門地かおりさんのレビュー一覧

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

気を付けよう・・

悪魔の笑顔は優しく美しい
慈母性とは違う、Stockholm Syndromeという病気
ジワジワくる、サイコパスの支配。真治が、母似の愛する対象ではなく、ただの標的に過ぎないなら、この物語はつまらないものになってしまう。

天使のような同級生を愛しすぎて、崇拝に似た気持ちを持つ加害者。どうしても手に入れたくて、手を尽くして深夜のレイプを計画して実行する。真治が、レイプされた後の後遺症が深…

3

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

最後がすごい

終盤で突然ドカンときます。局所的な爆発力。そこまではサックサック読めるけど、特異な何かがあるかというと正直自分には響くものはなかったのですが、最後がすごい。助走が長い。

◾︎塚越×信治
キャラクター双方は全く好みでないです。最初にも書きましたが、なのにラストでもってかれた。そうだろうと思って読んでいて、仮に最後信治が塚越を糾弾したり泣いたり怒ったり引きこもったり監禁されたりするラストなら、…

1

ピジョン・ブラッド 小説

吉田珠姫  門地かおり 

イカれたメンバーを紹介するとこうなった話

イカれたメンバー
① 親兄弟との◯ックスに焦がれて家出する主人公(受け)
② イカれた親父
③ イカれた兄貴
④ 自分のことを宝石と名乗る不審者

大体こんな感じのメンバーが絡んで、大体①と④がモブメンズと爛れた性生活を送ったのちに①が真実の愛に目覚めて「邪婬地獄で会いましょう」と別れの言葉を送ってジ・エンド。
何言ってんだ?って感じですが、私も何を言っているか分かりません。
なん…

4

是 -ZE- ファンブック コミック

志水ゆき  新也美樹  北沢きょう  橋本あおい  未槻直  雨隠ギド  カキネ  三池ろむこ  立野真琴  木下けい子  ねぎしきょうこ  阿部あかね  小椋ムク  津守時生  門地かおり  夏目イサク  南野ましろ  麻生海  二宮悦巳  草間さかえ  北上れん  小鳩めばる  藤川桐子  金ひかる  木原音瀬  栗城偲  一穂ミチ  久我有加  榎田尤利 

楽しめるものだけ楽しみました

志水先生のカラー…美しい…
好きな扉沢山あるのですが、どれも本当に綺麗です。

描き下ろし「春も宵宵」は守夜×隆成、玄間×氷見CPの旅行話です。この2CP、かなり愛されてますよね。コメディにできるから動かしやすいのかな。それにしても守夜×隆成は外でやるの好きね笑

公式二次創作は扱いが難しいと思いますが、全部が楽しめるとは最初から期待してません。出たもの全てがオフィシャルなんて端から思っ…

1

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

臓腑を掻き回される心地

優しい作品が好きなのですが、闇が深そうな作品にも触れてみたい!と思い立ち、拝読しました。
結果はすみません……草食動物が間違えてレアのステーキを食べてしまったような気分です。

作品の完成度や文章力は素晴らしかったです。登場人物の行動や言葉に説得力があり、ひっかかるところなく読み進められました。「天使」と「母」というキーワードが物語に絡められて見事に帰結する。その鮮やかさにも目を瞠りました。…

8

たとえこの恋が罪であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

この胸のズキズキがたまらない…

ドラマCDでとても気に入り原作はどんなものかと読んでみましたが…想像以上でした。
CDもとんでもねぇと思ったがそれ以上だった…!!
瑞樹に降りかかる容赦ない不幸の連続は私のシリアス好きと健気受け大好きな心を存分に満たしてくれました。
ここまで徹底的に追い詰めてくれるのって、なかなか出会えないんですよね…。
これからというタイミングで結局助けが入ったり…いやいやまだまだいけるだろな手緩さを感…

3

たとえ禁じられた恋であっても 小説

いとう由貴  門地かおり 

前作よりシリアスのインパクトは足りないけれど…

前作と打って変わって赤色がとても印象的で大好きな表紙絵です…!

今回も瑞樹ちゃんの健気さにキュンキュンきましたが、、胸をズキズキさせまくってくれた前作と比べてしまうと…シリアス好きな我が心はついインパクトが足りない…と思ってしまいました。
陰湿なエリクのやり方は許せるものではないですが彼なりの正当な譲れない思いがあってこそで…ズキズキを感じたかった私からしたら生温く感じてしまい…前作読み直…

1

ノエル 小説

丸木文華  門地かおり 

執着×2

丸木さん作品で、タイトルが「ノエル」、そして義父モノとくれば!近親モノ大好物属性としては飛び付かないわけはなく!

最初はすごい勢いで飛び付き読み始めたのですが、攻めが変な人で、受けも都合よく受けっぽいキャラで、それらがちゃんと筋が通っていて内容も良かったのですが、ちょっと途中で飽きました。
この本を買ったのは諸事情により2週間連休をもらった時で、連休に備えBLばっかり同時に50冊以上一気買…

1

mother 小説

丸木文華  門地かおり 

ヤンデレ・サイコを堪能する本

目隠しレイプ&立ち直りかけたところで写真送りつけ。
冒頭で犯人分かりました!絶対コイツが犯人!!
最後まで読んで「あ、そういう読み方するんじゃないんだ、、」と気がつきました。
やっぱりBLですから攻めのヤンデレ具合、サイコ具合を堪能するべきでした。
かなりハイレベルのヤンデレサイコです。
超闇を抱えた攻めですが、受けにはとことん甘いです。
ただし受けが腕の中にいるのが最低条件。
受け…

4

恋する僕たちの距離 小説

遠野春日  門地かおり 

2000年当時の時代背景が色濃く残る高校生もの

2000年当時のGENKI NOVERSで読んだ事があったが、すっかり内容を忘れてしまったのでもう一回買ってしまった。
当時はインターネット黎明期で"パソコン通信"なる言葉を思い出したり、見知らぬ相手とメール(会話)を交わしたりする事が目新しかった頃の時代背景ってのが色濃く残っている。
また、他では身体の相性から入っていくカップルものが多くなった中で、この話は”好き”という…

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