木原音瀬さんのレビュー一覧

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

見事な心理描写!

私はこの作品で木原さんを知り、その筆力にまんまと捕らわれてしまいました。
さて、美しいこと上の続きです。
この作品は松岡、寛末のどちらに肩入れしているかで随分と印象が変わるように思います。
私は上で松岡のいじらしさ、健気さ等に惚れて彼の方に思い入れがあるので上同様に読んでいて松岡が可哀想で可哀想で。
そりゃ真剣に好きだった相手が実は女装した男だった。なんていう寛末の気持ちもわかっているつも…

12

愛すること 特典

その後のラブラブな二人

「美しいこと」の寛末と松岡のその後です。
もうもうめっちゃ良かったですよ。
オークションでン万円の値段がついてるって、以前ちるちるで話題になってて、みんなで嘆きあったりしてましたがw、松岡ファンにとったらその価値は十分にあると思いました。
本編では味わうことのできなかったラブラブになった二人を堪能することができます。ラブラブな二人っていうか、「報われる松岡」をちゃんと読むことができるのだ。本…

18

愛する人は誰ですか 特典

どう評価していいのか分かりませんでしたw

これ、たぶん長い物語のプロローグ部分だと思いますが、違うのかな。
これを読んだだけだと、正直どう評価していいのかさっぱり分かりません。
導入部だと考えると、面白いのは面白かったんだけど、萌えは皆無です。
ダッチワイフにハマッてる男が、滑稽を通りこして情けない。さすが木原さんの作るキャラだなと思いました。
木原さんは、「こんな二人がどうやって恋愛に発展するの?そんなことできるの?」って場所か…

2

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

先がまったく読めない

ものすごーいヤンデレのオッサンが受けでした。
ここまで可愛げなくイッちゃってる受けって、私はじめて読んだかもw
まったく先の読めないストーリー展開にワクワク、いや、ゾクゾクしながら読みました。
いやはやこれは、キモいというか怖いというか、とにかくヤバいよアブナイよ。
萌えはなかったんですが、「お話」としてとても面白かったです。
後半、駆け足になっちゃったのだけが残念でしたね。

改めて、ノンケが同…

4

リバーズエンド(Cab創刊号付録) 特典

読者はただの傍観者で、物語にでてくる彼等に何の手も差し伸べられない。 それがなんだか辛かった。

P74と、読みでのある枚数。
父親は、飲んだくれて借金こさえて入退院を繰り返している。
母親は、早くに亡くなり
姉と弟と暮らしている 十亀俊司。

ホームレス経験もある、極貧生活だが
中卒じゃろくな仕事がないと、お金を工面して
高校にいかせてもらっている。
とはいえ、周囲とはなじめず一匹狼。
クラスメイトの二宮達に絡まれるも動じない十亀に
反発を通り越して好感を覚える二宮
野…

2

愛する人は誰ですか 特典

これからどうなるのか

話は序章といった感じで、これからどうなるのか続きがすごく気になります!

ゲイの主人公が友人にダッチワイフを託されるのですが、自分は使用しないためどうしようかと困っていました。
そして思いついたのがネットオークション。
後日予想外に高額で落札され、落札者と連絡をとりますが、その男は自分の住んでるマンションの住人でした。

この主人公とダッチワイフ男がどうなるかすごく気になるw
あとどっちが受けか攻…

2

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

影の功労者

私は葉山が好きかもしれない。
もしかして葉山は確信犯なんだろうか・・・?とか思ったりして、友人とこの件について語ってみました。

いくらなんでも元カレは式には呼ばんでしょう→でも松岡は同期だし呼ぶよね→寛末はやっぱり普通は呼ばんでしょう→おまけに隣の席だよ!→葉山、あんたもしかして二人の関係に・・・・・

葉山が結婚式に呼ばなかったら、こういう展開にもならなかったんですよね。
本当にあ…

3

FRAGILE 小説

木原音瀬  高緒拾 

どちらにも肩入れできない……

私は普段受け、攻めのどちらかに感情移入して読むのですが……
この作品はどちらに感情移入しようもなく読んでいて背筋がぞくぞくしました
人に媚び他人を陥れても全く悪びれることすらしない大河内
その大河内を憎むものの歪んだ愛を与える青池
どちらにも感情移入できませんよねーしても嫌な奴! としか思えない
この本が初めて読み終えた木原作品なのですが……はじめっからこんな濃いのから入っちゃって大丈夫…

9

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

生きていたくないというより、

孤独な母の下へ逝きたい孤独な柴岡。
そこに食い込んでくる一人の男。


ハハ
おもしろかった。

私的見所は、河瀬が決して実直で誠実な人間ではない、ということだ。
最初に柴岡と身体の関係を要求された時点で、逃げ道はあったにも関わらず、自分の損得勘定に流されてしまったわけだ。
その後も河瀬自ら、よく知りもしない他人の人生に勝手に突っ込んで行ったように思う。
その人の人生を背負うほ…

2

月に笑う ~惣一編~ 小説

木原音瀬 

悪くない…悪くないです!(歓喜

木原先生作品の暴力だとか陵辱は、かなり本気なものばかりですよね。今回もかーなーり!激しいです。
なにせ主人公はヤクザ。相手もヤクザ…、あれを剥がしたり、はたまたあれを撃ったり…「木原先生やりすぎです…!」な部分が多々見受けられました。それでも萌え狂ってしまうのが、木原ファンクオリティーですけれどね…!

「月に笑う」に出てきた、ヤクザの親分の息子・惣一さんの5年前のお話です。惣一さんは、嘉藤…

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