Kazurazaka
本当に官能表現が豊かかつ多彩な作家さんです。
読み飛ばさないエロシーンが書けるのは本当にすごい。
BLもブロマンスの流れが来ていると思いますが、
古き良き耽美を愛する者として、
この作家さんにはずっと変わらぬ路線で頑張っていただきたい。
新人作家に人気のイラストレーターがついているので
レーベルの舵取りが大切ではないかと思う。
あきらかな作画ミスがあってそこは残念。
話の構成が秀逸、これに限ります。
再会ものって、よく回想として物語の途中に描かれていることが多いのですが、こちらの作品はまず初めに二人の出会いと過ごした日々が丁寧に描かれています。
おかげで数年後の展開がスラスラと頭に入っていきました。
あと、攻めの一途さがずっっとすごいんです。
皇帝になる過程の辛さもちゃんと描かれていて、それでも受けを手に入れるために頑張ったと言われた日には…