野原滋さんのレビュー一覧

天色の瞳は千年の恋を抱く 小説

野原滋  八千代ハル 

シンが切ない

もうタイトル通りの読後感。
ハッピーエンドです、ハッピーエンドなんです、でも心を占める2割くらいの切なさ。
記憶が無くなっていく系にはもれなくついてくるこの感情。
ただ死を待つのみだったシンが少しずつ葵に心を寄せていく様、でも痣の侵食と共に、葵との記憶すら忘れていってしまう切なさ。
人間だった頃のシンの明るさが現在のシンと対象的で、ちょっとした嘘をつくところはヨキとリンクしていて。
本編…

0

そらの絆は旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

ラブラブでほっこり♡

今作では空良の双子の姉、梅乃が登場。もう存在を知った時点で嫌な予感が…高虎も同じ気持ちだったんじゃないかな〜空良が傷つかないか心配で仕方ない。
最初こそ会う事を恐れていた空良だけど、初めての肉親との触れ合いに喜ぶ様子は微笑ましいけど不安は拭えなくて。高虎の心情を思うと、何とも言えない気持ちでした。極めつけは空良の言葉、あれは辛かったです。
ただあそこから少し空良の気持ちが梅乃から逸れたし菊七も…

1

砂漠の王子と忍びの恋 小説

野原滋  カワイチハル 

あったかちょいエロ系

野原先生のクスっと笑わせる文体、トラブルと言えば嫉妬、カワイチハル先生のとにかくキュートな王子と、童貞だが異様にキスがうまい忍者。
精神的圧迫のない、楽しく読めるBLです

0

そらの絆は旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

血の繋がりがうむ情とすれ違い

本シリーズは三雲の鬼神とよばれる勇猛果敢な武将と
姉の身代わりで嫁いだ男嫁のお話です。

受様の双子の姉が小間物屋の夫と共に日向崎を訪れる顛末と
姉夫婦が再び日向埼を訪れる続編短編を収録。

受様は隼瀬浦の領主の妾子腹の攻様との縁談を嫌がった
双子の姉の身代わりで攻様に嫁いぎますが
三雲の鬼神と呼ばれる攻様は今や日向崎の主となり
多忙な日々を送っています。

受様は優しくまっ…

2

愛とは美味なるものである 小説

野原滋  花小蒔朔衣 

笑って笑って…ちょっとほろり

エロは少なめ、体感10%といったところです。
が!ストーリーがおもしろくてスイスイ読めちゃいます。
淫魔と間違って魔王を召喚、弱っちいかと思えば実はすごい力を持っていてその魔王を無意識に呪縛、マオと名付け、手懐け?、一緒に暮らし始めるサトシ(本来は漢字。最後までこの名前が読めずに苦戦しましたw)
ン千年ぶりの人間界で巻き起こすマオの珍道中とサトシとの掛け合いにかなり笑いましたwww
純粋に…

0

僕の行方 小説

野原滋  黒埜ねじ 

名作だと思います。

初めてレビューを書きます。
なので他の方のようにうまく文章が書けませんが、ご容赦ください。
久しぶりにとても良い作品を読ませていただきました。

異世界にも行かない、獣人も神様も出て来ません(これはこれで好きですが)お決まりの当て馬展開も無し。
静かに、ほぼ受攻2人の物語なのに飽きもせず読まされました。
発売から少し年数は経過してますが、それも感じませんでした。

ずっとコミックに…

0

そらの絆は旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

シリーズ6作目

空良の双子の姉来る、
てことだったので怖い展開かな〜と思ったら、あれ?
夫婦の不和の話と空良の自我の芽生え‥?
と思ったらやっぱりお姉さんはしたたかでした!
という感じで
肩透かしくらったけどやっぱきれいなバラにはトゲがある梅乃姫にあっぱれでした。

夫婦の不和の話はラブラブ溺愛スキーの私にとってはハラハラもので、いつもならもっとあっさり行くのになんか、こじれそう‥とドキドキしました…

4

そらの絆は旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

そらの弱みはお姉さま

このシリーズ、初めて空良に対して危なっかしさを感じました。あらすじを読んだだけで胸がザワつきましたがね、こりゃなんか一波乱起きそうだと。

あー…やっぱりね。
空良の双子の姉……そっくりな女性が登場ってことだけで、ピンときちゃう。姉の思惑がありありと。空良に対する扱いは1巻でご存じの通り……それに元は高虎の元に嫁ぐべき立場であったこともあってか嫌でも勘ぐりますよね。
でもこれに関しては、姉…

5

買われた男 小説

野原滋  小山田あみ 

No Title

野原先生はそら旦シリーズしか読んだことなかったんです、私。
だから、正直、あんな感じ(ほわっとやわらか)なんだろうな~と思っていたら!!
良い意味でめちゃくちゃ裏切られました✨
自分の性癖ど真ん中!!
縛り、筆プレイ、受けは未使用!
エロの方向性も分量も良きでした◎◎◎
親父がクソだからどうなることかと思ったけど、変に傷つけられなくてヨカッタ(ハード目は苦手なので)。
そしていつも我…

0

愛とは美味なるものである 小説

野原滋  花小蒔朔衣 

魔王さま、現代を知る

「我は淫魔である!」
――そんなまさか、である。

なにしろ彼は、人間の手によってそれはそれは長い期間に渡って壺に封印されて眠っていた魔王なのですから。
彼が入った壺の中身を淫魔だと勘違いをしたまま封印をうっかり解いてしまったのは、神社に1人で住まう怜という青年。
魔王なことがバレて再び封印されては敵わないと、マオこと魔王が、人の悪意を食べて魔王としての力を取り戻すために伶と共に神社で奇…

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