野原滋さんのレビュー一覧

「いじわる狐とハートの猫又」番外編 しあわせ日和 特典

新たな門出に向けて

本品は『いじわる狐とハートの猫又』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

つむぎが住み慣れた地を離れた日のお話です。

つむぎは清綱との出会いで
過去の自分の記憶を取り戻し
清綱と生きていくことを選びます。

そのため
つむぎを可愛がってくれた夫婦を思い
守ってきた地を離れる事になります。

当日は吹き抜けるような秋晴れで
絶好の引っ越し日和となります。

つむぎ…

2

愛されたがりの嘘つき 小説

野原滋  香林セージ 

ツンする理由が過去の傷

電子書籍で読了。挿絵有り。

『釣った魚には餌をやらない』のなら『いつまでも釣られない魚』になれば良いのではないか、と考えるのは一つの作戦ではあると思いますけど、でも『恋の駆け引き』って、椎名がやっているのよりも、もうちょっと軽やかなもの。釣り針にかかりそうでかからない様を装うのは、ゆとりがあるからこそ出来ることであって、そんな発想をしちゃう理由が『前の恋愛に傷ついた所為』であるならば、朝倉の…

0

いじわる狐とハートの猫又 小説

野原滋  山田シロ 

攻めの健気さに涙(´;ω;`)

作者さんもあとがきで書いておられますが、(ちょっぴり)いじわる狐であり、基本は溺愛です。特に含みや裏なんかは無く、ただただ受けを溺愛する包容力のある攻め。
結構切ない部分もありますが、物慣れた攻めと純粋無垢でちょっぴりおバカな受けの、やりとりにも萌えるこちらの作品。とても楽しく読めました。


内容です。
町外れの廃屋に住み、亡き主人達との約束で家を守り続けているつむぎ。彼は家を守り…

7

「いじわる狐とハートの猫又」番外編 しあわせ日和 特典

つむぎのお引越し

本編も好きですが、このショートがまた泣かせる。
記憶を取り戻し、無事攻め様と生きていくことになったつむぎが、今まで大切に守ってきた家を離れる日のお話です。

つむぎを可愛がってくれた旦那さんと奥さんのお墓をきちんと移し、もともとあったところには土地神様と交渉して社祠を作り、庭の花壇には手入れしてコスモスと菊を咲かせ、手作りの池にも水を張り・・と相変わらず健気な尾房(泣)。感謝しようといちゃこらする…

2

いじわる狐とハートの猫又 小説

野原滋  山田シロ 

攻め様の長期戦粘り勝ち一本!

タイトルから対象年齢外かも と思いつつ、野原先生だし と手に取ってみました。すごく読みやすく、モフ、せつなさMAXな本をお探しの、BLまだあんまり読んでないという方にはとってもオススメしやすいと感じます。私みたいにスレた腐でも、落涙ものでした!モフが好きだし、もっとも好きなパターンだったからかもしれませんが。本編200pほど+後日談デロ甘ショート24Pほど。

とにかく攻め様が健気です。ひたすら受…

3

そらのだいじな旦那さま 小説

野原滋  サマミヤアカザ 

甘々で溺愛

冷遇されて生きていて、父の命令により姉のふりをして時間稼ぎをしろという、いくらなんでも憎み過ぎじゃないかというくらい父親が酷いです。読んでいて空良(この時は捨という名ですが)が自分の運命を受け入れているというか、よく素直に育ったなと不思議に思っていました。何故かと思ったら空良が不幸だったという事を不幸と認識していなかったという事が後に分かります。

攻めである高虎側も最初こそ、受け入れ拒否をし…

3

泣きっ面にキス 小説

野原滋  森原八鹿 

最強のパトロン

電子書籍で読了。挿絵有り。

理想的なパトロンだーっ!
だって、経済的に支えてくれて、ご飯を食べさせてくれて、朝起こしてくれて、心の傷を黙って聞いてくれて、更に素晴らしいのは絵が解らないから作品に口出しをしないんですよっ!おまけにフィジカルな面も含めて愛してくれる訳ですし。最初の印象の悪さなんて吹っ飛んじゃいます。
そうなんです。後半になればなるほど、諒一が『攻め』ではなく『パトロン=支援…

1

契約恋愛 小説

野原滋  みずかねりょう 

愛しの言葉下手ちゃん

野原先生のこの間の「愛とは・・」が面白かったので、思い出して再読。
初めて読んだ当時は、読みが浅かったとしか思えないのですが
ふーん という大変失礼な感想しか無かったのです。
今読み返すと、ああ、こういう感じに書かれる先生なんだわーと至極納得。
色っぽい部分は少なめ、リーマン二人(片方コミュ障)が、
ゆっくり想いをつなげていく素敵なお話でじんわり~ほっこり~しました。
悪く言えば地味な…

4

年上の男性 小説

野原滋  小路龍流 

年の差ものの王道


モデルのバイトをしている知己(受け)は、兄の会社に忘れ物を届けた際に自分を見つめる男に気がつきます。
後日、サークルの先輩に絡まれているところに兄の上司という件の男・畔上(攻め)と出くわし、抜け出すダシに使います。
いきなり話を振ったにもかかわらずうまく合わせてくもらい、ことなきを得るのですが、そのことをきっかけに親しく交流するようになります。
家族から疎外感を感じていた知己は、ちゃんと…

5

暴君ウサギの過剰なご奉仕 小説

野原滋  椿 

安心して読める甘々コメディ(癒されます)

電子書籍で読了。挿絵有り。

気が強くて人情家の小っちゃい男子と、でかくて乙女の大きい男子の組み合わせ、おまけに幼馴染みと来れば、楽しいコメディへの期待は高まります。

小学校以来、ばったり再会した薫と正宗。懐かしさに一緒に飲んだ帰りに階段から落ちた薫を庇って、正宗は両手に怪我をしてしまいます。連れ帰った正宗の部屋は、ピンクとフリルに彩られた乙女チック仕様。聞けば、当初入った有名企業を退職…

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