小石川あおさんのレビュー一覧

殿とつばめ 七十二候拾遺譚 コミック

小石川あお 

「幸福の王子」

小石川あお先生の童話シリーズ。
今作は「幸福の王子」を題材にした物語。
皆に自分の身体の宝石を与える王子は瑞獣の末裔である麒麟の坊ちゃんで、皆に王子の宝石を持って行く燕は執事の燕である乙鳥(つばくら)。

乙鳥は5年ぶりに南の国から戻って、再び坊ちゃんの世話をします。
自分より小さくて泣き虫だった坊ちゃんは、身体は大きく立派になってもまだ自分に甘えてきます。皆に騙されて身体の一部である鱗…

3

「獣王陛下と砂かぶりの花嫁」電子限定おまけ特典 特典

神獣だけど結局ネコ科

「獣王陛下と砂かぶりの花嫁」電子限定おまけ漫画となります。
3p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



4コママンガ6本。全体のタイトルは「王様はねこちゃん」。

①「気になるアイツ」
目の端にチラチラ映って、手で追う王様。でもそれは自分のシッポ!

②「陛下グッズ」
紅藍が開発した「おうさまにそっくりなグッズ」はクリームパン。意味がわからない王様だけど。(手と同…

0

殿とつばめ 七十二候拾遺譚 コミック

小石川あお 

すごく良かった~涙が止まりません

小石川あお先生の人外物3冊目ですね。幸福の王子がモチーフの作品でしょうか?
可憐でかわいらしい乙鳥と見目麗しい宝石のような聖獣麒麟のぼっちゃまの美しくも切ないお話です。書きたいこと一杯あるのに、なんて書いていいかわかりません汗
とにかくとても好きな作品になりました。
両片思いでしょうか?いやもっと尊い無償の愛ですね。
2人が想い合う姿はほんとに美しい!
どうにかしたいでもどうにもならない…

2

獣王陛下と砂かぶりの花嫁 コミック

小石川あお 

愛情豊かなのに言葉足らずなんだから

おとぎ話と獣人という内容は、前作の「食べないの?おおかみさん。」の路線を踏襲しているようです。

物語はある国の獣人の国王陛下が、一見見すぼらしいキツネの少年を「番」として城に。
しかしキツネの子は贅沢に馴染めず、また王が言葉足らずで不安が拭えず、自分が王の「運命の番」ということを信じられない…
…というストーリー。
このキツネの子がも〜う不憫で健気で。
「砂かぶり」という名前からもわ…

1

「食べないの? おおかみさん。」電子限定特典 特典

溺愛が溢れてるウルさん

「食べないの?おおかみさん。」電子限定おまけ漫画となります。
4p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



4コママンガ4本。

ー生け贄時代編ー
「溺愛」
ウル「太郎それ食べたいの?」「他に欲しいものは?」「本読む?」「あったかいコートもつくらないとね」
あれもこれも……etc
食べるための下ごしらえ……って言うけど。

「太郎の勝ち」
太郎「ウルー かごい…

0

食べないの? おおかみさん。 コミック

小石川あお 

潜んでいる切なさは

先生の代表作。さすがに素晴らしい。
内容は、森の狼男に捧げられた小さな男の子の「生贄生活」。

口減しで生贄になった太郎。
あまりにも小さくあまりにも痩せて。
狼男は太郎があまりにも不憫で「大きくなったら食べるよ」と言いくるめて、献身的に「育児」する。慈しむ。
太郎は屈託なく「いつ食べてくれるの?」
でも読者にはわかります。
おおかみさんは太郎を食べる気なんて全く無いこと。
優し…

2

「ご主人さまとけだま」電子限定おまけ漫画 特典

ふたりの生活

「ご主人さまとけだま」電子限定おまけ漫画となります。
3p。

以下、内容となります。
↓↓↓↓



4コママンガ4本。

「いとしいすき間」
本を読んだりご飯を食べている時の、腕を曲げた時のちょっとした隙間に入りこみたい!と思うモノノケけだま。

「けだまの恩返し」
マフラーを編んだ、というモノノケけだま。
まさか自分の毛をむしって⁉︎と驚いてハゲ確認をする千草。…

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ご主人さまとけだま コミック

小石川あお 

可哀想なの苦手〜

私こういうのダメなんです……
自分でも猫飼っていて、だからこんな可哀想なコの話なんて…胸が詰まっちゃって涙が出そうになっちゃって。
捨てられて、死んで。
それでも一度受けた人間の優しさを忘れずにモノノケになって。
何をやっても裏目に出て、千草とはぐれたり、転んだり、汚れたり。
なんだか見ていられないよ〜。
これは漫画で、しかもBL。結局は千草とちゃんと結ばれるはず、とは思っていてもキツ…

0

棘の王様 下 コミック

小石川あお 

作内スピンオフが良かったりして。

下巻。

ストーリーは義父の死と絢に関連はあるのか?という視点に移り変わり、同時に絢が遭ったという誘拐未遂事件、そこに黒田も何か関係が⁉︎
だから黒田が絢に深入りしていくのか…
しかしそれ以上に絢の心にも黒田が深く入り込んでいて、BL展開も色濃くなってくるわけだけど。
絢の「魔性」が思わせぶりだけどその真相はというと、一つの事象を異なる角度から見ることでこうも違う世界になるのか、という視…

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棘の王様 上 コミック

小石川あお 

魔性は誰だ

耽美的な絵柄にピッタリの内容キタ!と思いつつ読み出したが…

確かにピッタリではあるんだけど。

魔性の女、という美しいホステスが失踪した。
その女の、彼女よりももっと美しい息子は一体何を知っている?何を隠している?
…という感じで、失踪した女を探す男性と美息子の駆け引き、的なストーリーが始まるわけだけど。

この「女を探す男性」の正体がまずわからない。ワケアリ風。
息子である美…

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