田知花千夏さんのレビュー一覧

独占欲 小説

田知花千夏  田倉トヲル 

ダークでした(´◉ ω ◉`)

この物語の結末が気になり手に取りました。いや〜すごかったです…:(;゙゚'ω゚'):
面白いストーリー展開だと思いました!
好みは分かれると思いますが、物語全体では面白かったです!

真陽の異常な執着だと思っていたし、光が痛々しくて可哀想だぁ…って思っていたのに、まさかの。
光…君の方こそ異常な執着を抱いていたのだと分かって真陽を自分と同じところまで堕としたか…。

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独占欲 小説

田知花千夏  田倉トヲル 

深い

物語の骨格は、兄弟モノ、執着モノですが、うまくストーリーを作られていて、読んだ後にズッシリ重みが来るという、久しぶりに読み応えというか後からじんわりくるお話でした。

オチ(というか、ネタバレしない方が良いと思う)があるのですが、あぁ、そうよね、そうだったのか、と思う訳で、その後の二人を心配してしまう壁の気持ちになりました。
何よりも、非常な執着を表に出している弟はその通りに兄に執着している…

2

はじめてのひと(表題作 初恋中毒) 小説

田知花千夏  橋本あおい 

ズルい年上男

家族を失った幼い里久に「家族になってくれ」と手を差しのべた叔父の靖之。
それから10年。15歳という歳の差に戸惑いながらも、二人は家族という関係を、協力して作り上げていきます。
里久が靖之を好きなのだと打ち明けるまでは。

こちら叔父✕甥の歳の差ラブストーリーになります。

里久が想いを自覚した途端、二人の関係が崩れてしまうんですが…ここの里久の心理描写が、読んでいてとにかくツラいんで…

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独占欲 小説

田知花千夏  田倉トヲル 

逃げられるくらいなら

初読み作家さん。ここに登録されてる設定が思いっきりネタバレ。見ずに読んで良かった。(ガチ兄弟が登録されているが、自分的にはそこが明かされる場面も衝撃だった)

爽やかな表紙と挿絵の本作、なのになぜか最初から不穏な空気を感じる。ところどころ伏線っぽい描写にひっかかり、徐々にモヤモヤが濃くなっていく。よく分からないけどただただ怖いという、変な感覚に。

そして徐々に弟の真陽もその狂気を増してい…

4

はじめてのひと(表題作 初恋中毒) 小説

田知花千夏  橋本あおい 

攻が遠回りする話!

両思いなのに攻のおじさんが受の甥っ子から逃げて無駄に時間を過ごしちゃう話…
あえて「攻が遠回りする話」と言いたい!!

だってねぇ、
受の里久くんが不憫すぎます。

攻である千葉さんの、家族として年上としての立場もわかるけどさ〰でもさ〰
前半でさんざん里久を拒絶しといてさー
今さらさぁー!!
あそこまですれて冷めた青年に成長するしかなかった里久がかわいそうでせつなくて…

初…

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男子寮の王子様 小説

田知花千夏  高星麻子 

ウザいのが嫌な気持ちも分かる

2014年刊。
幼い頃にそれぞれ親に先立たれた為、祖父母の元で育った従兄弟同士の圭と翔太。
全寮制男子校に進学した圭の後を追って、翔太は猛勉強して同じ学校に進学した。
3年ぶりの再会に舞い上がって何かと世話を焼きたがる翔太に、遂に「ウザい」と豹変した圭は本心をさらけ出して…

幼い頃から「圭は俺が守るんだ」と意気込んでいながらも、翔太の一方通行だった訳だ。
手のひらを返されて相手にされ…

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独占欲 小説

田知花千夏  田倉トヲル 

一筋縄ではいかない複雑さ

2014年刊。
買ったはいいが、どうも屈折していそうな内容だなと数年積んでいた一冊をようやく読んだ。
ええ、頑張って読みましたとも。

…で、どうだったかというと、正直言って私には全てを理解しきれませんでした…
(ノД`)・゜・。

出だしでは快活な弟・真陽と根暗な兄・光という設定だが、どこが快活なんじゃい!?と序盤から真陽の執着心は全開だった。
この話が難解だったのは、現実と過去…

1

はじめてのひと(表題作 初恋中毒) 小説

田知花千夏  橋本あおい 

ハジメテ物語

年の差の二人の、出会いと別れ、再会モノ。

年の差にありがちな、大人(攻め)の方が情けない感じがなくてよかったです。
この攻めはとてもきちんとした大人で、自分をしっかり律していた。
でもだからこそ、受けとのすれ違いが起きてしまうわけですが……。

一方の受けも健気でとても可愛かったです。
受けが攻めに引き取られることになるシーンはとても感動的。
こんなこと言われたら、引き取るつもり…

1

はじめてのひと(表題作 初恋中毒) 小説

田知花千夏  橋本あおい 

前半はすごく好き

今、私に『いじらしい恋の話を読みたい』気分が襲ってきていまして。
自分が未熟な所為できりきり舞いしちゃう様な。
互いのためを思うばかりに、気持ちがすれ違っちゃう様な。
で、このお話は確実にそういうお話でした。

でも、このお話、どうも引っかかるところがありまして。
それは当て馬で出てくる東江の『豹変』なんです。
千葉と里久が再び近づくためにそうなったみたいに感じられちゃったんです。

3

もうちょっとで愛 小説

田知花千夏  のあ子 

のんびりほんわか

「もうちょっとで愛」
「もうとっくに愛」
「ちいさな愛のもくろみ」(SS)
の三部構成でした。

あとがきを読んで知ったのですが、前編(「もうちょっとで愛」)はデビュー前に書かれたものの再録だったんですね。
「右往左往しながらも好きなものをいっぱいに詰め込んで書いた記憶」があるとおっしゃるだけあって、「もうちょっとで愛」は、一つの作品としてきっちり構成されているというよりは全体がほんわ…

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