湖水きよさんのレビュー一覧

出会わなければよかったの コミック

湖水きよ 

自分の為に生きてくれ!

表題の『出会わなければよかったの』では、受けの譲がどの様にして、誰と、新しい世界に一歩を踏み出していくのかがお話の軸になっています。
小さい頃から譲は「自分に与えられた役割」をこなす事によって自分の存在意義を確認していて、高校生になった譲の役割は病気の兄の看護をする事なワケです。
その役割を放棄して自分の好きな人と小さい頃に交わした約束を果たそうと歩みだすってんだけど。
育ってきた環境のせい…

0

バグ(2) 小説

夜光花  湖水きよ 

遅々として進まない関係

前回、散々気持ちの悪い虫の洗礼を浴びたおかげか、若干耐性が出来たような気がします。耐性が出来ても内容は更にハードなことになり、最早感覚が麻痺したと言った方が正しいところで、元気に読了。

今回はバグの正体が明かされて、七生との関係なども分ってきました。
蠱な描写もどんどん増えてきて、より猟奇的な雰囲気に……。
私は蠱とかそういったのは苦手な方なのですが、それ以上に先が気になって気になって、…

2

バグ 小説

夜光花  湖水きよ 

むし、ムシ、虫、蠱!!

蠱退治する攻と、蠱を感知する能力を持つ受の話です。
サスペンス風ファンタジーという感じなんですが、結構精神攻撃が激しくて、読後の消耗が半端ない。

バグってタイトル、最初はIT系のなんとかかと思ったんですが、虫だ蠱だと出てきたあたりから、こっち系か! と、その時点て本を閉じそうになりました……。
虫とか蠱とか、とにかくウゾウゾモゾモゾゴゾゴゾとかいう音がダメな人は徹底的にダメな気がします。…

2

出会わなければよかったの コミック

湖水きよ 

メガネキャラでも良かったよ!

表題作全4話と描き下ろし番外編、関連のないカップルの短編の3作品が収録されています。ちょっとですが腐女子が登場しますので、苦手な方はご注意ください。

「出会わなければよかったの」「海は意外と遠くない」
子供の頃、海に行く約束をしたけれど果たせず引越しで別れてから数年。高校で再会した二人。相変わらず反応の鈍い譲(受け)に、虎太郎(攻め)は声をかけて…。

譲のお兄ちゃんが癖のあるキャラで…

1

nez[ネ] 小説

榎田尤利  湖水きよ 

ものすごく面白かった

有名作ながら長らく積ん読でしたが、何気なく手にしたらのっけからいきなりはまった。一気読みでした。

思えば、私はこの対等、対決する二人、でもどうしようもなく惹かれるという設定がとてつもなく好みなんですね。
こちらの二人も、登場時から強烈に印象づけられるような180度逆のキャラクター。理知的で有能だが人付きあいの苦手な鷹目、一方、だらしないの極みだが嗅覚に特殊な能力を持つ千里。
そんな二人は…

9

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

過ごした夜の分だけためたカメリア

ああ、これはスピンオフですが、本編よりも好きです。
本編だけだと裏がないけれど思った事は全部云っちゃう我儘放題の子でしたが、これを読んだら愛おしくてたまりません。
ちょっと幼なじみの女子が鬱陶しいのと、彼女に関するミスリード狙いが見え見えだったのは残念ですが、概ねよかったです。(ああ、でも女子はこういう人多いかも。特に紅一点系)
傷つかないから一人がいいという子は、大抵「かまって欲しい」とい…

6

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

遠恋のお話

凪良さん、矢張り好きです(しみじみ)
内容は系統的には「恋愛前夜」ですが、あれほどつらくなかった。あれは大好きですが、本当に辛い。私はずっとどん底な「天涯行き」よりも、「恋愛前夜」がつらかったです。
それはさておき、話の筋はありがちですがそれでここまで読ませるのはさすがとしか云いようがないです。好みなあらすじの凪良作品はあらかた読んだかなあ?という感じで、あまり面白くなさそうという印象で読み始…

6

馬鹿で愚図は大嫌い コミック

湖水きよ 

怖い顔のきーちゃんが可愛い。

表紙が苦手で避けていたのですが、前に読んだコミックスの絵は好きだったので購入。
中は綺麗でした。インパクトはあるけど、もう少し抑え気味でも良かったような。
話はちょっとわかりづらかったです。
いや話は明快なのですが、キャラの表情から読み取れないので入り込めない感じでした。春ちゃんが常に不機嫌顔すぎて、もう少し柔らかくてもいいんじゃなかろうか。
メイン二人より、兄のなっちゃんが可愛いなあ。

0

馬鹿で愚図は大嫌い コミック

湖水きよ 

タイトルと表紙にインパクトあり

初見の作家さん。表紙の絵が若干苦手でしたが中身は綺麗な絵でした。随所に素敵な台詞がありタイトルの意味も良いです。

元からの怖がりか、本人は意固地と言いますが、お兄ちゃんも言う所謂、コミュ障な主人公です。思い込みが激しい。才能に恵まれ兄ちゃん蒼くんがいたから、蒼くん以外に深く悩んだり考える事がなかったのでしょうか?蒼くんが中心の世界です。そこまで好きなのは何故…子ども心から続くゆえ?他の誰にも…

1

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

好きになるってこと

365+1のスピンオフ作品として書かれたもののようですが、前作を読んでいなくても問題はないと思います!
読んだほうがスパイスが、かかってもっとこの本の旨みを、引き出してくれると思うところもあります!

本編ですが、アパレル業界の話ということで、とてもリアルで、面白かったです。大前提にBL小説というところもありますが、普通に業界の話としても、とても面白くて、前向きになれる作品でした。自分に価値…

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