こめりさんのレビュー一覧

風花、つもりつもる。 コミック

こめり 

言葉攻めってこういうこと!?(違)

「風花、つもりつもる」(前中後編)
つもりつもっちゃいましたね。

大学2年の喜多川は、クリスマスに偶然出会ってからというもの下の階に住む小泉(1年)の部屋に入り浸り。家電の恩恵盛りだくさんな居心地の良さにつられているうちに、ついついうっかり小泉の恋にまで首を突っ込むはめに。

すごい話でした。いちいち「おお」って思いながら読みました。
バイト先の店長に嘘をついてすがるような恋愛をして…

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ここだけの話 コミック

こめり 

無意識に「わはははは」

芸能界ものなんだけど、芸能界ものっぽくなかったです。
いや、がっつり芸能界ものだし、起きる問題なんかも芸能人ならではのあれこればっかりなのに、なぜか一般人であるわたしが「分かるー」と思えてしまう。なぜだ。

アイドル・柿崎透(26)、通称柿ピーにとって、世の中には3種類の人がいる。
柿ピーを「好きな人」、「嫌いな人」、「知らない人」。
新番組で組むことになったアナウンサーの久米田(30)…

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俺と上司のささやかな日常(表題作 「TAKE」) コミック

こめり 

どこで萌えるか悩む

4人の登場人物が出て来ます。

昼は仕事をバリバリ、部下にも厳しいけどアメとムチを使い分けているデキる上司。ただアメが少なめなので部下はほぼ続かないし、周囲の評判も「デキるけど…」なひと。夜は誰とでも軽く寝てしまうビッチでございます。

100社以上不採用でやっと採用されたブラック企業で頑張る部下。上司は厳しいけれど、たまに缶コーヒーやのど飴をくれるので尊敬している。動物が好きで猫カフェや…

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話せば長いふたりの話 コミック

こめり 

そこでタイトル来る!?

付き合って5年ちょっと。
漫画家と証券マン。
生活のリズムも性格も全然違う2人が一緒に暮らす日々が描かれた作品です。

出会った頃は学生で、大学とバイトの時間を除けば時間は自由に使える時期。会いたいと思えば会える。やるべきこととやりたいことの比重は自分で決められる。
社会人になったらそうもいかなくて、やりたいことに割ける時間は明らかに減っていって、絶対に守るつもりだった大事な約束さえ、や…

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いとしのこいしの コミック

こめり 

初々しくてかわいい

中学生同士から社会人まで年齢もさまざまだけど、どのCPも何だか初々しくてかわいい短編集です。

「いとしのこいしの」
25才で社会人の彼氏がいる高校2年生の話。
家に行くのもだめ、個人的な話はいつもはぐらかされてしまう。愛されているのは分かっているけど不安が募る。
好きな人の全部を知りたい気持ちと、好きな人には格好つけていたいという見栄、どっちも分かるなあ。

「メローメローローズ」…

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月にむら雲、花にあらし コミック

こめり 

無駄にした10年、糧になった10年

好きである。
当て馬がいない、激しく感情を揺さぶられることもない、ただ2人が穏やかに過ごす日常が描かれているだけの作品。
ドラマチックなことは何もないのに、ページをめくるごとにどんどん好きが増えていく不思議。

画家に鶴間龍(30)には10年好きなひとがいる。
出会って12年、既に9回告白もしている(そのうち2回は相手に認識されていない)。
美大1回生からの親友、三木光に10回目の告白…

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話せば長いふたりの話 コミック

こめり 

2人ならなんとかなる

初めて読んだ こめり先生の作品です。

売れない漫画家 三原 慎也と証券会社勤務 野々宮 春彦のお話。

出会いは6年前の同人誌即売会。
同人誌を描いていた慎也くんのファンだったハル(春彦)くん。
同じ年とわかり、友達になった2人はあっという間に仲良くなりました。
そして、ちょっとした誤解からお付き合いを始め…気が付けば、5年と少し。
でも、最近は何かと噛み合わないことばかりで、も…

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話せば長いふたりの話 コミック

こめり 

いやー可愛い

可愛かった、いやーとにかく2人が可愛かった。
淡白なタッチの作画が、ストーリー、キャラクター共に、とてもバランスよく説得力を持って作られています。月日を経て落ち着いたカップルのあるある感が、セリフが無くともコマの中に溢れる情報量だけで納得させられます。恋が愛に変わり、情が深まっていく2人の心の揺れ動きが見事。
コメディチックでありながら、恋人間に生じる、問題になる程でもない些細な違和をサラッと…

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月にむら雲、花にあらし コミック

こめり 

二人だけの関係がいい感じ

サブスクリプションサービスで何回も何回も読んだため観念して購入しました
付き合ってからの鶴間くんの露骨ながっつき方がなんだかとても好きなのです
付き合いが長すぎるせいで全然取り繕えない!
光は自分が恵まれてることをただ事実として何の屈託もなく受け取っていて、光の物としてではなく「ばあちゃん」や「うち」のだと話してその価値を謙遜して貶すようなこともしないので鶴間の羨む気持ちがそのまま丸ごと光へ…

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月にむら雲、花にあらし コミック

こめり 

旅館からラブホへ変更も楽しめる、2人が好き

 こういう雰囲気、大好きだなぁ。大学時代からの親友同士の、友人と恋人の境目が曖昧な関係性。芸術家らしく飄々としていて、三木への好意をすんなり口にして欲望にも忠実、でも三木からのアクションには照れたりもする鶴間がとっても愛おしい攻めでした。そんな鶴間に相対する三木も、大胆な祖母に育てられたせいか素直な性格のボンボンで、この悪意のなさに鶴間が同性でも惚れてしまうのは分かるなぁと思いました。

 そ…

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