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65/121(合計:1205件)
手嶋サカリ 北沢きょう
窓月
ネタバレ
現代日本の架空の島を舞台にした、年の差ケモファンタジー。 人間と狼の間に生まれた一灰は、バーの雇われ店長。中学生の頃、捨て子だった男児を保護し、楓と名付けて弟のように可愛がってきました。 一灰が生活している島の住民はほぼ半獣で、唯一島民として黙認されている人間は本土の大学に通っている楓のみ。 時の政府が島にカジノを誘致し、やんわり隷属させようとする目論見に、島民達は不満を募らせま…
fandesu
好きな作家さんです。 この方の書かれる『触れなば落ちんという風情でありながら実は芯のある受けさん』も良いのですが、一番好きなのはその風景描写なんです。 今作の冒頭でも西日に照らされた一灰の部屋が書かれています。 南国の強烈な夕日に照らされて、畳の毛羽立ちまで赤く見える部屋。 このたった6行しかない部屋の描写で、静かに荒んでいて寂しい一灰の世界にスルッと入り込みました。 これだよ、これ! …
ぴれーね
実は前作で、その独特の世界観に魅了された作家さんになります。 で、今回も、その世界観が存分に味わえるのです。 ダーク寄りなアンダーグラウンドの世界で繰り広げられる、半獣と人間の対立。 そして、20年前の事故の真実ー。 えーと、推理サスペンスものとしてとても面白くて、グイグイ読ませてくれるんですよね。 また、その事故の裏に隠れていた、意外な真実に心を打たれると言うか・・・。 まぁ…
名倉和希 北沢きょう
165
攻めが優しくて受けが切ないという意味のタイトルかな? 二人が本当の恋人になるまでのお話かな。 受けの智樹が切なくて辛くて可哀想で、ひたすら耐え忍ぶ一途な恋する男の子でした。 職場の先輩に嫌がらせされ、社長の出来の悪い息子 と冷たい目で見られ。辛かった。 しかも恋人の省吾は言い寄る女と付き合うけど本気なのは智樹だと堂々と浮気するし。 ここで智樹が内向的でネガティブだから省吾に嫌…
小中大豆 北沢きょう
主人公の成長にジーンときます。 恋敵の和馬と九鬼。新美をめぐっての三角関係でしたが…。 途中まで和馬に全く共感できずどうしようかと思ってましたが、どんどん愛しくなってきました。 なかなか入りくんだ凝ったお話ですね。よもやこのまま九鬼と新美がくっついちゃうの?とハラハラしました。 九鬼の15年の片想いも切ないし、和馬の九鬼を好きになって新美とケジメを着けろと発破をかけたり、二人が…
義月粧子 北沢きょう
家野
初めましての作家さんでした。 建築関係のお仕事の内容と、政治的な話が上手く絡んでいて、タイトルと内容が違うなと感じました。 タイトルで購入したので良いタイトルなんですけど、内容は甘いだけではなくてピリリとしたお仕事の話の方が私には魅力的でした。 エロ中心小説というよりはお仕事小説で、タイトルと内容が違うなと感じました。読んで良かったです。 最終的に問題が解決しなかったと思う…
ちゅんちゅん
前作「王と恋するふたつの月の夜」と同じ世界に召喚されるお話です。 前作の脇役のスピンオフではなく、国交のない隣国のお話なので、今作だけでも大丈夫です。 ただ、受けが召喚される魔道に関しては、今作では魔道が衰退しかけている国の話なので詳しい話はあまり語られておらず、その辺を詳しく知りたければ前作を読んだ方が分かりやすいのではないかと思います、 <あらすじ> なかなか芽の出ない俳優志望…
いるいる
吸血鬼のお話なんですが 血液よりもエナジー(精気・生気)を食事の主としているようでした。 純潔で極上のエナジーは手を握っただけで流れ込み 口腔を舌でまさぐり吸い取ると力がみなぎっていくようです。 なので血を求めるシーンはほぼなかったですが、 日光やニンニクは苦手・前向きで明るい俺様吸血鬼が面白かったです♪ さてさて。 攻め視点・受け視点交互に展開されます。 吸血鬼の…
異世界トリップファンタジー・冒険物ですね。とっても読みごたえがあり楽しく読めました。 元の世界では辛い境遇だった瑞樹が勇者として異世界・アンブローズ王国に勇者として召喚されます。 王のペット・タマちゃんを救う為魔導師に会いに森へ行く使命を。 タマちゃんは実は呪いをかけられた王・フェデイなのですが、それを知らない瑞樹は自分の境遇を語ったり、タマちゃんを必死に守ったり。 瑞樹が剣や弓を…
あーちゃん2016
名倉先生好きなんです、切ない系も好きですが、笑う方大好き。この本もあまりに面白過ぎて、めったに読み返しってしないんですが、これはやってしまう。「顔面が崩壊してる」だの「陛下、頭は大丈夫?」だの、もうツボ百発百中www 紳士なんだけどどっか変とか執着してるとか大好き。まさかの二段組本編250P弱+あとがき。関連作登録ありますが、あちらの登場人物は出てこず隣国という設定だけなので、未読でも全然大丈夫で…