和泉桂さんのレビュー一覧

タナトスの双子 1912 小説

和泉桂  高階佑 

表紙と設定だけ

表紙は美しいし、設定は萌えたっぷりなのに、こんなに残念なのはどうして? この表紙じゃなかったら、このイラストがついてなかったら、絶対に読まなかったし、作者の気負いだけが空回している印象。

正直に言えば、高階さんががんばりすぎ。

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有罪 小説

和泉桂  高永ひなこ 

エロは濃い目

エロは濃い目で話は王道。
作家攻めで編集者受けです。
ビリヤードでの賭けに負けてセックスを強要され、身体から陥落していく受け編集者。
作家攻めは俺様で本心が見えず、編集者は快楽に負ける日々を送りつつも「愛されてないこと」にグルグル悩んでます。

設定も展開も、受け攻め両者の性格も、私の萌えポイントではなかったのですが、お話としてはよくできてる王道ストーリーだと思いました。
和泉桂さんがあとがきの中…

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そして僕は恋をする 小説

和泉桂  あかま日砂紀 

ついていけなかった

主人公がマイナス思考すぎて、ついていけなかったです。
「見返りなしで誰にも優しくされたことがない」という流れ者のヒモ生活をしていた受けです。
でも攻めに出会って「始めて見返りなしで優しくされた」みたいなことを書いてるんだけど、セックスはしてるわけだし(セックスも相手から与えて貰ってる気分になってる)、今までと同じじゃないのかな…と。
やたらマイナス思考で「下心があるに違いない」「弄ばれてるに違いな…

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SLOW LOVE 小説

和泉桂  加地佳鹿 

これはいいすれ違い

勘違いからすれ違ってしまう作品ってたくさんありますが、これはいい勘違いとすれ違いでした。
とくに一話目は、ミステリ的な手法で真相を最後の最後まで隠していて(といっても簡単に予測のつく真相ではあるのですが)、オオッと思いました。
神秘的な遊び人のように見えていた受け、実はめちゃくちゃ可愛いんだよね。
問えばいいだけなのに問いただせなかった攻めの心理も納得いくものでした。
こういう作品、たーのしい。好…

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贖罪【ダリア通販限定特典・書下ろし小説掲載小冊子】 特典

ギッャプは良いモノ?悪いモノ?

本品はドラマCD『贖罪』の特典品です♪

今回は携帯ゲームにハマった穂高を訝しむ
透也のヤキモキを収録した小冊子です。

ここのところ残業続きで
恋人とのデートもままならない透也。

穂高に会うための時間を作ろうにも
日々の終電にすら間に合わないので
仕事を終わらせるまで
合わない事ほうが良いかと思うのですが
それはそれでストレスに…。

するとそんな…

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しのぶれど 小説

和泉桂  高宮東 

文学系の人間の恋はまわりくどいw

時代背景は大正。
美しい新人作家・司は、スランプに陥っていて書けない。
そんな司の憧れの歌人・立花雨月は、司に芸術に必要なモノを仕込む・・・
と、いうお話なんだけど。

大正ロマンの文壇を舞台にした調教モノだなって思いました。

蓋を開けてみたら、立花雨月である羽堂も司も
ずいぶんプラトニックで乙女チックな恋愛をしていたわけですね。
ほんと文学系の人間ってまわりくどいわw

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宵星の憂い ~桃華異聞~ 小説

和泉桂  佐々成美 

怖さの理由

今回は受様の放蕩相手で精悍な印象をまとう商人と
寵姫となるも王に売られて男妓になった元王子のお話です。

二話構成で
受様視点で二人の出会いから桃華郷との別れまでと
攻様視点で二人の出会いからお互いの思いに気づくまで。

受様は小国ながら近隣に有名な農業国に
側室腹の第三王子として生まれますが、
その美貌故に鄙の地で隔離されて育てられます。

結果、
受様は感情の起伏の少な…

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宵星の憂い ~桃華異聞~ 小説

和泉桂  佐々成美 

この感情の本当の意味を教えて。

やばい、これ、超好きかもしれません。

最近よく思うのですが、好きになる作家さんていうのは結局は自分好みのお話を書いて下さる方ということで。
つまりは大きくみれば「趣味が合う」方ということで。
その中でもお話によって作家さんていうのはいろいろなキャラを作り出していかれるわけですが。
今回、この「桃華異聞」シリーズでは一番好きな作品となりました。
いや1作目は自分の趣味と離れてるので読ん…

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宵星の憂い ~桃華異聞~ 小説

和泉桂  佐々成美 

ツンツンと誤解で最後までやきもき

作者さんお初の3Pだそうです。
攻め二人は兄弟なんですが、兄弟の間で受けちゃんが迷って迷ってなお話なのかしら、普通のパターンならそうよね、と思うところですが、何せファンタジー遊郭モノですから、そうは問屋がおろさない!
そうだろうなという安心は保証されているものの、結末をほんとうの最後の最後までもっていくあたり、お上手♪
作者様にやられました、ほんとう、やきもきさせられましたよ(トホホ、、)

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宵星の憂い ~桃華異聞~ 小説

和泉桂  佐々成美 

悶々…もんもんもんもん!

せっかくの和泉先生初挑戦ネタ?があったというのに、自分のブログのレビュでは完全にスルーしてしまいました…orz なので、こちらではちゃんとその点に触れていこうと思います!

今回はなんと3Pです…!
桃華郷に売られてきた男妓の翡水と、商人で彼を身請けしたいほど愛おしく思っていた恵明、恵名の兄で翡水と過去を分かつ藍珪。心というものを知らずに誰にも染まらない翡水を愛した恵明は、兄によって証明され…

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