葛西リカコさんのレビュー一覧

ひかげの薔薇 小説

鹿住槇  葛西リカコ 

私のハーレクインのイメージを覆された一冊!!


こちらのレーベルは段落が分割されているタイプなんですね。

いつものと違うので、読む時に少し違和感がありましたが、読み始め数ページで「あ、これは好きなやつだ…」と確信しました。

金持ちイケメンの攻め御倉は、ゲイだけど社会的な理由で家庭持ち。
が、ある日バーに勤めていた受けの陽に一目惚れします。

受けの容姿も整っていて納得。

そして、あれよあれよと強引に愛人契約を結ばれま…

9

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

合わなくて残念

なんだろう何も刺さらず。








あくまでこういう感想しかもてない人もいるってぐらいなレビューです。

薄暗い話だった。設定とかシチュエーションが言い訳くさく感じてしまうのは私の感性が歪んでるからかも。
なもんだから、ページをめくるのが面倒でなかなか進まず。
サクサク読めるわけでも無く心に響くわけでもなかったんですよね。
誰にも共感できなくって、ハテナ?状態で読…

5

誓約の代償~贖罪の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

シリーズのメモ

聖獣と主の、信頼と愛を育む物語。

聖獣が繭卵の中にいる間に行う儀式があり、その通りに行わないと、聖獣は本来の力を発揮できない。
皇帝の嫡孫・ギルレリウスの父が、弟の、皇帝の四男ヴァルクートが育成中の繭卵を盗み、息子に与える。
繭卵の時期に聖獣の契約を二人と交わしたこと事から、リュセランの意識は混乱する。
王命で、盗んだ繭卵をヴァルクートの元に戻す途中、事故による孵化の失敗で、リュセラン…

1

白狼王の恋妻 小説

櫛野ゆい  葛西リカコ 

あえて2作目をレビューします


今や獣人ものがたくさん増え、
数ある中からレビューなども見て一作目を購入しました。

一作目の「白狼王の愛妻」は、出会い~結婚するまでのお話。
今作は、あらすじにもあるとおり妊娠~出産までのお話です。

一作目は最初すれ違いがあり、受けが攻めを怖がったり、それに攻めがアタフタするのが面白く、徐々に甘々になっていく感じがとても良かったのですが、今作は最初からゲロ甘です。

甘いも…

2

恋を綴るひと 小説

杉原理生  葛西リカコ 

静寂

風景の描写が素晴らしかった。

蓮見視点では謎が多かった和久井だが、すべての行動の意味を知ってから見ると可愛くて思えてくる。
こういう不器用な生き方しかできないのが切なく、愛おしい。
寂しいことを寂しいと言えず、心の傷を気づかないふりをして池の底に沈めることで自分を守る幼い子供を想像するだけで胸が苦しくなる。

蓮見も自己主張が激しすぎず、大人しい性格だが面倒見が良く、和久井をずっと支…

1
非BL作品

宮廷神官物語 三 小説

榎田ユウリ  葛西リカコ 

慈悲についての巻

旧タイトル 渇きの王都は雨を待つ

日照りと水不足が起きている都。
オバカな天青は、市場で拉致されてしまいます。慧眼児を発動しない普段の天青は、ただの世間知らずの子供。
皇子が問う、慈悲についての問答。困っている人が居たらどうする?
少しではなく、持てる全てを譲るのだ。・・と語る帝王学。
民有ってこその国、国王あっての民ではない、という皇子の考えに、血統主義に染まり切った王族が皇子と天…

1
非BL作品

宮廷神官物語 二 小説

榎田ユウリ  葛西リカコ 

君主論

冤罪に貶められて処刑された側室の無実を証明する慧眼児の話。
慧眼児が発現するには、依り代の心身が安定しなければ、封印されたも同じ状態で、慧眼児が出てくることが出来ない。

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感想
「魚住君シリーズ」も好きな著作でしたが、「宮廷神官シリーズ」も根底のテーマが素晴らしい。分かりやすく「君民統治の理想形」を読者に考えて欲しいと投げかけているテーマで、天青が理想論を挙げています
「支配す…

2
非BL作品

宮廷神官物語 一 小説

榎田ユウリ  葛西リカコ 

予想以上に面白かった

セール時に購入して、なんだ韓国ものか(ガックリ)、と1頁読んだまま積読していた本を、BLに飽きたので、診察の待ち時間に気まぐれに読みだしたら、意外に面白いので(*_*;。びっくりしたよー。

新旧2種類の電子版があるけれど、著者の呟きを読んで、新版を購入したんですが、イラストは、旧版の方が可愛らしい。
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榎田ユウリ @edayuuri
ところで宮廷神官物語シリーズ、ビーン…

2

さよならのない国で 小説

高遠琉加  葛西リカコ 

タイトルに惹かれて手に取った作品

閉ざされたホテルに集う死者と、迷い込んだ生者。
読んでいて景色が浮かび、ピアノの音まで想像できて、映像作品を見ているようでした。

あらすじから、そうは言ってもどうせ生きてる人間の方を選ぶんでしょ、と高をくくって読み始めたのですが、作中どんどんダークな雰囲気になっていき、春希にとって亡き月彦がどんなに大きい存在だったかを知ると、もう春希は康を選ばないのでは・・・とはらはらしてしまいました。さ…

3

悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

美しい彼から、1巻から読んでくださいね

美しい彼シリーズの3作品目。
続編が前作を上回る傑作になっていく、そんなシリーズです。失速しないのが本当に凄い。巻を重ねるごとに清居も平良も共に成長し、キャラクターが走り出す。本当にすごい作品だし、すごいキャラクターに出会ってしまった、もうそれしか言えないです。

一番心動かされたのが、終盤の平良が叫ぶシーン。泣きました。自分でもびっくりするくらい泣いてしまいました。
どんな状況に追い込ま…

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