樋口美沙緒さんのレビュー一覧

愛の在り処に誓え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

個人的にはちょっとご都合主義過ぎるかなと思いました。

「愛の在り処をさがせ!」からの続き作品なので、必ず前作から読むことがおすすめです。
前作「愛の在り処をさがせ!」は本当に神作品だったのですが、今作は少しご都合主義過ぎる展開が多くてちょっとそこだけ気になってしまいました。
前作では山あり谷ありでやっと家族3人で暮らせるようになったと思ったのですが、今作でも次から次へと問題が起きてハラハラしながら読みました。
最終的にはハピエンで凄く良かったで…

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愛の在り処をさがせ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

こういうBL小説を読みたかった!!!

ムシシリーズは特殊な設定のファンタジー作品なのですが、かなり分かりやすく書かれているので、しばらく間を空けてから読んでも大丈夫でした。
ヨーロッパの小さい公国の大公×命の短い性モザイク。
性モザイクの主人公(受け)はハイクラスなのに性モザイクという特性を持っているため、体が弱くて進学を諦めて、子供を作る体を目指します。
そんな折、海外の王様が性モザイクの伴侶を探しているという事を聞いて!?と…

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愛の在り処に誓え! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

前半は苦しい苦しい…後半やっぱBLって最高~!!


離ればなれだった二人がシモンの元へ行き、めでだしめでたし…かと思いきや!!
まだまだ両手を広げて喜べない状況が続きます…。

前半は本当にお互いの主張がすれ違い、もどかしい~~ッ!
こんなに辛いことあるのか!?というくらい、葵が可哀想で健気。

シモンは愛情が分かり易くなったものの、息子は歓迎されるのに葵へは相変わらず意地悪や無視されるのが気に喰わない様子。
対する葵は、それでも…

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花嫁と神々の宴 狗神の花嫁 (2) 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

情の深さが噛み合わないすれ違い

2013年刊、狗神の花嫁・続巻。
比呂も決心したうえで狗神の元に嫁いできた訳だし、鈴弥も大いに反省しているのもあって、前巻で感じていたわだかまり部分は昇華されていると思う。
それにしても、数十年以上の年月をさらり数年単位の感覚で捉える神様世界の時間軸って並みじゃない…

しかし甘々な新婚生活とは程遠いようで…
狗神の愛の重みは自覚しているものの、それでもかつての彼の眷属を取り戻すのが最善…

1

狗神の花嫁 小説

樋口美沙緒  高星麻子 

満身創痍の狗神さま

2012年刊。
攻めが狗神だというのにモフモフを愛でるには程遠い一冊。
何せ、おばあちゃんが急に具合が悪くなったのに、20歳になったからといきなり異世界に連れ去られ、意志疎通もないうちに狗神に襲われる状態では比呂に心を開く余裕はない。
乱入してくる八咫鴉の神と連れ合いの鈴弥も比呂を利用できるズルさがあって、ほっこりを味わうどころではない。
前半は結構ヘビーかも、な展開だった。

狗神は…

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愛の在り処をさがせ! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

子育てあり!不幸不憫、報われろー!!!


樋口先生といえば報われ、そして不幸、不憫受け。
大好きなムシシリーズは全巻持っていますが、正直この巻だけでも楽しめちゃいます。

そして今回も前半は受けが辛いです。とても可哀想です。
攻めのことが大好きで、直向きで、それでも思いが通じなくて受けは何度泣いたことだろう…。
でも辛ければ辛いほど、あとの幸せが美味しくなるんです!!

冒頭でだいたいの話の流れは分かってしまうのですが、…

1

愛の夜明けを待て! 小説

樋口美沙緒  街子マドカ 

スピカ

シリーズで兜のことを最も理解不能な男だと思っていましたが、違う方向性で理解不能な男が現れてしまいました。兜はお笑い枠として勝手に納得してたけど、志波…今回主役2人とも全く言葉を尽くそうとせず、とくに志波は電波系俺様のタチの悪さが本当にクズヤロー。黄辺がクズヤローと言ってくれた時にヨシっと思うほどだったのに、黄辺も黄辺で志波を好きでい続けるもんだから…幸せだそうなのでいいけれど。
主役2人に惹かれ…

4

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

エドの愛に泣かされる

ちょっと、たまにですが、レイの鈍感というか他人の機微に対する無神経さに「????」みたいなツッコミが入っちゃう作品ではあります。
でもそれがないと話進まないからね〜とちょっと流し気味でそこは読みました。
おおらかさ、穏やかさと無神経、鈍感さは違いますからね。

さて以下全体的な感想。

この作品を通してずっと愛ってなんだろう、って登場人物たちは悩んで考えて感じてそうやって生きてる気がす…

3

パブリックスクール ―ツバメと殉教者― 小説

樋口美沙緒  yoco 

世界観がすきすぎる

シリーズ読んでまして、時々読み返したくなる作品です。
そういえばレビュー書いてなかったなぁと。


大まかなストーリーは他の方が書いてくれてるので省略。

前作はエドがあれだけ態度に出していたりするのにレイはすぐマイナスの思い込みで否定してしまったりとんでもない鈍感さとかあまりにもツッコみたくなるところが多かったんですが、この作品はそれがなかったです。
スタンサイドの語りがないので終…

1

パブリックスクール-檻の中の王- 小説

樋口美沙緒  yoco 

エドの救済物語

鬱屈とした世界観、爆発的なエネルギーを秘めているのに窮屈に窮屈に現実を受け入れていく日々、その中で不意に溢れ出てしまう本音、やっと見つけられた居場所、そういった物が上手に折り重なって仕上がっている作品だと思いました。

エドのツンツンツンツンツンツンツンツンデ(レまでいかない)ツンツンツンツンみたいな態度の裏に隠された重すぎるもの、エド←←←←←レイと見せかけて実はエド→→→→→→→越えられな…

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