六芦かえでさんのレビュー一覧

旦那様と甘やか子守り浪漫譚 小説

小中大豆  六芦かえで 

最後、攻めの我慢強さに萌えた。

「甘やか」を謳ってる割には、三分の一くらいまで旦那様は登場しないわ、ただの女中に過ぎないのに勘違いした下卑たごうつくババァがのさばってて子供達を虐げてるわで(幼い子供達がひっそりと息を潜めている様子が不憫だった)どーなってるの??と思いましたが……。

ようやく攻めが「旦那様」と登場してからはタイトル通りって感じでした。

縁あって出会った四人が「家族」になっていく様子、特に子供達が子供ら…

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大好きなんです 小説

吉田ナツ  六芦かえで 

「モテ男が本気の恋におちたらどうなるか」「非オタと筋金入りオタクの恋」

再読
明るく楽しいノリでありながらも、結構深いもんが詰まってると思います。

前半は「モテ男が本気の恋におちたらどうなるか」が攻め視点で書かれてて最高!

攻めの津田は、バイでモテモテで、恋愛サイクルが短い&去る者追わずをモットーとしてきたような男なんですね。
そんな男が、タイプど真ん中な新入生の都石と出会うんだけど、都石はコスプレ大好きで筋金入りのオタクでノンケ。
おまけに可愛い彼…

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大型犬は恋をねだる 小説

朝香りく  六芦かえで 

年下ワンコ攻め

ラブストーリーメインのお話。王道です。

元美容師でホストの愁也は、店に黙って客に体を売っていた。ある夜、酔った彼を心配して声を掛けてきた青年と衝動的に寝てしまう。

青年は愁也の好みど真ん中。しかし、彼の正体を知ってしまうとお付き合いなどできるはずもなく…

前途洋々なお育ちの良い大学生と、ウリまでするような水商売の自分がうまくいくわけがない。自分のことが好きで好きで、真っ直ぐに向き…

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狗神さまは愛妻家 小説

雨月夜道  六芦かえで 

嫁ぶりが上がるほど違和感も感じて

見事な初陣でございました!

良いお話でした。嫁入りしてきた幸之助にヒャッホウ!なんて可愛いんだ♡って抱き上げてクルクル回る月影。
家を追い出されたのに初夜のために布団だけ持ち出した月影。
床がこわれるほどブンブン尻尾をふる月影。
嬉しくてポポポンとタンポポを咲かせる月影。
幸之助のために童貞でいた月影。

幸之助は悲壮感でいっぱいなのに月影は明るくて…。

てな始まりから月影…

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旦那様と甘やか子守り浪漫譚 小説

小中大豆  六芦かえで 

ゆったり恋愛もの

作家買いです。

小中作品としては、おとなしめで雰囲気が初期作品に似てるなと思いました。
ほのぼの恋愛譚みたいな感じ。

最初は、ハラハラするし、登場人物に苛立ちが隠せませんが、峠を越えれば政隆と龍郎が惹かれあっていくのを享受していれば良いです。
あと、子どもたちの行先もモヤモヤして見ていればいいです。
この先、あの子たちはどうなってしまうんだろう…と見守っていたくなります。

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溺愛神様と恋はじめます 小説

秀香穂里  六芦かえで 

近所の神社に行ってみたくなるね

秀香穂里先生のファンタジー、ふわふわ、kawaii系のお話。

本作は「攻め視点」。
主人公は新しく地域の神社の「神様」になった元人間・叶野。
いつもお参りしてくる可愛らしい青年・優弥が特に心に響き、優弥の願いをなんとしても叶えてやりたい!となっていく。

普通の人間が死んで地域の神社の神様になる、という世界観。
純な心の人間に忍び寄るカルト集団。
神様と人間の恋模様。
大きくこ…

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「星見の皇子とかりそめの狐妻」コミコミ特典SS小冊子「子狐と蹴鞠」 特典

宮様の特技

本品は『星見の皇子とかりそめの狐妻』の
コミコミスタジオ特典小冊子です。

本編後、二ノ宮が蹴鞠をするお話です。

行親が内裏から戻ると
庭の松の下で星見の宮が白い丸いものを
蹴り上げていました。


蹴鞠は若い殿上人が好む遊びですが
行親は遠くから見た事しかなく

彼が蹴鞠をしている姿を見るのは初めてて
行親は高覧から身を乗り出しました。

星の観察以外には何事も…

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星見の皇子とかりそめの狐妻 小説

魚形青  六芦かえで 

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い的な・・・

今回は帝の異母弟の二の宮と半妖の陰陽師のお話です。 

半妖てせある受様が攻様との出会いで
ありのままに生きる幸せを掴むまで。

受様は陰陽師になったばかりの下っ端ながら
陰陽助である父の名代として
帝の住まう清涼殿の禊祓を行います。

夜な夜な熱に苦しむ帝を快癒させるため
内裏に留まるあやかしを祓うものでしたが
生来様々な気の見える受様には
さほど難しくはありません。

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星見の皇子とかりそめの狐妻 小説

魚形青  六芦かえで 

陰陽師の恋物語

陰陽師として帝に気に入られた行親は宮中の人々からは嫉妬され揶揄され、原因である父からも疎まれていて気の毒。好感を持った星見の宮からもきつい態度をとられいて、どうにもならない閉塞感が辛かった。
狐のあやかしとして星見の宮に認められ愛されたのは嬉しかったけど、星見の宮の鈍感さや行親としての立場の危うさにハラハラ。あやかしとの対決はホラーでした、怖かった。星見の宮を心配して体を張って助けた行親に拍手。…

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「星見の皇子とかりそめの狐妻」コミコミ特典SS小冊子「子狐と蹴鞠」 特典

蹴鞠

めっちゃ可愛かったので萌にしました。ええええー?!と思うんですけど、小狐たちには良いらしい(笑)

++

陰陽寮での勤めを終えて一条の邸に戻ってみたら、庭に蹴鞠を楽しむ星見の宮の姿。上手だなあと見ていたのですが、蹴っている白い鞠から見えたのは、しっぽ。

なんと笹丸が蹴鞠に変身していたのですが、曰く「ぽーんと上がるのもおっこちるときもたのしい」とのこと。
他の子狐たちも「ぼくもはや…

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