木原音瀬さんのレビュー一覧

脱がない男〈上〉 小説

木原音瀬  志水ゆき 

何も考えずにとにかく先が読みたい!!

先日このシリーズの1作目「Don't worry mama」を読みまして、
その時、友晴が面白いなーと思ってたので、
まぁ「脱がない男」は読まなくてもいっかー、上巻だけしか手元にないしっと思ってたんですが、
本日ふと「やっぱせっかくだし読むかー」と読んだら、
なんなんですか!これ!
すっごい面白いじゃないですか!!!

これでもか!って位嫌な上司、藤原。
まずは売上、売上…

0

センチメンタル・フレンド 小説

木原音瀬  鳥人ヒロミ 

ヒモを受け入れられるかどうか

真面目な医者×ヒモという、なんとも皮肉のきいたカップリングです。
このヒモ男である久のヒモっぷりが徹底していて、最初の印象は最悪最低以外の何者でもないというか、こんなのいたら絶対に関わり合いになりたくないというタイプの人間です。
何年もダラダラと女のヒモをしてたかと思えば、その家を追い出された直後には、もう攻の小田のヒモですからね。

働く気、皆無

と、終わってる感のあるこの久なんで…

2

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

イライライライライライラ

上巻はひたすら痛く身を引き千切られるほど切なかった松岡視点でしたが、下巻は攻の寛末視点に移ります。
ここにきて、読んでる私のイライラがMAX!!
イライラ大爆発で、読んでる間中眉間に皺が寄ってたんじゃないかってくらい、もう兎に角ずっとイライラしてました。

2人の関係がじれったすぎて、ページを繰るスピードは猛烈にあがりますが、はたと気がついて勿体なくてじっくり読み直す、の繰り返しになってし…

5

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

切なすぎて……

木原作品の中でも有名なこの作品、涙なしに読み進めることができないです。
もう兎に角せつないです。
せつなすぎて、受の松岡がいじらしすぎて、

寛末テメェ!! o(゚皿゚#ゴルァ

と思わず思ってしまうような(しまうじゃなくてずっと思ってたんですが)そんな何ともいえない遣りきれないお話になってます。
女装した松岡を本当の女性と信じて結婚まで考える寛末の、真実を知った時の絶望を考えると…

13

月に笑う 下 小説

木原音瀬  梨とりこ 

まさかの立場逆転劇

上巻に続き、あらすじ抜きで感想をつらつら述べていきます。下巻も表紙が美しい。成長して山田より100倍頼りになる路彦が彼に寄り添うようなビジュアルが目を惹きます。
まず、読んでいて興味深いと思ったのは山田と路彦の思考の違いです。山田は典型的な男の人の考え方を持っています。まあ、かなりアホで巨乳好きでキレ性でどうしようもないですが...。一方路彦は嫉妬深くて面倒くさい女のような思考の持ち主です。すぐ…

5

Don't Worry Mama(新装版) 小説

木原音瀬  志水ゆき 

執着変態攻め×ウブ純粋可愛い受けの ラブコメ

この本はショタショタしい可愛い受けを、俺様系攻め様と可愛いがってやる趣味がある人にオススメです。デブの受けは嫌だから読まないとか思ってる方、損してます。笑
一見どうしようもないマザコンのおっさんデブに捕まった可哀想な攻めという構図に見えますが全く違います。美少年好きで独占欲が強い変態な攻めと、それに騙されてる純粋でウブな可愛い受けのラブコメです。
攻めの裕一は、”小さな男の子を子供の頃…

3

熱砂と月のマジュヌーン 小説

木原音瀬  笠井あゆみ 

なぜ ここまで…

つらい、最後まで読むのが苦痛だった。結構 他の木原さんの物は大丈夫だったのだけれど、これは ダメだった!ぜいぜい言いながら 最後までやっとこ読めたけれど、ファウジが可哀想で可哀想で… ううっ、けどまだ描きおろしが読めたからよかったけど これなかったら悲惨!もうちょっと主人公二人の幸せ場面欲しかったなあと思いました。はー疲れた。

1

脱がない男 下 Don't Worry Mamaシリーズ(新装版) 小説

木原音瀬  志水ゆき 

こればかりはもう許せるかどうかの問題

※辛口注意※
上下巻構成なんですがすみません、纏めます。
純粋に主人公の攻が好きになれないです。
性格は悪いですが、受の藤原は非常に良い味を出していると思います。
こういう完璧に見えてコンプレックスに塗れてるキャラって、とっても人間らしくて好感が持てるので。
そして木原さんが書く歪んだキャラって、腹が立つけど憎めないというパターンが多いのですが、今回はちょっとどうしても自分の中で受け入れ…

0

Don't Worry Mama(新装版) 小説

木原音瀬  志水ゆき 

いつもの期待を裏切られた心地よさ

木原さんだから、まさかこんな楽しく幸福なまま終わるはずはない、絶対何か痛いものがあるはずだ…と恐る恐る読んでおりましたが、心配御無用とばかりに、コミカルで、甘々で、楽しくと終わりました。
なんか逆にその心配を逆手に取られた気分。
でもそれが今回、逆に気持ち良かったです。

最初に2人が無人島に取り残されてしまった経緯に関しては、ご都合主義と言われようがなんのそのっといわんばかりの不幸続き(…

2

秘密 小説

木原音瀬  茶屋町勝呂 

啓太のパラノイアは大丈夫なの?!汗

⚠︎この感想は、先に読んだら駄目なネタバレをしてます。読んでない人は回れ右して!!



んー...え、ていうか啓太の妄想癖はどうなったの?!大丈夫なの?あれ、正真正銘の精神的な病気だよね?!パラノイアだよね?治療はしたの?
...というのが読後の正直な感想です。 前半で啓太の秘密が彼自身の妄想が生み出したものだと明らかになったところで終わりました。後半は、お互いの傷を舐め合いながら精神…

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