棘の王様 上

ibara no ousama

棘の王様 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×26
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
2
得点
54
評価数
18
平均
3.3 / 5
神率
22.2%
著者
小石川あお 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
シリーズ
棘の王様
発売日
価格
ISBN
9784344834194

あらすじ

母親の失踪と養父の死。”棘の家”と呼ばれる屋敷に住む絢には謎が多い。そして、絢に近づく黒田という男は――。描き下ろしも収録。

表題作棘の王様 上

黒田,絢の母を訪ねてきたサラリーマン
紅ノ原絢,「刺の家」に住む高校3年生,18歳

その他の収録作品

  • 第1話
  • 第2話
  • 第3話
  • 第4話
  • 第5話
  • 第3.5話(描き下ろし)

レビュー投稿数2

美しい花には棘(トゲ)がある。閉ざされた心に棘(イバラ)姫。

傾城の美女と言われた母の失踪。それを調べているらしい黒田。
その母より美しい息子、絢。

「食べないの?おおかみさん。」に感動して、小石川あお先生の既刊を遡っているんだけど、やはり新刊の出来が素晴らしいのもあるし。まず、新刊はとにかく優しいのだ。
新刊に比べるとどれもこれもちょい小難しい。圧倒的な説明不足と過剰な匂わせ。
何となくそうだろうな、と予想はつくものの。
このまどろっこしさにはハラハラもするし。ジレジレもする。
既刊の中でも「こじかくん」に次ぐ面倒くささでは無いだろうか。
そして、毎度の、普通に見せかけて大人の美形攻めが、本作に限っては不気味なのだ。
絢を見つめる眼や、笑う様子は。とても不気味だ。
魔性の美貌を持つ絢の方が、素直な可愛らしさがある。

事件はこうだ。美しい息子を連れた美しいホステスが棘の家と呼ばれる大きな屋敷の当主と結婚する。当主はある日、事故で死ぬ。
その後、母は息子を残して失踪する。
探偵をしている黒田は誰かに依頼されて、母親の捜索と、おそらく事件の真相を追っている。
母は美しいのもあって。これまでも恋人が絶えなかった。絢は最初、黒田も母のかつての恋人だろうと誤解する。
絢が母親の男を誘惑するとか、あるいは男を狂わせて行くとかなら。それも単純にBLあるあるだったりするものの。絢のそれは、ほぼ無自覚な煽りや媚態の様でもある。
彼はただ、可愛がられたい、愛されたいと過剰に愛情に飢えている不憫な孤独な子供なのだ。
彼が唯一心を許している、幼馴染みの秋さんも施設で育って、後に医師の家に養子にされた子供だということが明かされる。とにかく。不憫な子供しか出て来ない様で。鬱々とした気持ちになってしまう。そんな中、秋さんは真面目で。いつも勉強をしていて。何かと絢を心配しては手伝ってくれる。秋さんには絢の人を惑わせる美貌がまるで効かない様で。その事がとても心強い。

黒田もまた、絢の美貌と媚態と、無防備な姿に惑わされてもいるだろうけど。彼の魅力に惑わされた男たちについて、看破もしている。当主は財産の全てを妻では無く、その連れ子に遺したのだろうということも。

この表紙とタイトルに、私はBLあるあるヴァンパイアものかと思ってたので、拍子抜け。
小石川あお先生には美しきヴァンパイアものを是非描いて欲しい。
なんて思いながら下巻へと続く。

0

謎をはらんだ上巻

上下巻の上巻。下巻は5/23発売です。

「棘の家」と呼ばれる屋敷に住む
美貌の高校生・絢(けん・受け)。
屋敷の持ち主であった養父は死亡、
母親も失踪し、孤独な日々を送る。
母を訪ねてきたサラリーマン・黒田(攻め)に
惹かれていくが……

養父の死の真相は。
高級ホステスで「男を不幸にする」と噂される母親の行方は。
黒田の正体は。
幼い頃の記憶がないという絢の過去は……

謎が謎を呼ぶミステリっぽい構成でありながら、謎の半分はこの上巻で明らかになってしまうため「続きが待ち遠しくて仕方ない!」というほどの強い引きはないかも。
しかし「絢も黒田も悪い人ではないかも?」と油断させておいての終盤の展開にはなかなか意外性があり、やはり続きが気になります。

冴えないリーマンのようで意外と抜け目ない黒田と、
強がっていても寂しがり屋な絢。
年の差カプの恋の行方も気になるところです。
上巻ではまだ絡みらしい絡みはなく(描き下ろしの夢オチのみ)、腹の探り合い→少しずつ素直になりつつある段階なので、下巻に期待。

綺麗な絵とミステリアスな作風がなかなか好感触の
作品でした。

10

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