北上れんさんのレビュー一覧

ひとり占めセオリー コミック

北上れん 

ホモの巣窟(笑)

表題作「ひとり占めセオリー」は、友達のアパートに入びりたっていてそのまま同居…この感情は友情?愛情?という流れのお話です。

同時収録の「恋落ちルール」もいいです。ちなみに表紙の二人はこの話の登場人物です。いいんですけど…受けがいろんな奴に本命に似た顔にドキドキしてるのがいやだなぁ…と感じてしまいました。やはり一途でいてほしいところです。
この二つは同じ大学での話。この大学は男カップルが多い…

2

ホネヌキにされたい コミック

北上れん 

同人的なギャグ絵に、う~mm

「家事機能搭載ヒト型愛玩犬」と呼ばれる神倉くん。本作は彼のヘタレっぷりが見所となっています。
やはりヘタレワンコが登場する作品は、どれだけワンコにお預けをさせて、じらしプレイをするかが重要かと思うのですが、保科さんは簡単にエサをあげすぎだよぉ。
まぁかわいいからやっちゃうのはしょうがないけどね。
保科さんの弟が転がり込んできて、ベタベタできないときも、もう少しじらし感を演出してもよかったので…

1

シグナルレッドベイビー コミック

北上れん 

やっぱり一緒が一番だよね

北上れんさんの絵柄が好きで購入ー。
「ホネヌキにされたい」を読んだ時にキュンキュンしたので楽しみにしていましたよー。

今回は歌舞伎の世界のお話です。
出てくる人みんな役者。みんな役者。イケメンばっかりだぜ!

ショウゴとカズミは6つ差ということで、いつもショウゴが年下扱いされて嫌がってるのか、と思っていたらそうでもなかった。
むしろそれを喜んでいたし、そこに繋がりを感じていたり、安…

3

シグナルレッドベイビー コミック

北上れん 

オヤジをもっと!

表紙イラストの和服を見て「遊郭モノか?」と勘違いしていたのだが、ふたを開けてみれば歌舞伎の世界、梨園モノであった。
これは少々好みが分かれる作品ではないのかと思う。
北上信者であれば難なく受け入れられるだろうが、そうでない場合、バックグラウンドが重すぎて入り込みにくい設定かもしれない。

とは言うものの、なんちゃって梨園ではあると思うので(本格的過ぎるとBLとは言えない)ストーリーは恋愛が…

2

ホテル・ラヴィアンローズ 小説

高遠琉加  北上れん 

じんわりとして、泣ける

収録されている三作品全てに、
過ぎ去ってしまった美しい時間に対する愛惜の念を感じました。

どれだけこの時に留まりたいと思っていても、
時間の流れは止められません。
後悔や、忘れられない恋。
どうしようもない思いが交差する様子に、胸を衝かれます。

個人的にお話としては「赤」が一番、好きなのですが。
少し泣いてしまったのが「青」「薔薇色の人生」。
特に「青」は、いつか旅の終わり…

4

ホテル・ラヴィアンローズ 小説

高遠琉加  北上れん 

じんわり

中篇が三つ収録されてますが、一作目の「青の部屋」の話がめちゃくちゃ良かったです。
読みながら息苦しかった。
どこにも行き場のない高校生二人の逃避行。いつか終わることが決定されているなかで、脆くて儚い時間を二人で過ごしている姿に、ホロリ。
軽いどんでん返しも良かったです。
高遠さんの描く世界は、私にはなぜかセピア色に感じる。青い部屋の話も、赤い部屋の話も、私の脳裏ではすべてセピアだった。郷愁を誘うよ…

4

酔いどれ金魚と野獣 小説

中原一也  北上れん 

酔いどれ金魚と野獣

めっちゃ中原さんらしい話だー!!
あれに似てる。中原さんがシャレードか出した、奈良さん絵のやつ…(名前忘れた)
またもや、べらんめぇ口調の下ネタ全開のオヤジです!
で、今回はこのオヤジ彫師なんですね~
主人公は、元アルコール依存症のバーテン。
主人公の背中に一目惚れした彫師が口説きまくってますー
スラッシュなせいか、ややエロは濃い…かな?
というか変態プレイが多かったです。
果物使…

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酔いどれ金魚と野獣 小説

中原一也  北上れん 

彫る・掘る・惚れる・・・

「酒は人を魅する悪魔である。うまい毒薬である。心地よい罪悪である。~アウグスティヌス~」から始まる門脇の苦悩の日々のお話。

一気読み!いやー、エロくて情けなくて可愛かった。
登場人物が少ないので、神評価は甘いかなとも思ったけど、楽しかったからいいや。

元アルコール依存症のバーのマスター門脇と、彼の背中に惚れ込んで「刺青を彫らせてほしい」とバーに日参している天才彫り師今井のお話ですが、…

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