一夜人見さんのレビュー一覧

背中を預けるには 番外編集 運命の男達 小説

小綱実波  一夜人見 

本編のその後と脇キャラクター達の魅力を楽しめる

『ブルングウルト協奏曲』はブルングウルト家の男達のレオリーノに対するそれぞれの溺愛っぷりが面白くて終始笑ってしまいました。

次兄ヨーハンがレオリーノ過激派と書かれていましたが、レオリーノの家族はもれなくみんな過激派に見えました(笑)

『運命の男達』ではエッボの異能持ち故の悲しい過去の出来事がとても切なくて、11歳のエッボが誰も責めず素直に現実を受け入れる姿が健気すぎて思わず抱きしめてあ…

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背中を預けるには 3 小説

小綱実波  一夜人見 

読み終わるのが寂しいと初めて感じた作品

ちるちるYouTubeで過去に特集されていたのを見て購入しました。

鈍器本と言われるだけあって、紙本が手元に届いた時はこれをめげずに最後まで読み切れるのかと不安に感じていたのですが、そんな心配はまったく必要なくあっという間に読み終えてしまいました。

レオリーノがその美貌のせいで、どこに行ってももれなく襲われそうになったり、殺されそうになったりするので、毎回ハラハラさせられました。

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背中を預けるには 2 小説

小綱実波  一夜人見 

弱い自分に嘆きつつも愛する人を守りたいと強く願う

レオリーノの美貌とハンデのある体ゆえに、防衛宮で働いても護衛つきで外出しても何か問題が必ず起こり危険な目にあってしまう様子がとても危うくてハラハラしてしまいました。

これは家族もレオリーノに関わる全ての人も過保護になるのがわかりますね。
外にだしてもらえず箱入りで物を知らないというのもあるけれど、イオニアの記憶によって本能的な使命に駆られて思わず動いてしまうんですよね。

一巻ではレオ…

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背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには 小説

小綱実波  一夜人見 

がむしゃらに人を愛する者のズルさが愛おしい

こちらは本当に素晴らしい作品でした
好きすぎて初めてのレビューをさせて頂きます。

本編3巻も大好きでしたが、外伝がより心にぶっ刺さりました。二人の男の間で揺らぎながら成長するヨセフに目が離せず…愛される喜び、愛す喜びを同時進行で心に刻んでく姿にいい歳して久々に胸が痛くなりました(>_<)。ヨセフの純粋で無自覚なズルさ、ルーカスの愛への執着ゆえのズルさ…どれも人間臭くて愛しい。何…

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背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには 小説

小綱実波  一夜人見 

本編と外伝を無限ループ不可避!

本編でも充分に魅力的だった3人。
それぞれの内面や生き様が掘り下げられる外伝は、切なくて、真っ直ぐで、それぞれの幸せが見つかりますように、と祈るような気持ちになりました。

本編では王族の護衛役で、恋愛ストーリーに絡んでなかったヨセフが、体も心も青年らしい強さを保ったまま愛されています。

初体験のシーンは、こんなに自尊心を尊重されてる受けは見たことがない、というくらい、大切に大切に抱か…

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背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには 小説

小綱実波  一夜人見 

本編から何かあると思っていた2人!!

素晴らしいスピンオフ!すごく予想を裏切られたお話でした!ツンデレ猫ちゃんがおじさまに甘える場面がたまらなく幸福でした〜!基本的におじさん苦手なんですけど、ルーカスには幸せになってもらいたい!あんな優しくて一途な男はいない!本編からディルクとヨセフは怪しかったですね〜〜!!私はディルク派だったのでハッピーエンド!!!垣間見えるドSがたまらない!ほんとにディルクの聡明な感じと兄を思う熱量、頼れる男!!…

6

おいしい恋、しませんか? 小説

桜部さく  一夜人見 

淡々と

なんという時任のことを察する能力の高い夏樹でしょう!
夏樹視点なのですが、時任の気持ちや過去のその当時境遇や気持ちを詳しい説明がなくてもすごい理解していて驚きでした。ここがとても印象的でした。

次に夏樹の姉の杏。なんなんだ?店を開いただけで全てを夏樹に任せて海外を放浪して。なのに売上の一部はちゃっかり送金させてて。タイでお店開きたいからまちやは閉めて売るわ!って突然言い出すし…。

そ…

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背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには 小説

小綱実波  一夜人見 

ルーカス!

主人公の二人の話ではないと知り、積読していました。ヨセフにそれほど魅力を感じていなかったので。
ようやく読みましたが、面白かったです。ヨセフはどっちを選ぶのか、ずっとハラハラしてました。私にはどちらも選べない。
イオニアと重ねてくるところ、素晴らしいなと思いました。
イオニア同様、心はルーカス、体はディルクと結ばれている、みたいな感じになるのかなと思ったのに、良い感じで裏切ってくれました。

6

背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには 小説

小綱実波  一夜人見 

タイトルが秀逸すぎる。

スピンオフっていうから、イージーモードでラブラブハッピーエンドなものを勝手に想像してしまい、積んどいてだいぶあっためてしまっていた。
いざ、読み始めたら物語にグイグイ引き込まれてしまった。本編の衝撃的な出来事の裏側で、当事者たちがどう思ってたかなどが明かされて補間的なのが嬉しかったり、そうでもなかったり複雑ではある。
ヨセフの性長ぶりにドキドキさせられっぱなしだった。懐かない猫、手懐けたい漢の…

4

背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには 小説

小綱実波  一夜人見 

この恋のもたらすもの

因果は巡る。男はそれほどの罪を犯したのか?
愛する人に、ただ愛を捧げることを全身全霊で体現して来た男の人生。その人生をすら、自分で自身を責める、嗜虐することを良しとしてしまう。
その哀しさを癒やすために、そのことだけに腐心する主人公のヨセフ。人を愛することに慣れておらず、拙い言葉でしか想いを紡げない無垢なヨセフが愛した相手は、そんな男だった…。
そして、ヨセフに一夜の強烈な思い出と、報われな…

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