夜光花さんのレビュー一覧

ミステリー作家串田寥生の考察 小説

夜光花  高階佑 

孤島ミステリーモノ

帯『孤島の謎にも興味あるけど
君の身体も暴いてみたいんだよ』

今までもミステリー風味の展開をしばしば書かれていた夜花光さんがついにミステリー作家モノと名打って来た孤島ミステリーモノ。
探偵役は作家である一風変わった性格の串田と、その編集担当者であり舞台となる島の名家のお坊ちゃまでもある神凪〔受〕
「眠る劣情」のキャラが出てきますが、そちらは読んでなくても特に支障はないと思います。
余…

3

君を殺した夜 小説

夜光花  小山田あみ 

執着攻~~

幼馴染再会モノで、同じ学校の教師同士で執着攻という、かなり好みなシチュ満載。
このシチュで夜花さん作品とくればこれは期待せざる得ない訳ですが、流石というべきかがっつり期待以上の内容で読ませてくれました。

家が近所で幼馴染の幸也〔受〕と聡〔攻〕
友人関係ではあるものの、幸也は実は聡に対してコンプレックスを持っている。
そして聡に好きだと告白された時に、ここから飛び降りたら好きになると反射…

4

オガクズで愛が満ちる 小説

夜光花  水名瀬雅良 

年下攻

導入部分で玲人〔受〕の心の歪みを匂わせておいて、喫茶店のマスターとしての日常生活へと持っていく。
温和そうにみえて、突然、感情的な行動に走ったりする玲人。
そして酷い死に方をした亡き妹の存在から、その犯人が出所し、実は……という展開の読ませ方はスムーズで、玲人の行動や過去の事件が解き明かされる部分、この辺はやはり夜花さんだなーという感想を持ちました。
攻は玲人が経営する喫茶店のバイトの年下学…

1

二人暮らしのユウウツ 不浄の回廊 2 小説

夜光花  小山田あみ 

甘すぎます。

『不浄の回廊』の続編。ツンデレ攻め…いいですね~。
前作よりも西条のデレ度が増しててなおよかった。チビだパーだ言いながらも歩みのことが可愛くってしょうがないというのがこっちにもビシビシ伝わってきます。
前作よりもさらに食欲も性欲も満たされ、ついでに庇護欲も独占欲も丸出しにして西条も忙しそうです。
バカップルもこういうのだと楽しく読めるんだけど、甘すぎて読む気がしなくなるような作品との違いはな…

4

不浄の回廊 小説

夜光花  小山田あみ 

意外過ぎる!

読んでる最中、や、夜光さんだよね?と何度も表紙を見返しました。
主人公の歩があまりにも天然無垢で幼くてかわいらしいんだもの。
冒頭中学生の話だったので、このままだったらどうしようという杞憂はすぐに払拭…されはしたけど、大人になっても変わらずの歩(笑)
そんな歩は霊感体質で、同窓生の西条に憑いている禍々しいものをなんとかしたいとじたばたするわけですが、いやもうなんというか、世間知らずでぽやんと…

3

束縛の呪文 小説

夜光花  香坂あきほ 

面倒くさそうな恋愛

帯『おまえが俺を置いて出て行くなら監禁して縛りつけてやる!』

帯コピーは結構過激ですが、執着攻としては比較的普通位だったんじゃないかなあ。
まあ実際に拘束はしますが直ぐに開放してますし。
って、自分が執着攻に求める執着度数が高いからかもしれませんが!

読んだ感想としては面倒くさそうな恋愛だなーーって感じでした。
あ、それと夜光花さんの作品として読むとちょっと物足りないと思う。

1

七日間の囚人 小説

夜光花  あそう瑞穂 

ネタバレ注意

どこかで見たことがある設定の物語。

読み始める前から犯人を知っていたので、序盤から亮二の言動や行動に注意して読み進めていたのですが、彼はどこからどこまでが演技なんでしょう。
玖珂との会話で罪悪感を示唆したあたり、根っからの極悪人ではなさそうなんだけど。
要に対してギリギリの自制を使っているシーンが好きなんですが、あれも演技なのか。

結局、亮二が何故そこまで要に執着するのかは明確に語…

2

薔薇の奪還 小説

夜光花  奈良千春 

またまた目が離せない!

陰謀で薔薇騎士団が危機に陥り、すごく話が動いてドキワクしたのもつい最近だと思っていたのに、もう次が出て非常に嬉しー♪
騎士団を追われた啓はどうなっちゃうの?
捉えられて拷問にかけられていたラウルはどうなちゃうの?
啓の血を飲んで眠りに入っていしまったレヴインは?
啓を失った騎士団は?
他にも色々なワクワクが、今回また新たな登場人物の絡みも入り、色々な謎が明かされます!
ちょっとスぺクタ…

2

跪いて、永遠の愛を誓う。 小説

夜光花  奈良千春 

実はいい教育係の攻め

表紙がこれまたすごいですね。

優秀な秘書の攻め×甘ったれお坊ちゃんの受け。
攻めに弱みを握られる→強姦。
この作品の場合攻めがゲイだということを受けも知っているので、このあたりスムーズです。
というか、この事件が怖いです(;´Д`)そりゃビビるよ・・
まぁ悪いボンボンの更生にはこのくらい必要なのでしょう。

攻めに従わざるを得なくなった受けですが、ここで攻めはちゃんと正しい方向に…

2

愛を乞う 小説

夜光花  榎本 

思春期

攻めの一輝の性欲処理のため、父親が与えたのが受けの春也。
受けが一方的に虐げられている構図な訳ですが、実は淋しい者同士、というのがせつない。
寄り添う相手がいたことで、お互いの不幸を乗り越えられたと言えるかもしれません。お父さんのようにならなくて良かったね一輝。

まぁそういうことより私が印象に残ったのはエロのリアルさ。
最初興味のない相手にはとりあえずフェラさせる、愛着湧いたら相手に触…

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