みずかねりょうさんのレビュー一覧

曙光 悪食3 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

目指す未来をつかみ取るために

今回はギャラリーオーナーと不思議な力を持つ画家の卵のお話です。

受様の友人が父親の殺人事件の犯人の顛末と
受様という稀有な芸術家を巡る愛憎劇を収録。

受様は高祖母から
美貌と死者の声や姿を見る異能を継承します。
視えないモノを視、彼らを描かずいられない受様は
母に疎まれ、山奥に住む父方の祖父の元で育ちます。

そんな受様の生活が変わったのは
知らない間にSNSにアップされ…

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曙光 悪食3 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

妖精の王の降臨

シリーズ3作目、みずかね先生なのでマストバイ。水琴ちゃんが頑張ったなあと思ったので萌にしました。なんとカラー口絵は槇さん&水琴ちゃんという白白コンビ!(キランキラン★絵から光発してます&察して)頑張れ泉里さんと思ったお話、本編320P弱。

SNSにアップした絵が評判となりフォロアー激増、画家デビューの準備を進めている泉里と水琴でしたが、親友の橋本が自分の父を殺害した容疑で逮捕され・・・と続き…

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曙光 悪食3 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

早くも続編が待ち遠しいです

前作「羽化 悪食2」で現れた水琴と泉里の問題点が、こちらの「曙光 悪食3」で顕著になってましたね。

泉里の水琴が自分の側から居なくなってしまうのでは無いかと言う恐怖と、魅力的な水琴の周りに集まる人間たちへの嫉妬。
水琴の画家としてどうありたいか、泉里とどんな関係になりたいのかという戸惑い。
これらが水琴が画家デビューを決めた途端に一気に吹き出すのです。

それに並行して水琴の友人であ…

3

触れて感じて、堕ちればいい 小説

すとう茉莉沙  みずかねりょう 

整体師ならではの触れ方

ゆったりした時間の流れを感じるストーリーでした。
整体師の橘とサラリーマンをドロップして翻訳家と講師で食い繋いでいる美郷。体がバキバキで整体に行って出会います。
整体師って触れ方を文字にするとエロいんですね!相手が美郷だったから、ということもあるんでしょうけど、マッサージの快感って紙一重かも。

橘に癒されて、そして心も癒されていきます。
実は見ないふりしていた、婚活しながら普通の幸せを…

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曙光 悪食3 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

思わぬ方向に

1巻の時は、この世の者ではない人々が見える水琴がそれらを絵を描く、という不思議具合でしかなかったのが、今作ではついに怨霊とのバトル(操られた人間ですが)まで繰り広げ、絵に描いた人物を殺せる特技(?)を持っているキャラ登場と、随分とオカルトファンタジー的な要素が増した感じです。

そのうち妖怪退治とか陰陽師とか出てきそうな…(気がしたけど多分出てこないw)
そういうのも好きなんですけど、この作…

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曙光 悪食3 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

BLサスペンス第三弾

古事記の「悪食」を土台に、BL風にアレンジしたサスペンス 3弾目、
前作二篇と、出来れば古事記の「黄泉の比良坂」の悪食を、
読むと意味が分かるし、面白さが増すのでお薦め。

①悪食     「妖精画家」の水琴 高祖母似、18才、恋人が出来る。
⓶羽化 悪食2 「妖精画家」の偽物登場
③曙光 悪食3  水琴20才

みずかね先生の挿絵が綺麗です。眼福。

水琴が死者しか描けず、死…

5

曙光 悪食3 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

大好きなシリーズなのだけれど

作家買い。
宮緒作品の『悪食』シリーズの3作目。今巻もみずかねさんの描かれた表紙が麗しいです。

今シリーズは「人ではないもの」が見え、そして彼らを絵に写し取ることで己の存在意義を見出してきた青年・水琴が主人公のお話なので、ちょっとオカルト、あるいはホラーっていうのかな。そういうバックボーンを孕んでいる作品です。オカルトまっしぐらな作品ではありませんが、苦手な方は注意が必要かもです。

2

曙光 悪食3 小説

宮緒葵  みずかねりょう 

自由であるとは…

なんと!表紙をめくったら水琴が泉里じゃない人とキッチンにいるカラーイラストが!誰?と思ったら…。

長かったです。すごく読み応えがあるのですが、まだ残りこんなにある…とちょっと思ってしまいました。前作は夢中で駆け抜けて読んだのですが、今作は最後まで読まねば!という感じで読みました。

とにかく盛りだくさんでした。
3作目で水琴が今の自分って、と立ち止まり考えたり。泉里の腕の中で守られ絵だ…

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パペット 小説

丸木文華  みずかねりょう 

操り人形

2017年の作品。絵師買い。

ゲームのシナリオライターでもある、丸木先生の作品は、
殆どに結末部分にどんでん返しが仕込まれている。
この作品も、きっと意外な結末が用意されているんだろうなー、と。

前半は、主人公を取り巻く色々な人が登場。
星野紡が漫画家を志して数年後、やっと大賞受賞、
その後、受賞した出版社の編集担当からプロットを評価されず一年が経過。
梅が咲く季節にやっと「…

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策士と奥手の攻防戦 小説

海野幸  みずかねりょう 

嘘から始まるラブストーリー

面白かったー!!ありきたりのストーリーじゃなくて、ぐいぐい引き込まれました。


見るからに童貞じゃないのに童貞と嘘つくイケおじ三國と、童貞なのに経験豊富なフリをしてアプローチする三國の秘書・春人。

春人の経験豊富っぷりが何とも無理があって、三國に翻弄されている様が…あぁー!おかしい( ´∀`)キスマークの意味も知らないとは…ウブ過ぎる。三國にバレるのも必須。
春人の仕事とプライベー…

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