RURUさんのレビュー一覧

恋人までのA to Z 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

日常系ラブストーリーにもこんなに面白いものもあるんだ

当方は、どちらかというと、BL小説でも、世界観が作り込んであるファンタジーものや歴史もの、事件・職業もの等を好み、ラブストーリーがメインの小説については、時には退屈してしまうタイプです。
コーダシリーズの第二弾のこの小説を読み、「日常系ラブストーリーも、こんなに面白く出来るんだ・・!」と目から鱗でした。小説家を目指している方にも大いに参考になる一冊じゃないでしょうか。

ビデオレンタ…

6

ロング・ゲイン~君へと続く道~ 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

割とリアルなストーリー

なかなか読み応えがありました。人と人との関係に重点を置いた作品で、サスペンスでもラブロマンスでもないですが、映画を見るようなストーリーで最後まであきさせませんでした。

舞台は片田舎。ゲイの主人公、ジャレドはカムアウトしていて、自分の仕事もあり自分の人生を生きている。けれど決まった相手はいない。

一方、マットはこの街にやってきた警官。自分がゲイだとは思っていません。やはり、モノクロームで…

2

ロング・ゲイン~君へと続く道~ 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

大きな事件も派手な設定も無いのに、物語の先が気になって・・

初めてモノクローム文庫を読みました。ファンタジー的な日本のBL小説と比べて、よりリアル
なゲイ事情も入るという事で若干不安も有りましたが、思いっ切りはまってしまいました。

自然に恵まれた コリーダという街での日常の中で、一組のカップルが出来上がるまでの過程が丁寧に魅力的に描かれています。ゲイである事の葛藤もしっかり描かれていますが、二人が非常にチャーミングなカップルあり、ユーモラ…

4

恋は愚かというけれど 小説

久我有加  RURU 

青春と恋の物語

久我有加さんの関西弁BL。
大学生同士、ノンケxゲイの王道的ラブストーリー。
つまりは、ゲイがノンケに片想い。知られちゃいけない、いい先輩のままでいいんだ、と気持ちを抑えてて。

「恋は愚かというけれど」
タイトルは「愚か」とあるけど、ゲイの謙人は随分自制して、頑張って、想い人の進藤にも、周囲のサークルの友人にも悟られないよう、迷惑かけないようにしてたと思います。
相手の進藤は真面目な…

1

恋人までのA to Z 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

じんわり。

読み応え十分だった「ロング・ゲイン〜髪へと続く道〜」の続編…というかシリーズ作品。前半は、舞台となる土地も全然違うし、少しあれれ?と思います。

本作の前半の舞台は、前作の舞台・コーダよりは少し開けた街。やる気のないビデオレンタル店の店主ザックとそこにバイトとして入るエキゾチックな少年(のように見える)アンジェロが主人公カップルです。

前作同様アメリカらしいモチーフやエピソードも多いので…

6

ロング・ゲイン~君へと続く道~ 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

リアリティのあるロマンス

元々日本語で書かれている小説と比べると、こなれた文章とは言い難く、登場人物の言葉遣いなども洋モノドラマや映画の口調をなぞりました……という感じではありますが、読みやすい翻訳小説でした。

しかしアメリカと言うと、日本のBLなどでは「同性婚も出来たりするゲイにも優しい国」的な描かれ方をすることも多いのですが、それは一部の都会でのことであって、小さな田舎町などだとやっぱり全然そんなことはないんです…

2

恋人までのA to Z 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

愛っていう

翻訳ものの作品ですが、ミステリーやサスペンスでもなく、ファンタジーでもなく、コロラドの片田舎を舞台にした、本当に恋愛にのみ重点を置いてかかれた作品です。
この翻訳もののレーベルは自分も全ては読んでいませんが、どれか読みたいけどどうしようかと思っているかたには是非おススメしたいです。

こちらはシリーズものと銘打っていますが、主人公は違うし独立したお話ですのでこれ一冊で問題なく読め、一人称で読…

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恋人までのA to Z 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

ローションはルーベって言うのね

「人気のコーダシリーズ第2弾」とされていますが、全く新たな場所で、新たな主人公達のお話がはじまります。

ザックとアンジェロ、それぞれの語りで交互に進む物語構成は、それぞれの心情がとてもわかりやすいです。
最初の方は、自分で自分のことがわかっていなかったザックのことをアンジェロがやきもきしながら見ていることで、後半は、自分でも自分の感情を制御できずにいるアンジェロのことをザックが根気強く待つ…

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恋人までのA to Z 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

赦しを問う物語

マリー・セクストンによるM&M小説の翻訳2作目
シリーズ名とは裏腹に、実にページの半分近くの舞台はコーダではなくアーバダだったりする
この作者に限らずモノクローム・ロマンス文庫で翻訳される作品全般に言えることだが、
主人公たち自身がセクシュアルマイノリティのクローゼット化やゲイ・フォビアによるバッシング等の問題を抱えており、主人公たちを取り巻く好意的でない環境とそれに対する彼らの思い無しが描…

6

恋人までのA to Z 小説

マリー・セクストン/Sexton Marie  RURU 

コーダシリーズ第2弾

『ロング・ゲイン~君へと続く道~』に続くシリーズ二作目。
主人公カップルは変わりますが、前作のマットとジャレドも登場。今回のカップルの良い友人&相談役として良い味出してます。

あらすじ:
レンタルビデオ店を営むザック(34歳)は、常連客のアンジェロ(27歳)をバイトとして雇うことに。
ビルのオーナー・トムとの虚しい恋に疲れ気味のザックは、アンジェロと映画について語り合う時間に安…

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