RURUさんのレビュー一覧

ロング・ゲイン~君へと続く道~ 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

新鮮だけど恋愛要素は少ないかも

M/Mにはあまりない可愛らしいイラストで、表紙挿絵ともに楽しみました。ただ、内容としては恋愛よりゲイの葛藤がテーマになっているようで思ったのと違ったかな、と。最近のBLにはあまりない要素なので新鮮でしたが、いつの時代?というレベルの保守的な登場人物が目立つことは否めません。私自身が田舎の保守的な雰囲気が嫌いで東京に出てきた人間なので、この辺りは「わかる!」と思いながら読み進めましたが、昨今の情勢を…

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ロング・ゲイン~君へと続く道~ 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

友情からの延長線は?

とある町で出会った男二人が友達となり、孤独をうめていくお話。
30代でもこういうお友達ができるって、純粋に凄いと思いました。

自称ストレートな攻めとオープンなゲイ受け…。
受けは攻めに惹かれていますが、攻めは男同士のもしもを否定してくるので、自分の願う通りにならないと分かっていても友情は続く。
明るい片想い部分は読みやすかったです。

だからといって確率0%というわけでもなく、もし…

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恋人までのA to Z 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

パンくずの道

■ザック(レンタルビデオ屋の店主)×アンジェロ(映画好き)
視点がくるくる変わるタイプの作品です。互いの考えていることがわかる、実は思い合ってのすれ違いとわかるので、安心感があります。

ザックがあまり見ないタイプの人物で興味深かった。最初、トムといういかにも付き合っては(恋愛はもとより人として)ダメな男に振り回されるザック。ザックもアンジェロほどではないにしろ自己肯定感が低い。でもアンジェ…

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ロング・ゲイン~君へと続く道~ 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

リジーのジープ

一晩で読んでしまいました。もっとゆっくりじっくり読みたいのに、面白くてどんどん読み進められてしまうものだからもどかしいです。前半後半で2巻にしてもいい濃い内容を1巻にうまいこと収めています。
分かり合えない人もいますけど(マットの父親とか)、周りの人が優しくて、無用に傷つけられることのないお話だったのも嬉しい。

前半は警察官であるマットが自分を受け入れるターン、後半はゲイであるジャレドがマ…

2

恋愛モジュール 小説

栗城偲  RURU 

仕事の修羅場くらいしか印象に残るシーンがない……

萌えにするか、中立にするか迷いました。
可もなく不可もない作品でも、何か一つでも楽しめるところとか、この作品ならではの魅力が感じられる場合には萌にするのですが、そういったものも特にないので中立です。

攻めも受けも社会人なんだけど、どっちもどことなく幼い感じがしてノリきれず。
特に受けは挿絵でも、とても30歳には見えないんですね。

そして30にもなって、仕方なくプロジェクトリーダーに…

1

恋人までのA to Z 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

遠いコロラドに思いを馳せて

一度も行った事ないけど。いいよね、BLで世界旅行気分を味わえて。私はコロラドの家の壁になりこのカップルの愛を見守った気分です。

攻めのザックはブラウンヘアで青い瞳、おっとりしたお坊ちゃん育ちの34歳です。受けのアンジェロは小柄で細身の褐色黒髪。親に捨てられ里親にも何人にもたらい回しにされて育った苦労人の27歳。気が強い。

リバが一回ありますが、攻めも最初の元彼との関係では受けだったし、…

2

恋人までのA to Z 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

愛の軌跡

マリー・セクストン作翻訳長編の2作目。
前作「ロング・ゲイン」とは一応関連しているが、本作だけでも大丈夫。

舞台は、デンバーの西の町・アーバダ。
そこでやる気も向上心もなにもなく惰性でレンタルビデオ店「A to Z」のオーナーをやっているザックが主人公。
物語は店の客で、映画に詳しくその後店で働くようになってくれたアンジェロとザックの視点を交互に描く手法で続きます。
ザックは人生にの…

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ロング・ゲイン~君へと続く道~ 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

葛藤を乗り越えて

海外BL長編。

コロラドのコーダという町に赴任してきた警官と、町で家業を継いでいるゲイが出会う。
会った最初から気が合って楽しく過ごすが、小さな町ではゲイは差別にさらされている。
特に警官という職業では、ゲイのジャレドの店に出入りするだけで色々噂され…
警官のマットは、はじめ自分は断じてストレートだ、と予防線を張っている。
だけど潜在的にゲイだったのでしょうね…ジャレドといると楽しい…

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ロング・ゲイン~君へと続く道~ 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

コロラドの風景描写をもっとしてくれても良かった

やはり翻訳物は独特だなあ。子供のころから割と苦手でして。
でも訳の人は多分かなり忠実に訳してるような気がするんです。
だから原文の作りがやはりお国柄で違うって事なんでしょうね。

きっと国が違う、文化が違う、宗教が違う、環境が違う、で思考のプロセスが違うんだよな~。
日本だったら リンゴ→赤い→信号、なんて連想を飛ばすところ、アップル→ジョブズ→アメリカンドリーム、ってぐらい言葉の意味の…

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恋人までのA to Z 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

日常系ラブストーリーにもこんなに面白いものもあるんだ

当方は、どちらかというと、BL小説でも、世界観が作り込んであるファンタジーものや歴史もの、事件・職業もの等を好み、ラブストーリーがメインの小説については、時には退屈してしまうタイプです。
コーダシリーズの第二弾のこの小説を読み、「日常系ラブストーリーも、こんなに面白く出来るんだ・・!」と目から鱗でした。小説家を目指している方にも大いに参考になる一冊じゃないでしょうか。

ビデオレンタ…

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