榎田ユウリさんのレビュー一覧

魚住くんシリーズⅡ プラスチックとふたつのキス 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

魚住くんにわずかに表情が…

魚住くんシリーズ2作目。
情報がたくさん詰まっている文体なので、そんなにサクサク読める作品じゃないと思うのですが、面白くて早々に読了しました。

魚住の育ってきた環境がまた少し明らかになって、魚住という人物を形造ることとなった背景がまだぼんやりとですが見えて来て、少しだけですが魚住に近づけたような気になります。
別に死ぬ事など怖くない、感情をどこかに忘れてきたような魚住が久留米や友人たちと…

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魚住くんシリーズⅠ 夏の塩 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

じわじわと浮かび上がる恋心

初めて読んだ作者さんの小説。
普段コミックス派で、BL小説はまだほとんど読んだことが無い者のレビューです。
現在シリーズ3冊目まで手元にありますが、まずは1冊目を読み終えての感想を。

全く生活力がなく、おまけに感情表現も下手でとにかく"残念な美形"魚住くんと、元同級生でサラリーマンの久留米のお話。
2人を取り巻く脇役も数人出てきますが、どの人物も個性的でひと癖あるけ…

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非BL作品

宮廷神官物語 三 小説

榎田ユウリ  葛西リカコ 

慈悲についての巻

旧タイトル 渇きの王都は雨を待つ

日照りと水不足が起きている都。
オバカな天青は、市場で拉致されてしまいます。慧眼児を発動しない普段の天青は、ただの世間知らずの子供。
皇子が問う、慈悲についての問答。困っている人が居たらどうする?
少しではなく、持てる全てを譲るのだ。・・と語る帝王学。
民有ってこその国、国王あっての民ではない、という皇子の考えに、血統主義に染まり切った王族が皇子と天…

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非BL作品

宮廷神官物語 二 小説

榎田ユウリ  葛西リカコ 

君主論

冤罪に貶められて処刑された側室の無実を証明する慧眼児の話。
慧眼児が発現するには、依り代の心身が安定しなければ、封印されたも同じ状態で、慧眼児が出てくることが出来ない。

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感想
「魚住君シリーズ」も好きな著作でしたが、「宮廷神官シリーズ」も根底のテーマが素晴らしい。分かりやすく「君民統治の理想形」を読者に考えて欲しいと投げかけているテーマで、天青が理想論を挙げています
「支配す…

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非BL作品

宮廷神官物語 一 小説

榎田ユウリ  葛西リカコ 

予想以上に面白かった

セール時に購入して、なんだ韓国ものか(ガックリ)、と1頁読んだまま積読していた本を、BLに飽きたので、診察の待ち時間に気まぐれに読みだしたら、意外に面白いので(*_*;。びっくりしたよー。

新旧2種類の電子版があるけれど、著者の呟きを読んで、新版を購入したんですが、イラストは、旧版の方が可愛らしい。
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榎田ユウリ @edayuuri
ところで宮廷神官物語シリーズ、ビーン…

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非BL作品

この春、とうに死んでるあなたを探して 小説

榎田ユウリ 

よかった

BL期待して読むと落胆しますが、お話とても良かったです。

図書館で借りて1度目は入り込めず読めなかったんですが、2度目再チャレンジと思って読んでみたら途中からのめり込んでいて気づいたら読み終わってました。


久々に読みたくなったけど題名を忘れてて先程また見つけたので読み返したいなと思います(^-^)

別の本も読んでみたいなーと思いました。

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非BL作品

宮廷神官物語 十 小説

榎田ユウリ 

ちょっとしんどい

大好きな榎田先生のなんちゃってアジアンファンタジー(非BL)10巻目。この巻は鶏冠が苛められて結構しんどかったので萌にしました。そしてひゃああなところで終わってしまったので、次はいつ出るんですか!!と先生に詰め寄りたい心地です。本編220P弱。表紙はちびっこだった時の鶏冠と弟、葉寧。

8巻でようやく藍晶王子が王太子となり、曹鉄も正気に返りめでたしめでたしとなったのですが、そこですんなり引き下…

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非BL作品

宮廷神官物語 九 小説

榎田ユウリ 

相変わらず

先生買い。めっちゃ大好きななんちゃってアジアンファンタジー。ファンタジーお好きな方には是非!とおススメするシリーズで、今回は番外編6編が入っていました。相変わらず泣かされる全220P弱。全部好きなので非BLでもお許しあれ、神です。

1 書に吹くは白緑の風
  天青(主人公)が慧眼児として宮廷に残るために、神官書生となるべく
  一生懸命お勉強し、友を得て友を無くすお話。

2 宮廷女…

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非BL作品

宮廷神官物語 八 小説

榎田ユウリ 

良いのです

榎田先生の非BL、なんちゃってアジアン舞台のファンタジー八巻目。BLではないのですが、とにかく面白いので、ファンタジー好きな方には本当に読んでいただきたいなあと思いレビュー続けてます。葛西先生の挿絵は表紙と人物紹介絵のみなのが本当に残念・・・7巻から続く二人の王子の王位争いに決着がつく巻、本編250Pです。

今回活躍する主なキャラ
天青:天真爛漫やりたい放題。孤児山猿→慧眼児(えげんじ)に…

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魚住くんシリーズⅠ 夏の塩 小説

榎田ユウリ  岩本ナオ 

シリーズ通して神評価

未読だった為、文庫で全て揃えてシリーズ読破しました。
交渉人やnezを先に読んでいたのですが、作品としてはかなり違いました。
デビュー作と言えるくらい古い作品の為、時代背景も少し古め。それが気にならないくらいすぐに世界観にどっぷりとなり読み進められます。

1冊目だけではBLとしては物足りないと思います。
ですが出てくるキャラクター全てが魅力的です。
今以上に偏見が大きかった時代だと思…

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