小禄さんのレビュー一覧

奪われた記憶で愛を誓う 小説

髙月まつり  小禄 

享年20歳から魂管理局にて始まる2ndライフ…を楽しむはずだったのだが

いや、高月さんの持ち味、テンポの良さは変わらずに面白かったよ。
2冊目が出るらしいと知って、前の登場人物メインの続編を期待していたのにな…

ちなみに2020年刊。
続編だから当然前巻もあります。
知らずに「え~いきなりこっちの本を買ってきちゃったよ~(;´Д`)」って人の為に、巻末の後書きにて駿壱さんからの魂管理局内の簡潔なレポートが載っているよん。

で、今回の話に今一つ入れなか…

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魂管理局より愛を込めて 小説

髙月まつり  小禄 

享年82歳から始まる魂管理局勤務ライフ

2019年刊。
ちょうど一年程前に発売された本だけど、続篇が発売されたのを機に買ってきた。

享年82歳で永眠する間もなく、魂管理局の世界に歓迎された義理父・駿壱の第二の人生は再会した養い子の一人、由との逢えなかった50年余りをこれでもか!!と埋める勢いの甘々バカップルライフだった。
冥界とも天国とも違う魂管理局の世界ってのは現世と違和感がなく、便利で居心地が良さそうだな。

そんな世…

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奪われた記憶で愛を誓う 小説

髙月まつり  小禄 

攻めも受けも良く分からない

「魂管理局より愛を込めて 」の続編になります。
今作だけでも読めるんですけど、前作の主役二人がかなり活躍する上に、何かと二人の世界に入ってイチャつきだす(←楽しいです)ので、読んでないと腑に落ちない部分があるかもしれないです。

内容です。
子供を庇って車にひかれ、若くして亡くなってしまった司。
気付くと「魂管理局」なる場所にいて、自身が局員として生まれ変わったと聞かされるんですね。

4

諸侯さまの子育て事情 小説

義月粧子  小禄 

お互いの価値観

美男カップルのお話でした。
受けは美女より美しいけどなよなよしていなく、賢くて剣の腕もあり意見をはっきりと言える人間です。
攻めは美男で逞しくて引退した父の替わりに、若いながらも領主として辣腕をふるっていてオーラがあります。
攻めは未婚ですが幼い息子がいます。攻めが若い時に火遊びで出来たので、引き取るまでに存在さえ知りませんでした。

あらゆる手立てで領地を広げる領主が、受けの父親が治め…

2

諸侯さまの子育て事情 小説

義月粧子  小禄 

妻子を溺愛する夫がカッコいい!

ほわほわ子育てストーリーなのですが、しっかりした人物像と政治的背景や地形などが細かく描かれており、
ほっこりだけでは終わらない読み応えを感じました。

同盟国同士のルドルフとフィネスは、関係強固のため婚姻を結ぶことになります。
ルドルフにはセオドアという一人息子がおり、
セオドアを通してルドルフとフィネスは関係を深めていきーー

一言でいうと、親バカ子育て日記です^^;
フィネスは…

3

花の名を持つ君と恋をする 小説

深月ハルカ  小禄 

えー

世界観が凝りすぎててオルティシアが「月の都」に行く迄はまだ大丈夫でしたが、都に付いてからは都市の構造とかは文章だけでは分かりにくかったです。挿絵がほとんど人物だけだったし、この作品の内容は漫画向けだと思いました。

壮大過ぎて長い割に中途半端に終わった感じがしました。オルティシアがジンの伴侶になって屋敷に一緒に住むことになっても、その様子は書かれて無いです。フィオーレという人間とは違う生き物を…

1

砂漠の王は精霊使いに悠久の愛を誓う 小説

月森あき  小禄 

「悠久の愛」のとおりに、とても壮大な物語でした

水不足により滅亡の危機にある砂漠の王国ー。
国の第一王子と水の精霊使いが共に力を合わせ、そんな砂漠の国を緑の大地へと変えてゆく物語です。

もうこれ、ストーリーとしてすごく読み応えがあって面白かったんですよね。
18才でありながら、何故か幼い子供の姿になってしまった主人公の謎しかり、力を合わせての国の復興しかり。
こう、同志である男達の熱い絆や忠誠心だったり、逆境からの勝利的なものがお好…

3

金の虎はオメガの王子を発情させる 小説

釘宮つかさ  小禄 

惜しい

攻めのオスカーがどう見ても溺愛してるのに、シャルルに自信が無い為か最初の頃は疑ってばかりの心情ばかりで読んでいてイラつく事もありました。
オスカーが心配させまいと余計な事を言わなかったのも原因だと思いますが、シャルルに隙があり過ぎるのも問題だったと思いました。境遇的に仕方ないにしても、発情の知識があまりにまも無くて危なかしいったら。

初めての発情が来てからも強情を張って仕事に行っては結局は…

3

孤独な癒し人は永久の愛を知る 小説

宗川倫子  小禄 

納得のいかない部分が……

2018年8月、宗川さんの書いた『触れて、感じて、恋になる』を読んで「え?これが第一作目?それは凄い」と思ったんです。すぐにちるちるの『好きな作家』欄にお名前を入れて、待つこと1年3か月。
……うーん、異様に膨らんだ期待が良くなかったのかもしれません。

主人公のリュカはクルカ島という小さな島で、病を治す『エクラの力』を持って生まれました。リュカは島以外では秘密にされているこの力を使って「沢…

5

孤独な癒し人は永久の愛を知る 小説

宗川倫子  小禄 

評価が難しいよ

こちら、主人公成長ものです。
病や怪我を治す事が出来る不思議な力を持った青年が、挫折や失敗を経て成長し、愛を得て幸せを掴むまで。
それらを丁寧に綴った、感動的なお話でした。

作者さんのデビュー二作目になりますが、デビュー作である「触れて、感じて、恋になる」がとても好みだった為、楽しみにしてたんですよね。
で、実際に、ストーリーといい設定といい、とてもツボ作品で面白かったんですよね。

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