一穂ミチさんのレビュー一覧

アンティミテ 小説

一穂ミチ  山田2丁目 

和楽のかわいさ

一穂作品ベスト5にいれたいくらい好きな「羊の鍵」のスピンオフ
こちらも期待通りで気に入りました!

年下に振り回されまくりの和楽がとにかくかわいい
群への気持ちを思いとどめようとしながらも、全然とどめられてない 笑
仕事はできる男なのに、ちゃんとした恋愛の経験はゼロだったみたいでぐずぐずなところもかわいかった!
13年前は羊ちゃんのことが好きだったので和楽は攻めと思ってたけど、今では受…

6

アンティミテ 小説

一穂ミチ  山田2丁目 

相変わらずお仕事描写がうまい

一穂さんの描く若い芸術家×彼を世に見い出した年上画廊経営者の話です。画家も画廊もお仕事描写が面白くて興味深く読みました。タイトルの意味が途中で出てきた時も「おおー!そういう意味なんだ。」と知的好奇心をくすぐるような所がお上手だと思いました。テンポ良い文章も独特です。

最近の話は虐待とかいじめとか主人公以外の人の深刻なシーンが多く、重いなーと思ってたのですが今回はそういう暗い部分は少なく楽しく…

8

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

言わずもがなの神作品です。このシリーズは絶対読んで損ありません。

2

アンティミテ 小説

一穂ミチ  山田2丁目 

萌えとシリアスさ、すべてが的確かつ適量。

作家買い。

一穂作品の『ひつじの鍵』のスピンオフ作品です。『ひつじの鍵』の受けくん・羊の幼馴染で、ずっと羊に恋してた和楽のお話。羊の登場は少しだけですし『ひつじの鍵』が未読でも問題ないですが、前作で不憫だった和楽救済のお話なので、読んでいた方がより和楽に感情移入できるかなと思います。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は画廊を経営する和楽。
彼は…

17

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

感情移入はできないかも

感情移入してしながら読むタイプなのですが今回の作品では第三者目線で読みました。
すごい大人、というかリアルというか…
二人にはそれぞれ帰る場所があったけど色々あって不倫?みたいになってしまう
こんな恋愛の形もあるんだなぁと。
雨が降っているとこちらの作品をふっと思い出します

0

ひつじの鍵 小説

一穂ミチ  山田2丁目 

キャラメルからはじまる恋

攻めの一色さんがカード会社のコンシェルジュで受けの羊くんのお父さんの顧客のお願いでキャラメル千箱用意してもうらうとこから始まるんですが、羊くんがたまたま見てしまった一色さんの一仕事終えた素の姿が気になって…みたいなお話。
一色さんのTHE・コンシェルジュのお仕事モード丁寧口調からオフモードの乱雑な口調へのギャップがどハマりしました!
羊くんのお金持ちになったのに洋服をイオンで買うような素朴さも…

4

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

BLだけど…

BLだけど個人的には一顕とかおりの異性愛関係の描き方がとてもよかった。二人はきっとまともにお互い好きで、それでいて将来を想像できて、気持ちに多少のすれ違いははるけれどそんなカップル(あるいは夫婦)など世の中掃いて捨てるほどいるだろう。一顕のかおりを求める気持ちもよくわかるが、P304で吐露されたかおりの気持ちだってよくわかる。そういったすれ違いに折り合いをつけて付き合いあるいは結婚することは決して…

2

はな咲く家路 小説

一穂ミチ  松本ミーコハウス 

表紙絵の色味やキャラクターよりは落ち着いた静かなイメージです

すっごい良かった、会話が多くて読みやすくて。
全体の雰囲気・空気感も肌に合う、というのかな、穏やかで居心地の良さを感じました。

親同士の再婚で義兄弟になった同い年のかずさと葵。今はお互い別々の大学で離れて暮らしていますが、愛犬の死で二年ぶりに再会する所からお話が始まります。
かずさと葵は二年前に何かあったようで…。その辺りをかずさの回想を挟みながら現在と併せて進行していきます。

い…

1

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

BLらしからぬリアリティー

男女のレス問題を扱うという、非常にBLでは稀なテーマの作品。前から読んでみたかったので、どうせなら完全版で。

誤送信メールから始まって、二人の悩みと共に心の交流が丁寧に描かれる前半部分。ここまでは非常に好みで、整が和章にテレビが欲しい、と言うところなんて、切なすぎて泣けた。

しかしそれだけに、ここからの展開にどうも乗り切れず。
かおりに拒絶された一顕がとうとう、整にすがる。そこでいき…

9

off you go 小説

一穂ミチ  青石ももこ 

大人の痛くて苦い恋愛の上質なBL

「ずっと遊んでいようぜ、俺とお前と静、三人で」
 

 攻めの良時と受けの密は幼馴染み。良時の妹の十和子と、喘息を患っていた密の病室が同じだったことをきっかけに知り合う。出会ってから良時と密と十和子は、お互いをかけがえのない存在として認めて成長していくものの、時間を重ねるにつれて、ずっと3人でいることの難しさに気付いていく。

 
 そんな中で、良時を想っている事を自覚しながらも、3人…

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