうシリーズ…? 「NOW HERE」のおじさまも、何考えてるかよくわからない人だったけど、 こちらのおじさまはもっと上を行く、 15歳で秘密を抱えた日から、「擬態」してずっと生きて来た柴岡 そんな柴岡に翻弄される河瀬 人間の、弱さや、狡さを、これでもかと詰め込んだ2段組 でも、思いの外痛くはなかったし、「擬態」は身近な言葉だし、結構ぐいぐ…
茶鬼
木原氏の新刊が出ると知り待ち遠しく思っておりましたが、表紙の絵に”え?老人、手首包帯って自殺未遂?”とかあれこれ想像がふくらんでおりました。 そして読んだ感想は・・・やられました!! 壊れた男・・・柴岡・・・何だよー、愛おしいじゃないか、本当は捨てておきたいのに!!気分は河瀬になってしまっていました。 部署移動をエサに体の関係を強要した柴岡。 頭がキレて、能力もあり、人当たりもよく人気…
菊乃
発売前に発表になった日高さんの表紙で「おじいさん??」とびっくりし 発売後、先に読んだ方の感想で「愛がない」とか「救いがない」というのが多くて ちょっと構えてしまいつつ、期待と不安を抱えて読み始めました。 上司の柴岡部長と親しくなり たまに夕食を共にするようになった河瀬。 普段から大らかで、部内の采配に長けた好人物の柴岡から ある日突然、希望の部署への転属を約束する代わりにセックス…
ともふみ
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い) 非の打ち所のない上司が突然、部下にセックスを強要する。 体から始まる恋愛。そんな色っぽい展開を予想しそうだけど全く違い、心の深淵が描かれた重い1冊です。 この話は、柴岡という男に尽きると思う。 部下に乗っかり、翌日には平然とした態度。厚顔無恥とはちょっと違う。頭の回転が早く冷静で人当たりも良い、でもどこかおかしい。 やがて河瀬は柴岡の「擬態」を知…
トモナ
一気に読みました。引き込まれて読んだし、評価は「萌え」になっていますしが、引き込んだものは萌えとは別のものでした。 攻めの河瀬は人間が小さい奴でした。 商品企画部への異動を餌に上司柴岡に体を要求され、シャワーを浴びながらの「ホモの変態。クソ野郎ッ」の悪態も小声で、聞こえないように気を使いながらという。(^^;) まあ、本当に嫌なことを我慢して、自己嫌悪にまみれながらそれ以降も過ごしたとい…
トオコ
ホント人の内面をえぐるような、底意地の悪い人物を書いてくれます。 三人称でも常に河瀬の視点で話が進むので、柴岡に振り回されて嫌な気分にさせられます。 柴岡の方を主人公にしてくれたら、すごく哀しく切ないお話になったと思うのですが。 基本的には矛盾を抱えた複雑な人物って好きですね。 何もかもあきらめているような柴岡ですが、本当はずっとずっと救いを求めていました。 河瀬なら救ってくれる…