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38/65(合計:647件)
麻生ミツ晃
bonny
ネタバレ
レビューのため再読。『only you, only』のレビューを書こうと思ってアレコレ読み返していたら、この表題作が自分の萌えツボに最もハマっていたことを再認識してしまった。大人な年上攻めとピュアでやんちゃな年下受けは王道だなー。表題作の後日談他、短編二編が同時収録されています。 ゲイ向けの出会い系で初Hの相手を探していた大学生の悠介。初めて男に抱いてもらうなら、理想に最も近い人と決めていた…
仲村佐和
麻生ミツ晃先生の作品を拝見したのは、この「彼が眼鏡を外すとき」でした。はじめて拝見しましたが、絵がとにかく綺麗で驚きました。内容は、とても細かく繊細に心情が描かれていました。賢次くんが、かなり不憫というかかわいそうなシーンがありました。巴さんは、とても色気のある美人さんでした。中学生の賢次くんが、兄ちゃんの代わりになれませんかと言ったシーンは、本当に泣きそうになりました。2人がうまくいって本当によ…
西江彩夏 麻生ミツ晃
ちぃみな
あまり『萌え』がない渋い話ですが、とてもよかったです。 あらすじから受けるありがちな印象と、中身はかなり異なっていて、 どちらかと言えば、痛い系の作品です。 あまり華美な描写は使われませんが、 状況説明だけに終始するような芸の無さもない。 構成も無茶な展開はなくしっかりしていて、人物造形も薄っぺらさがなく、 地に足のついた、読み応えのある作品でした。 ただ、文章と同じで、 キャ…
宮原きの子
不出来な悪魔の二人は破滅の道しかなさそう。 でも、手放したくなくて監禁とか。 最後はハッピーエンドだろうけど…わーいとは喜べない終わり方だと思ってる。 口絵の乳首の透けてる男の子は誰なんだろう。この作品の誰でもないのかな。 洋酒擬人化のカルーアくんが一番好きです。可愛い。 次は安部くんでその次は有森かな。 安部くんも可愛い。 有森は幼い頃から母親に虐待を受けていて、でも母…
栗城偲 麻生ミツ晃
KRAFT
大学時代に出会い、付き合って同居して二十年。 挨拶を交わすことも会話もほとんどない状態になり、お互いに浮気をしあってレス生活五年の二人。 悲しいことに、お互いに自分は今も相手のことを愛しているのに、相手はもう自分のことなんて何とも思っていないだろうとカン違いしている。 「愛してる」「好きだよ」と自分の思いを伝える言葉、「ごめん」「ありがとう」の言葉と相手を思い遣る気持ち。 年を重ねるほ…
迷宮のリコリス
大好きになった麻生先生の短編集。季節や心の移ろいを描かれるのがとても上手くて、じーんとしてしまう作品が多いのですが、その上手さが別のベクトルに向かうと、見てはいけない深淵を覗いてしまったような、なんとも複雑な気持になるのだなと思い知らされました。そんな後味の悪い作品が表題作の『不出来な悪魔』とその描き下ろしの『未熟な悪魔』です。 これ怖いです!ホラーとか幽霊とかは全然怖くない私ですが、怖く…
麻生ミツ晃 木原音瀬
AshNY
シリーズものは揃ってからっというのが基本なんですが、 今日は無性にBL読みたくなり、遠出もしたくなく、 地元の本屋で物色。手に入ったのが今作だったので、 大好きな木原さんだし、たまにはいっかと思い購入して読んだんですけど、 ひゃー!なんなんですか!これは!!って位良かったです。 絵も好きだったし、お話はさすが木原さん。 読み応え充分でした…てか、よくこの長さに収まったなって位。 …
どうでしょう?とお勧めしたくなる作品。四十路に突入したカップルがお互いの関係を見つめ直すきっかけをくれた、ささやかな心の旅路。よもやこういったお話をBLで読めるとは思いませんでした。 大学教員の洸一が疲れて仕事から帰宅すると、パートナーで小説家の千里は締め切り間際の追い込み中。すれ違いの生活が続く中、しばらく振りに顔を合わせたのに、家の中は散らかり、二人が交わす言葉はトゲトゲしく素っ気ない。…
詩雪
胸がいっぱいというより、腹筋の奥のほうから力が入って苦しくなってしまうような。ちょっと言葉では表しにくいのですが、苦しいといっても残るのは悲しいものではなく、ほのかに甘くて温かなものでした。 ぜひ、たくさんの人に読んでほしい一冊! 個人的な感想、思いもあるのですが... あえてここまでにしておきたいと思います。
『COLD SLEEP』では謎だった藤島の過去が、冒頭から一気に明かされる今巻。現在と過去を行き来しながら描かれる藤島の過去は、想像を遥に超える異常で壮絶なものでした。 血筋に拘り藤島をすべて支配しようとする母と、妻への憎しみを藤島にも向ける父。藤島の秘密を自らの今際の際の満足の為だけに明かす伯父。藤島はそれでも母を愛そうと、湧き上がる悪感情を押し殺し、口も利かぬ父に愛を期待しては裏切られて…