小椋ムクさんのレビュー一覧

つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

最後の最後まで読めない展開

えーーー…これは衝撃。
めちゃくちゃに二転三転するストーリーです。
想像の斜め上をいくというか、予想がどんどん裏切られていく感じ。先の展開が全く読めなくて、この結末を予想できる人はいないんじゃないでしょうか。


物語冒頭は、素敵なイケメン(向葵)と美しい青年(吉乃)がお祭りでいい雰囲気な場面で始まります。
ちょっとおかしな部分というのは、どうやら2人の時間の流れ…歳の取り方が違うよう…

5

つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

二転三転するストーリーに翻弄されっぱなし。

作家買い。

中原作品に、小椋さんが挿絵を描かれているとか、めっちゃ最高やん…!と思いつつ手に取った今作品。普段ネタバレ上等でレビューを書いていますが、いやいやいや。これはあまりネタバレしたらダメな作品。と思ったので、なるべくネタバレなしでのレビューを書こうと思います。





主人公は吉乃。
25歳の彼は身体が弱く、田舎の山中にある別荘で暮らしている青年だ。彼の世話をしてくれ…

7

悪い男には裏がある 小説

海野幸  小椋ムク 

不憫な受けが幸せになっていく話

男運の悪すぎる面食いな受けが、新たな恋をして幸せになっていく話
1巻完結だけど展開が早すぎて置いていかれる、ということも無く、攻めもストーリー全体も受けに寄り添ってゆっくり進んで行くので、落ち着いてじっくり読めます。
包容力のある攻めや不憫な受けが幸せになる話が好きな人には合うと思います。
ただ主にふたりがくっついてからのお話なので、付き合う前段階でお互いの好意が深まっていく様子をじっくり読…

2

ウサ耳オメガは素直になれない 小説

海野幸  小椋ムク 

オチ付近のネタバレ見た方がいい

 進行度6%まで読んでいたら、四つ耳設定なことを知り読むのを挫折する所だった。人間耳あるんかい。
 あらすじをちゃんと読み返したら、受けは偽耳を切除してたみたいだから、不安を抱きつつ読書再開。

 両片想いだなって察してグッときたり、オメガ耳関連でうるっと来たり、めちゃくちゃ感情揺さぶられます。
 クライマックスシーンで涙目になりながらボルテージ上がったところで、アルファじゃなかったんかー…

0

リフレイン~君の心を眠らせないで~ 小説

鳩村衣杏  小椋ムク 

王道じゃない記憶喪失

ひょんなこと(宅配便の取り違え)から友人として仲良くなった司と諒一。

ある日、実は司はゲイだと諒一にバレてしまう。しかし、諒一は偏見することもなく、仲のいい友人として接していたが、、、諒一は司に惹かれていってたのだ。そして二人の想いは通じるのですが。

このお話の素晴らしいところは、よくある記憶喪失モノではなく、結局記憶が戻らないというところ。
普通は何かをきっかけに思い出し、めでたし…

1

職業、王子 小説

砂原糖子  小椋ムク 

何年経っても

CDが大好きでかなり前に購入しました。最近また読み返したんですが、何年経っても素晴らしい作品ですね。

攻めがアラブの王子(受)に拉致られるという当時はかなり珍しい設定。エロ密度が高い中ストーリーもちゃんと作りこまれていて、最後はハリウッド映画的なハッピーエンドになっております。個人的に空港での別れシーンが印象的でした。サイード、グッジョブ!

一番の読みどころはリインとアヤの関係性ですね…

0

山神さまのお世話係 小説

渡海奈穂  小椋ムク 

前半と後半のギャップが激しすぎる


融通の効かない生真面目な山神さまのお世話係とパワハラで病んだ元営業

上司からのパワハラで病み、心配した両親より祖父母に家に静養することになった秋(受け)。
買い物に出かけた先で出会ったのは不思議な力を使う晄太という幼児とその幼児を山神さまと呼び自分は山神さまのお世話係の山守だという勇吹(攻め)。
晄太を普通の幼児として扱う秋に対して余所者余所者と言っては嫌味のオンパレードのような態度…

1

うさぎ王子の耳に関する懸案事項 小説

稲月しん  小椋ムク 

うさぎ王子が可愛い(*ˊ▿ˋ*)

雑誌掲載時よりとても好みのお話だなぁ、と思っていたので、文庫化を心待ちにしていました。


受け様は体の弱い第3王子のフェイン。
攻め様はフェインが幼い時から傍にいて、今は宰相候補の有能な側近のアルベル。

ある日フェインが目覚めると獣人の特性が現れ、うさぎの耳が生えていた!
以来、遠くの音が聞こえるし、匂いにも敏感にもなったし、何より健康になった。

フェインがとても一生懸命で…

2

うさぎ王子の耳に関する懸案事項 小説

稲月しん  小椋ムク 

中途半端

稲月しん先生の作品を読むのは「獣人王のお手つきが身ごもりまして」に次いで2冊目になります。そちらの作品はすれ違いにも限度があると、とても面白かったのですが途中で飽き飽きしてしまいました。

こちらの作品はフェインの片思いのようでいて、実は両片思いであると読者は直ぐに気がつくと思います。なのでいつ2人が両思いになるのかを楽しむ作品なのです。
今回はすれ違いはほどほどになっており、以前読んだ作品…

1

うさぎ王子の耳に関する懸案事項 小説

稲月しん  小椋ムク 

魅力的なライバルを応援したくなりそう

初めましての作家さまです。とーーっても良いお話でした。なんというか乙女の永遠の萌え所を正面突破してくるような。

主人公フェインがとっても良い子で。
出会う男出会う男みんながフェインに惚れてしまう!ただでさえ可愛いのにさらに可愛いウサ耳が生えちゃって。
だけどただの可愛いだけの男の子ではありませんでした。そこもイイ!

前半はアルベルとのすれ違いで、BL読んでて初めてすれ違いに萌えまし…

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