一穂ミチさんのレビュー一覧

イエスかノーか半分か 3 おうちのありか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

「OFF AIR」の読後だからこそ感慨深い

「イエスかノーか半分か」本編の3冊目。再読しました。
番外編集である「OFF AIR」を1冊目から3冊目まで読んで、もう一度読みたくなったのは「おうちのありか」でした。
潮の実家の全容が明らかになり、囚われの潮を計が救い出すこの本。
初読のときにも大変感銘を受けたものでしたが、「OFF AIR」によって潮の両親のことや計の両親のことが分かった今、また新たな感慨を持って読むことができました。

0

OFF AIR 3 ~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

可愛い可愛い大好き

「イエスかノーか半分か」の番外編集、3冊目。
同人誌や特典リーフレット、特典SSカード、ペーパー等に掲載された番外編の数々を集めた本。2017年~2021年に書かれたものです。書き下ろしもありです。
2はなっちゃんがちらっと程度でしたが、3はもっと登場していて、なんなら相馬Pもコンテンツ事業部の子も登場してます。

「OFF AIR」1冊目から3冊目まで通しで読んで、ほんとにこの作品好きだ…

2

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

君かへす朝・・

余りにも人気が高いので、何故人気が高いのか興味を持って購読。

桂英治:国語の教師 
結城志緒:高校生

タイトルは短歌の引用。著者は、色々読む読書家みたい。
「君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」
北原白秋が不倫相手の女性を見送る朝を歌ったもの。この不倫相手は、白秋の二番目の妻。
・・この歌を桂に教えたのは、初恋の女性。
・・桂と白秋の人物像がダブる。

「…

0

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

東京湾の出島 架空の日本初の公営カジノ

東京湾に浮かぶ日本初の公営カジノ
・・この小説が描かれた当時、誘致有力候補は東京湾に本社を置くテレビ局だったので、興味。
wandering:散歩,放浪

芦原雪:7才の時 令輝が「アメリカで拾った猫」 名づけ親は九耀
勝負の結果が客の匂いでわかる、ディーラー。
父がカジノで消えた日、雪は「黒」を選ぶ。
親からネグレクト、感情を出せない。

李九耀:中華系シンガポール人
父は、…

0

イエスかノーか半分か 1 コミック

ユキムラ  一穂ミチ 

絵がきれい!

すごく絵が綺麗でした!すごく好み!
原作が小説だということを知らずにパケ買いしたのですが、内容も面白かったです。ただ、オワリの時の素の性格めちゃくちゃキツいです。さすがに驚きました(笑) まぁこの作品ではそのギャップが大事でもあるのですが、攻め様(多分つづきさんは攻め様ですよね?)がおおらかな人で良かったね!と心から思いました。態度よろしくないので、読み始めてしばらくはハラハラしました。
でも…

0

OFF AIR 2 ~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

読み応えありありの番外編集

「イエスかノーか半分か」の番外編集、2冊目。
同人誌や特典SSカード、ペーパー、note等に掲載された番外編の数々を集めた本。2015年~2018年に書かれたものです。書き下ろしもあり。
「OFF AIR」1冊目の時にも思ったことですが、こうやって本にしていただけて本当にありがたいです。全部なんて集められないくらいたくさん書かれているので、お得感満載です。
「OFF AIR」1冊目のときには…

0

OFF AIR~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

入手不可能な初期番外編の数々

「イエスかノーか半分か」の番外編集。
同人誌や特典小冊子、全員サービスのペーパー、ブログやブックレットに掲載された番外編の数々を集めた本。2014年~2016年に書かれたものです。
こうやって本にしていただけているありがたみを沸々と感じながら読みました。
一穂先生はこうした番外編集が多く出されていて、本当に嬉しく思います。入手不可能な作品を普通に読める喜び。ただただ嬉しいです。
実は読むの…

0

OFF AIR 3 ~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ここまで読めて良かった

私は終わってからこのシリーズにハマってリアルタイムで新刊を追えてなかったので、こうやって掌編がまとめて読めるのはとても幸せだなと噛み締めながら読みました。

計と潮のそれぞれのご両親の馴れ初めが読めたのはとても興味深かったですし、幼少期から計は計で、潮は潮だったんだなーというのがしみじみと来ますね…。

潮の付き合いが減ってるのが自分のせいじゃないかと感じて自分を気にせず出かけろよと言う計…

2

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

時間がゆっくり過ぎていく

一穂ミチさんの作品って、時間の流れが緩やかな作品が多いような気がします。
これもそうで、攻めの藤堂が受けの雪との関係を進展させるまで、そりゃー長い時間をかけてたどり着いてます。
日本に出来たカジノ「NMB」が立ち上がった時から、としてもじわっと進んでいる感じです。

この前のノーモアベット、のスピンオフになるんですが、そういう組み合わせだったのか〜と思いました。雪が、前作での雰囲気と違って…

0

ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

可愛らしいお話

従兄弟の二人。
攻めは父の妹の息子で、身寄りがなくなって養子になった。ポーカーのディーラー一哉。
受けは世界中を飛び回るディーラーで、ほぼ母との二人暮らしをしており、公務員という真面目な仕事についた逸。

この二人、というか逸は自覚はないものの無意識に一哉を欲しており、一哉の方はね、もう自覚して逸を想っていたんですが、一緒にいたらマズイと逸から離れてしまいます。この選択が後々の二人の関係を…

0
PAGE TOP