麻生海さんのレビュー一覧

代理屋 望月流の告白 小説

逢野冬  麻生海 

刑事×便利屋のコンビもの

あらすじ:
歌舞伎町で代理屋を営む望月(受け)は、麻薬横流しの事件に巻き込まれ、警視庁捜査一課の神田(攻め)と共に事件を追うことに…

小学生の授業参観日に父親代わりに出席する等、ちょっとした代理仕事を請け負っている望月。
危ない橋は渡らない彼ですが、ひょんなことから麻薬横流しの関係者と疑われ、警察に連行されてしまいます。
そこを刑事の神田に助けられ、なりゆきで彼と生活を共にしながら一緒…

7

真音(3) 小説

谷崎泉  麻生海 

攻めの執着にキュンキュン

リンクス版を読んだのに間違えて文庫版を買ってしまいました。
久しぶりに読んだのですが、やっぱり良い!!
静かで淡々としていてお互いに甘い言葉を言い合ったりはしないのですが、攻めの受けに寄せる愛情や執着にキュンキュンさせられます。
誰にも執着しない傲慢で完璧な攻めがたった1人の受けにだけは振り回されたり執着しちゃうってなんて萌えるのでしょうか。。
受けも静かですが、真っ直ぐで男前で、恋愛に鈍…

3

真音(3) 小説

谷崎泉  麻生海 

人間ドラマ溢れるシリーズ集大成

シリーズ第3巻。
本書でシリーズ完結となります。

2巻が波瀾を予感させる終わり方だったので何か大事件が起こるのかと思いきや、最後まで淡々とした雰囲気。
しかし、メイン二人を中心とした人間関係や二人の気持ちが最後まで丁寧に描かれていて、シリアスかつ温かみある人間ドラマとして大変読み応えある内容です。

暴力団幹部・富樫(攻め)と曖昧な関係を続けている進藤(受け)。
気まぐれにやって来…

3

ヤクザに嫁入り 小説

妃川螢  麻生海 

アットホームパパなヤクザ攻め

あらすじ:
新米刑事の遥風(受け)は、亡き姉夫婦に代わり、幼い双子を一人で育てることに。
ある日、烏城(攻め)という男性と知り合い、なりゆきで度々子育てを手伝ってもらうことに。
紳士的で面倒見のよい烏城だが、実は彼の正体は暴力団幹部で…

ヤクザ×刑事という組み合わせですが、攻めが全く無茶をしない紳士的なタイプで、子育てモノでもあるため、全体的な雰囲気はかなりほのぼの。
ヤクザ物がこん…

6

ヤクザに嫁入り 小説

妃川螢  麻生海 

旦那が尻に敷かれる系です( ´艸`)

ヤクザ幹部×新米刑事+双子の子育てもの。
ヤクザに刑事というとハードボイルド系を想像しますが、この作品の基本は新米刑事の子育て奮闘もの。新米刑事が仕事に子育てにと奮闘する様が丁寧に書かれています。そこに面倒見のいいヤクザの攻めが手を貸して…というものです。アットホーム系が好きな私は、大変楽しく読めました!

捜査一課所属の新米刑事・遥風(受け)は、唯一の身内である姉を事故で亡くし、姉の子ども…

2

気が合うということは コミック

麻生海 

ファンタジーのお話の方が印象強かった

久しぶりに麻生さんの漫画を読んだ気がするのですが、作品自体は2009年に雑誌に掲載されたもののようです。
ということは単行本になるまで5年以上かかっているようです。
確かに表紙と中身の絵柄が違います。私はどちらも好きでした。

収録されているのは2つのカップルのお話です。
『家賃半分の居場所です。』が関連作になっていますが、そちらはお話にはほとんど関わってこないので、読んでなくても大丈夫…

0

甘い運命 小説

高遠琉加  麻生海 

幸福の甘さ

愛と混乱レストラン番外編。
1巻の最後に短編で載っていた二人、パティシエの一(いち)と先生のお話です。

母に愛されなかった一、母親を亡くした海ちゃん
そしてそんな二人に優しい愛情で接する先生。
世間的では一般ではなくても、3人にとっては幸せな家族のかたちだったと思います。

甘いもので幸せになれる。
そんな思いが一を最高のパティシエにしているんですね。

先生への思いを気付か…

3

唇にキス 舌の上に愛 ~愛と混乱のレストラン 3~ 小説

高遠琉加  麻生海 

幸福な食事

愛と混乱レストラン 本編の完結版。

レーヴの支払人から離れ本社の仕事に没頭する理人。
念願だったゴルドがいよいよ手に入りそうなのに、心も晴れません。
いつも曇り空のような理人が、より一層追い込まれていく姿が見ていられませんでした。

レーヴが閉鎖の危機に追い込まれてようやく自分が大事にしたい場所に気付いた理人がスタッフの事を思いながら食事をするシーンは切なかったです。
スタッフみん…

3

美女と野獣と紳士 ~愛と混乱のレストラン 2~ 小説

高遠琉加  麻生海 

あしながおじさんが明らかに

愛と混乱のレストラン2作目。
レストランはだいぶ回復し、スタッフのチームワークも良くなってきましたが、理人だけは未だに一線をひいて心を開けていません。

でも明らかにお互いの視線を意識し始めた久我と理人。
「やばい」「かわいい」と心でつぶやいて恋に落ちた瞬間のシェフは可愛かったです。

一方の理人はついにあしながおじさんと対面し、放心状態に・・・。
(どちらも可哀想で切なかった)

2

愛と混乱のレストラン 小説

高遠琉加  麻生海 

続きが気になる

愛と混乱レストラン1作目。
つぶれかけたフレンチレストランの再建を任された支配人鷺沼とシェフ久我のお話しです。

水と油のような二人(しかも二人とも強気)で常に言い争いをしている感じです。
まだBL要素は少なく萌度は低いですが、すごく引き込まれる作品です。
特に暗い影をまとっている鷺沼の事情が気になって一気に読んでしまいました。

鷺沼が久我に自分の過去を話すシーンはうるっと来ました…

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