恋煩シビトさんのレビュー一覧

三色混ざれば黒になる コミック

恋煩シビト 

拒否反応も致し方ない

こちらを先に読んでしまったので、「どういうこと?」という点がいくつかあったものの、特に支障なく読めました。
むしろこちらを先に読んでから「バラ色の時代」を読んだ方が心がそこまで乱されずに済みます。地雷多めの方にはその順番がおすすめです。

ヤクザの後継兄弟とその母、それにチンピラ崩れの男の話です。
父に似ている長男の巽を溺愛する母。
自分を愛してくれる「誰か」を探し求める巽。
兄に執着…

3

バラ色の時代 コミック

恋煩シビト 

人生とは何ぞや

スピンオフを先に読んでしまいました。
そのせいであちらを読んでいるときは「どういうこと?」ということがちらほらあったけれど、結末が分かっていたおかげでこの作品を冷静に読めたので結果的には良かったです。
そうでなければつらすぎて、途中で放り出したくなってしまったかもしれません。

高校の図書館にたまたま居合わせただけの2人。
ひとりは生まれた環境に人生を食い潰されて、もうひとりはその男に人…

5

愛のポルターガイスト コミック

恋煩シビト 

萌える<興味深い

表紙の「山口珈琲」の文字に食べ物の気配を感じて。
出て来ませんでしたが…。

8つの短編が収録されていました。わりと性格的なSとMの話の割合が多かったような。
どの話も萌えると言うより人間の狂気のようなものが興味深かったです。
中でもSに依存されているようでSの愛情表現でないと実感できなくなってしまった「Mのリビドー」と、尽くし過ぎるダメンズメイカーを描いた「ラブサービスマン」は狂気っぷ…

1

パンデモニウムより愛をこめて コミック

恋煩シビト 

白い愛と黒い愛

大好きなシビト先生の「人外」もの!
主人公は可愛らしい天使くんのルイ。(←私の趣味よりはちょ〜っと女の子っぽいかな〜)
ルイは迷える子羊を救うため、人々を正しい道に導くために、人間のふりをして下界に降りてきています。
そして色々な「愛」と「欲望」のカタチに立ち会っていく、という展開です。

まずは写真家と少年。
続いて人狼と青年。
鬼神と青年。
そこに天使ルイを邪魔する悪魔マルコが…

5

パンデモニウムより愛をこめて コミック

恋煩シビト 

ルイ可愛かった

受けのルイが可愛かった。落ちこぼれだけど、まじめで健気。時々見せる、勉強嫌だよ~みたいな顔が可愛かった。恋煩シビト先生の作品はこれが最初で、とても気に入って、この後他の作品も色々と読みましたが、なかなかこの受けの可愛いアホ顔(失礼でごめんなさい)が見れたのは、今の所この作品のルイだけでした。攻めのマルコは寡黙で頭が良くて、何でも出来てしまう。その為この受けのルイのぽやぽや感に癒されていたのかなと思…

10

月の裏を越えて〜オメガバース〜 コミック

恋煩シビト 

別視点のスピンが読みたい!

シビトさん初読みです。

個人的にオメガバース作品が好きというのに加え
目を惹かれたのは【αの教師×Ωの生徒】【番と死別】という点。
オメガバースの世界で「番になるまでの過程」を楽しむことはあっても
「番と死別したら残された片割れはどうなるか」と考えたこともなかったので新鮮でした。

オメガバース設定は細かい部分が出版社によって違うので
未だに慣れないのが微妙に難点です…(^^;

5

月の裏を越えて〜オメガバース〜 コミック

恋煩シビト 

切ない恋のお話

作家買い。シビトさんの新刊はオメガバースもの。αの高校教師×ΩのDKの恋のお話です。

ネタバレ含んでいます、ご注意を。






主人公はDKのミツキ。ごく平凡な日々を送るβ。
ミツキは最近体調不良が続き成績がガタ落ち。そのため現国担当の月ケ瀬先生が夏休み中に補習してくれることに。ところがある日、発情期に入ってしまい自分がΩだと認識し…。

というお話。

Ωである…

10

俺とセックスしてください コミック

恋煩シビト 

オメガバースの短編がセンスいい!

トラウマ、開発、怪談、心中、バケモノといったマニアックなお題のアンソロに掲載された作品群を1冊に纏めた短編集です。

私のイチオシは『開発BL』掲載の「what a wonderful world」。
これ、オメガバースなんですが、発情の描写なんかがどちらかと言うと人狼モノっぽくって、作品の雰囲気もゴシックホラー的な感じで画的にめちゃくちゃかっこいいんです!
座裏屋蘭丸さんの「コヨーテ」と…

2

パンデモニウムより愛をこめて コミック

恋煩シビト 

私も教えて欲しい、「正しい愛ってなんですか?」

どうレビューしたらいいのかな、難しいな・・・
シビトさんの作品ってアプローチの仕方が音楽みたい。
作者の中にずっと渦巻いているテーマがあって、それをアルバム毎に表現を変えて深化させていくミュージシャン的な手法で作品を生み出されている感じがします。
特にここ何年かの作品はそれが顕著で、それがまたなんというか玄人の域に行こうとしている音楽人っぽくもあり。
『シュガーダーク』『三色混ざれば黒にな…

7

パンデモニウムより愛をこめて コミック

恋煩シビト 

堕天にこそ”愛”がある!

”人外BLの宝石箱”のキャッチで始まった「marginal」掲載作品。
電子単話表紙の天使と悪魔の耽美さに惹きつけられ、コミックスになるのを心待ちにしていました。
コミックスの表紙はさらなる美しさでウットリです♪

ストーリーの主軸は、堕天した悪魔マルコと、落ちこぼれ天使ルイの物語。
それに3話のオムニバスストーリーが絡み、親しかった二人がどうして悪魔と天使として生きる世界が分かれてしま…

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