木原音瀬さんのレビュー一覧

Borderline 小説

木原音瀬  小野浜こわし 

読後感は悪くないけれど…

すごく評価が難しい作品だなと思います。
この作品は、木原先生なりの〝ふたなり〟。
受けのジャックがそうなった理由もその対処法も、独創的で先生らしさがあって素晴らしいと思いました。

穴があっても、「女」にならないジャック。
男らしくて強くてクール。

そんなジャックに懸想するガレ。
攻めの方が女々しく、(言い方は悪いけど)女っぽい。

必要に迫られてセックスしている二人ですが、…

17

Borderline 小説

木原音瀬  小野浜こわし 

女々しい攻め×男らしい受け

軍事国境線の兵役についた大学講師と寄生植物によって身体に女性器をつけられ「ふたなり」になってしまった職業軍人の話。
実在しない国や兵器、動物や植物が出てくる架空国家SF。独特の世界観と読んだことのない設定で面白かったです。

基本的には攻め視点で話が進むのですが、攻めのガレが卑屈過ぎて読んでる最中に頭を抱えちゃいました。
受けのジャックの事が好きすぎて悩んで傷ついてすぐ泣いて、木原先生以外…

20

是 -ZE- ファンブック コミック

志水ゆき  新也美樹  北沢きょう  橋本あおい  未槻直  雨隠ギド  カキネ  三池ろむこ  立野真琴  木下けい子  ねぎしきょうこ  阿部あかね  小椋ムク  津守時生  門地かおり  夏目イサク  南野ましろ  麻生海  二宮悦巳  草間さかえ  北上れん  小鳩めばる  藤川桐子  金ひかる  木原音瀬  栗城偲  一穂ミチ  久我有加  榎田尤利 

「是」愛、炸裂。

当時「是」の9巻の発売直前タイミングで発表された豪華ファンブックです。

冒頭はカラーページ。
全員集合〜的な表紙から、雷蔵x紺、近衛x琴葉、若玄間x氷見、守夜x隆成、彰伊x阿沙利、双子x初陽。
双子とおっさん玄間、ガイコツと和記。
再び、雷蔵x紺、近衛x琴葉、守夜x隆成、若玄間x氷見、メガネなし彰伊x阿沙利。
全て着衣で肌色は無しですが、合計14点でしょうか、豪華なカラーイラストです…

1

Sweet Baby(合同誌) 小説

和泉桂  木原音瀬  水壬楓子 

攻めの妊娠BL

電子書籍版を購入。
「攻めの妊娠」をテーマにした合同誌です。

リバも二輪挿しもスカトロもモブも痛いのも鬼畜もフタナリもすべて美味しく頂ける私の唯一の地雷。
それが妊娠もの。
克服する意味でも、受けではなく攻めの妊娠というチャレンジなテーマを読んでみたいという好奇心を満たすためにも、本作を手に取りました。

ごめんなさい。
中立よりの「萌」評価です。
設定重視すぎて、内容が心に響…

1

セカンド・セレナーデ full complete version(新装版) 小説

木原音瀬  北畠あけ乃 

デビュー作を読みたくて

初期作品を読もうとこちらを手に取りました。
なんというか、痛い、辛い、切ない、どーしようもない、の木原音瀬作品の原点なのかもと、神評価。

ただ、萌えられるか?というとそこはちょっと違うんだけど。純粋にBL文学作品として読ませるものを出されている木原音瀬さん、の根っこというか新芽というのか、それを思いました。

水のナイフでは、何故に砂原に惹かれるのじゃ?
とそこに疑問が残るものの、実…

0

夜をわたる月の船 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

何を読んでも

木原音瀬さん、何を読んでも最後にう〜んんん、と唸ってしまう作品がほとんど。
こちらの作品も重い方に唸りました。
(軽かったり、萌があったりする作品もあるけれど、それでも“やられた!”って唸っちゃうんですよねw)

萌ドコロはオヤジ、でしょうか。でも普通じゃないんですよね、このオジサン。
そして、人間の情ってどういうものなんだろう、って。
河瀬がはまり込んでしまった迷宮というか逃げられな…

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Don't Worry Mama(新装版) 小説

木原音瀬  志水ゆき 

BL的ハンデ満載の受

「どこがよかったのか知らないけど、何かよくわからない僕の魅力に虜になってホモになっちゃったと思ったら、ずっと申し訳ない気がしてて……」

デブ受けと聞いていたのに表紙見て、痩せてんじゃんと思った瞬間「いた〜〜!」笑
100kg超えの巨漢でマザコンで性格最悪な(そして短小)今蔵、こんな受読んだ事ない&会社の後輩裕一と一体どうくっつくのか全く予想出来ないスタートがすごい。
今蔵の嫌味な…

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黄色いダイアモンド 小説

木原音瀬  鳩屋タマ 

黄色いダイアモンドは愛の象徴

メインの二人のお話は短めではありましたがとても読み応えがありました。
勇の家庭環境の劣悪さや勉強の理解が他の人よりも時間がかかり置いて行かれてしまう描写などが細かく書かれており、勇が俗に言う"ダメ男"になってしまうのもかなりリアルに感じ少しゾッとしました。この環境ならそりゃそうなるか、、と。そんな勇に人生のほぼ全てを捧げて生きる攻めの愛情には鬼気迫るものがありました。この男ぶ…

2

さようなら、と君は手を振った 小説

木原音瀬  深井結己 

青春の一ページが

攻めの誠一と受けの啓介は高校生の頃に一時だけ、、、お互いを必要で好きだった。
しかし、大人になって誠一は遊び人となり、10年経ったある日に再会することになる。啓介は、ずっと誠一のことを思い続けていたが、誠一の都合のいい相手に見切りをつけて去っていく。
誠一は失って初めて啓介の大事さを知ることになる。
今度は誠一が待つ番、と誠一は考えていたところに啓介が離婚したことを知って迎えにいくが、啓介は…

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POLLINATION(新装版) 小説

木原音瀬  金ひかる 

やっちまった

読んだのは図書館に蔵書されていた旧版です。だからpassed〜が読めてません。
さらに、三部作の最後を先に読んでしまったって言う悲しい出来事。
後書きを読むまで気が付いてませんでした。なのでこれだけ読んでも違和感はありません。

で、、、何ですか、これはBoysのLoveなんですか?!
Loveが無い(実際にはあるんだと思うが)んですよ。攻めは良く出てくるタイプの誠実じゃ無い医者。受けは…

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