買われた男

kawareta otoko

買われた男
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×25
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

104

レビュー数
3
得点
47
評価数
17
平均
3.1 / 5
神率
11.8%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
三交社
シリーズ
ラルーナ文庫(小説・三交社)
発売日
価格
¥700(税抜)  ¥756(税込)
ISBN
9784879199898

あらすじ

先輩に裏切られ、ヤクザの主催するオークションにかけられてしまったフリーターの孝祐。
そんな孝祐を買ったのは、広大な屋敷に住む浮世離れした書道家の桐谷親子だった。
一週間の期限付きで蔵に軟禁された孝祐は、無愛想で強面の息子、宗司の春画のモデルを務めることに。
アトリエという密室――縛られ淫靡な行為に煽られながらもどこか飄々とした孝祐は、
雁字搦めの父子関係に嫌気がさしていた宗司の心を融かしてゆき…。

表題作買われた男

桐谷宗司、孝祐をモデルとして落札した春画の画家32
三島孝祐、先輩の借金のためにうられたフリーター21

その他の収録作品

  • 縄酔い
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数3

コレジャナイ感

和装・裸の男の緊縛・お金という、何度も怪しげな耽美な雰囲気漂う表紙の今作。
しかしながら、読んでみると「あ…れ…?」と妙に拍子抜けしちゃいました。

受けの孝祐は先輩に騙されオークションにかけられ落札される訳なんですが、後々分かるその金額が20万。
1週間という短期間とはいえ、そんなもん…?と。
約束の1週間経ったらまたオークションされるのか?どうなん?と、疑問でした。

で、攻めの宗司と庸一との関係。
宗司はある意味洗脳されていたのが孝祐がキッカケに打破していくんだけど、なんだかなぁ…と。
最初、宗司は買われてきた男なのか、また庸一に身体を差し出してるのか…とドキドキしてたんです。
あの理由だけで宗司を支配する庸一の懐柔力が凄すぎ( ̄◇ ̄;)

そんな中、孝祐のキャラは良かったです。
頑張り屋なイケメンなのにまっさらな身体。
性格も真っ直ぐで、庸一・宗司・溝口とある意味変な人物の中、好感度高かったです。

中立…とまではいかないのですが、はまりきれなかったので『萌』評価で。

0

萌はある。でも細部が気になっちゃって……

電子書籍で読了。美麗な挿絵あり。

初っ端から、信頼していた先輩に騙されてオークションにかけられる主人公って、私が野原さんのお話に抱いていたイメージとちょっと違う……。おまけに先輩がやらかした不始末の損害賠償分としての人身売買なのに落札価格が『一週間で20万円』というのもちょっと微妙。筋が通っていない話だからと主人公が大暴れしたら(決死の覚悟だったのは見上げたものなのだけれども)制裁が緩くなっちゃうのも「ヤクザ、温すぎないか?」と思ったりして、やや乗りきれないままスタート。

良かったのは主人公三島くんの性格です。状況が最悪でも物怖じしない。おかしな話には後先考えずに反発する。まあ、無鉄砲の考えなしなんだけれど、真っ直ぐで正直。こんな三島くんに接しているうちに、桐谷が自分に嵌められていた枷を断ち切ろうと決断するまでの心の動きには説得力がありました。また、絵描きの桐谷が「(三島くんを)描きたいけど、人に見せたくない」と思うのは「デヘヘ」と照れ笑いするくらい萌えました(笑)。

絵描きさんの話は好きで、前述の部分以外にも、所々私の萌えツボを激しく揺さぶる部分があるのです。全体の続きトーンがもうちょっと単純だったら凄く好きなお話になったんじゃないかと思います。

0

甘々な話かと思ったのだけれど。

野原さんの前作『そらのだいじな旦那さま』がとってもツボだったことと、小山田さんの麗しい表紙に釣られ購入。

内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。





主人公はフリーターの孝祐。彼視点で話は進みます。
信頼していた先輩に裏切られ、オークションにかけられてしまう事に。
裸にさせられ、ビデオの前で自慰行為を強制させられ、そして彼を買ったのは社交的で温和な父・庸一と寡黙で無表情の息子・宗司の桐谷親子。著名な書道家でありながら、春画の画家でもある宗司の絵のモデルとして彼らの屋敷に連れてこられた孝祐は…。

というお話。

春画のモデルと言いつつも、ヤクザから守られ、親子二人に愛でられ、愛され、身体を拓かれていく孝祐。

というストーリーを思い描いていたのですが、予想を大きく裏切るストーリーでした。

父・庸一が働かなくても裕福な生活をおくることができる理由。
宗司が寡黙で感情を表に出さない理由。
孝祐をオークションにかけたヤクザの溝口と桐谷親子の関係。
といった謎を軸にストーリーは展開していきます。

初っ端から孝祐がオークションに続きかけられるシーンから始まっていて、彼を高く売るために性的に嬲られるシーンが。
また春画のモデルという事で、裸にさせられたり緊縛されたり、孝祐のエロティックな表情を出すために嬲られたりするシーンは多く、どちらかというとエロエロなシーンは多いのですが、そのどれもが孝祐を嬲る、という目的のためなのでエロいというよりはちょっと痛い感じ。

孝祐は先輩を助けるために自らオークションにかかることを決めますが、決して健気さんでもないし、可憐なタイプでもない。言いたいことははっきり言うし、気の強いタイプの青年なので痛いことをされっぱなしのわけではないのでさほど悲壮感はありません。溝口に襲われるシーンもありますが、ピンチの時はもれなく宗司が助けに来てくれることもあって、モブ姦が地雷な方でも大丈夫かな、と。

搾取されるばかりだった宗司が、孝祐と出会い、自らを取り戻していく様はすんごいカッコいいのです。
カッコいいのですが。

表の顔である書道協会からの迫害。
裏社会の溝口達からの追跡。
何の後ろ盾も持たない彼らが、それをどうかわし、逃げ切るのか、というのがこの話のキモだと思うのだけれど、その過程がややご都合主義的に解決してしまったのが残念だったな、と。
あと、本当の敵である「彼」に鉄槌が下されなかったのも残念。やっぱここはとことんまで落ちぶれた「彼」を見てすっきりしたかったな、と思ったりしました。

最後の描き下ろしはとても良かった。
全てをあきらめ、受け入れるしかなかった宗司が孝祐という存在を得て「自分」を取り戻す。その気持ちの変化が宗司視点で描かれていて気持ちがほっこりしました。
ただ、この描き下ろし、やっと幸せになった二人の緊縛してのエチシーンが描かれてるんですが、そのシーンを小山田さんの麗しい絵で見たかった…。

前半は気持ちが通じておらず、ただのモデルと絵描きという関係でしかなかったので甘さはなかったんですよね。甘々で、エロエロな恋人同士の緊縛シーンは、さぞかし甘くエロかったんじゃないかなと思うのです。

8

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